講師ブログ

2019年3月10日

Q&A, コミュニケーション, ネット塾, ビジネスマナー, 保護者サポート, 動画添削, 受験, 古文, 塾サポート, 大学受験, 漢文, 講師ブログ, 進路指導, 面談, 高1, 高2, 高校部

どう選ぶ?動画添削で伸びる生徒、対面形式で伸びる生徒【高校生指導Q&Avol.11】

多くの高校生にとって、「動画」で「添削を受ける」教わり方は初めてではないかと思います。映像授業やPCを使った授業は、いまやあちこちにありますが、真花塾の動画添削では独自のポイントがあります。

動画添削には、ただ「課題を提出する」という通信講座の要素だけではなく、「文字情報」「文章」による講師との上質なコミュニケーションが欠かせません。

オフライン塾なら、「塾で勉強している間」だけの指導であることがほとんどなのですが、古文漢文特化ネット塾「真花塾」では、生徒の希望進路が本当に実現するまで、受験当日の朝、合格発表のその時間まで、「その生徒のためだけ」にきめこまかく対応しています。

今回は真花塾塾長の吉川が、動画添削のご導入を考えておられる塾長先生、そしてすでに指導を開始している生徒さんをお持ちの塾様に、動画添削で伸びる生徒、対面形式の指導のほうが伸びる生徒にはそれぞれどんな特徴があるのか、高校生指導8年目の経験を土台に、率直にお伝えさせていただきます。

1)3行以上のテキストメッセージもムリなく「読める」「書ける」

LINEなどに代表されるスマホを使ったコミュニケーションツールは、手軽でとても便利です。その反面、「短文」「スタンプ」いわゆる「スルー」になじんだ高校生には、講師からの課題送信&取り組み方の指示や、面談日時の設定など、大事な情報までもスルーして、すれ違いを重ねることがあります。

もちろん、新しい指導やコミュニティを受け入れ、自分の糧にできるまでの期間は、人それぞれです。講師も、その生徒の個性に寄り添うように尽くしています。ですが特性として、「文字情報が好きである」ことは必須に近いかもしれません。

もし、「講師とはよく会話が弾んで好印象だけれど、メールやLINE、電話でのやり取りには反応が鈍くなってしまう、またはなんとなく抵抗を感じている」という生徒さんは、オプションのzoom指導をご活用ください。

(添削とどちらをメインとするか、塾長先生と生徒さん、保護者の方と密にご相談させていただくこともできます。)

2)「返事すること」の重要さを知っている
先日、木村拓哉さんが「カゼを引くことは大罪だと思う」というコメントをしていましたが、私はテレビの前で「そうそう、ほんとそうだよ!」と膝を打って叫びました!笑

さまざまにコメンテーターが取り上げていましたが、

木村さんが言いたかったことは、

本来は自分で防げる、または気を配っておけば避けられることだ。やむを得ずカゼで思うような仕事の質にならず、遅滞などに陥った場合、一体誰にどんな悪影響が出てしまうのか想像しなさい。さらに、カゼを引いてしまったのだから自分は悪くない、と言えてしまう状況にあぐらをかけてしまうことへの怖さを知りなさい

ということではないかと私は思いました。

たとえばLINEの場合、手軽で便利で、言いたいことは時間を問わず言えます。その一方で、読みたくないときは読まなくていいし、言いたくないときは言わずに済ますこともできます。

大きな話では、

・決めた出願先と受験日程を知らせない
・面談後に志望変更したことを伝えない
・受験後、何度も聞かれるまで自分から合否すら言わない
など。

その結果、指導内容が受験する大学の傾向とがどんどん合わなくなるという受験シーズンのトラブルがあります。

これについては、とくに塾長先生なら誰もがその怖さをご存じだと思います。

ですが、このような生徒は、そもそも普段から「受け入れたいものしか見ない、受け入れない、返事しない」という強烈な、そして攻撃性のある静かなワガママを何度も続けているのです。

私はこれを「サイレントハラスメント」と呼んで、生徒に話しています。

(教育現場でのハラスメントは、先生から生徒に行われるものだと思われがちですが、実際はほとんどの場合、違うんです…!)

もちろん彼らは、ハラスメントなんてするつもりもなければ、性格も真面目で明るい頑張り屋さんたちです。私もそれはよくよく分かっています。

でもだからこそ、心がけてほしいことがあります。

視野を閉ざして、スルーを続けて、自分の価値を下げてはいけません。信頼されない行動を重ねてはいけません。

講師からの指導内容と自分の「受け入れたいもの」に齟齬があればあるほど、不合格まっしぐらになるのはあなた方です。そのことにあとになって一番苦しんでしまうのも、あなた方なのです。

でも、がんばろうと思っているのに、どうしても、スマホにメッセージが来ることに拒否反応があったり、返事をすることがしんどくてたまらなくなったとしても、それは決してあなたの性格のせいではないのですよ。

そこには、あなたの「文字ではなく実際に口頭で指導してほしい」という本当の望みが隠れているのかもしれません。ですから、決してムリをして動画添削受講を続けてはいけません。遠慮なく正直に伝えてくださいね。

そんなとき、私はまず、真花塾のzoomを使った指導をおすすめをします。それが私の責務だからです。

でも同時に、あなたに合ったオフライン指導塾の探し方もアドバイスします。もしかしたら他の有名映像授業の話もするかもしれません。どんな可能性も、一緒に客観的に探ります。

ですから、視野を閉ざさないでください。

大学受験が本当の意味で成功するかどうかについては、学力や素質を語る前に、素直さです。いつでも素直で正直な、誠実な高校生であってほしいと、心から願います。

2019年3月2日

コミュニケーション, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 裏千家茶道, 講師ブログ

ひな祭り。古典から”女の子の幸せ”に思いを馳せる【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

明日は3月3日、ひな祭りです。写真の菓子はその名も「蛤」。貝あわせ(貝覆い、ともいまは呼ばれます)に使われる蛤の、そのどっしり座ったようなたたずまいが素敵です。(このあと、濃茶とともに皆さんでいただきました)

もともとは貝殻のもつ本来の美しさを競う遊びだったようですが、だんだんとその貝の内側に絵や和歌が描かれるようになり、いわば”蛤の神経衰弱”ともいえる、一対の貝を探し当てる遊びとなりました。蛤は、その対になっている貝同士でしかぴったりと合わないことで、仲の良い夫婦をあらわすとされています。

私(真花塾塾長)がこの貝あわせを初めて知ったのは、『徒然草』百七十一段、「貝をおほふ人の、我が前なるをばおきて、よそを見渡して、人の袖のかげ、膝の下まで目をくばる間に、前なるをば人におほはれぬ。よくおほふ人は、餘所までわりなく取るとはみえずして、近きばかりおほふやうなれど、おほくおほふなり」です。


「自分の目の前にある貝には注意が向かず、ほかの会を見渡して、人の袖の影や、膝の下にまでキョロキョロやっているうち、自分の目の前の貝を人に取られてしまう。上手でたくさん貝を取る人は、そんなに人の貝の近くまで取ると思わせないようにして、自分の近くの貝ばかりを取っているように見えるけれども、ふたを開けてみるとたくさん取ってしまう。」

あぁー修学旅行でトランプの神経衰弱したとき、こんなことあった、あった!(笑)こんな鋭い観察眼を持つ吉田兼好ってすごい。

ほかにも、兼好には賀茂際の斎宮行列を見物して騒ぐ人々の姿を冷ややかに見るエピソードがありますが、このような貝合せのような「ゲーム」にも人柄というのはよくにじみ出ますよね。

さて、いまはこのような貝合せはもちろん、お雛様の七段飾りもなかなか見なくなりましたが、やはり女の子の健やかな成長と幸せを願うというのは変わりません。幸せのかたちも、蛤のように相性ぴったりの人に添い遂げる、ということばかりではなくなってきていますが、その分ひな祭りへの思い入れも人それぞれ、ご家庭それぞれだと思います。

お菓子をいただきながら、そして一服のお茶をいただきながら、自分の人生や将来、本当の望みについて、話し合うひとときになれば幸いです。

【今回の菓子】
銘:蛤
御製:とらや

2019年3月2日

古文を訪ねる, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 講師ブログ

御霊神社(京都市西京区)~橘逸勢”遺されていない”三筆【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

御霊神社は、同じ名のものが日本各地にあることでよく知られている。御霊信仰という、ある特定の人物の御霊や怨霊を鎮める目的で創建されたものや、5つの神(つまり「五霊」)を祀るもの、先祖の霊を「御霊」として祭るものがあるという。

ここ桂離宮のすぐそばにある御霊神社は、別名下桂御霊神社。祭神は三筆の一人、橘逸勢である。神社の創建からご由緒、そして、彼が何者で歴史上なぜ「御霊」とされるようになったのか、どのような人生を送った人物であるのかなどについては、下桂御霊神社をはじめとする多くの案内文(サイト)を参照いただければと思う。

実は、彼自身の手によるとはっきりとわかっているものはない。すべて「伝橘逸勢」とされ、真跡だとはっきりとわかる遺墨は全くのこされていない。ただし能書家であること、そして特に隷書(楷書)にすぐれていたことは、「文徳実録」に記述がある。

神社の能舞台には、彼によるとされる「伊都内親王願文」が掲げられている。くわしい解説つきで非常にわかりやすい。

すぐそばには、書聖を祀る神社とあってか、書道教室に通う子どもたちの習字作品が飾られている。書聖と子どもたち、そして平安初期を生きた官人と、現代を生きる児童たちのコントラストも新鮮であった。

境内には、この「書」だけではなく、もう一つ興味深いものがあった。奉納された能の番組である。

うっすらと《羽衣》が読み取れ、同時におそらくこの能舞台で、実際に観能が行われていたことがうかがえる。
(ちなみに先述の「願文」などは橋掛りに。)

この大木は樹齢400年のムクロジ(無患字)。種子は羽根つきの羽の玉に使われる木だそうだ。秋に訪れたときの様子も楽しみである。

最後に、ご利益をご紹介しよう。

合格祈願、書道上達祈願、就職合格祈願・・・。人生の節目にぜひ訪れていただきたい。

なお、『日本文徳天皇実録』には、逸勢の性格は放胆で、細かいことには拘らなかったとあるそうだ。大胆不敵に生きたであろう彼を思いつつ、子どもたちが境内で遊ぶ声を聞きながら、心静かに参拝するのも一興である。

2019年3月2日

古文を訪ねる, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 講師ブログ

桂離宮~四季の茶室に秘められた幾何学【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

桂離宮庭園は、郊外の住宅地に突如として広がる。いや、もとはのどかな瓜畑にあったのが、いまは「周りが住宅地になった」というべきである。

ガイドの方に随い、広い池泉回遊式庭園をぐるりと廻る。とても丁寧に、わかりやすく笑いも交えつつ、桂離宮の長い歴史と保存作業についても、とても詳しく解説してくださるので、ぜひただの観光としてではなく、庭を愛で愉しむという純粋な目的のために、これからも多くの人たちが敬意を持って訪れる場所であってほしい。

さて、お茶好きならきっと誰もが、趣向を凝らした4つの季節それぞれの茶室に関心を寄せることだろう。

だが、その前に外腰掛から。

門から飛び石伝いに渡ると、茅葺寄棟造りの、まるで肉厚の茸のような屋根を持つ、待合い腰掛けがある。実際に腰掛けてみると、目の前にはにょっきりと蘇鉄。薩摩藩の島津家からの献上だそうで、当時は大変珍しかったらしい。冬だったためにそれらの大きな蘇鉄たちには覆いがしてあったが、皮付きの丸太がそのまま使われている外腰掛の柱と相まって、しずかな力強い空間になっている。

州浜を見ながら、まずひとつめの茶室、松琴亭に向かう。

こちらも茅葺入母屋造り。その前にある切石の橋は多くの人の印象に残るものであるが、本当のところは、一生懸命に夢中になって渡るうちに無心になり、自然と席入りにふさわしい精神が作られる効果もあるのだろう。

「松琴」という銘は拾遺和歌集巻八雑上の

琴の音に 峯の松風 通ふらし いづれのをより 調べそめけむ

に由来するとのこと。

松風といえば、釜と沸く湯のあの音を、すぐに思いうかべる人も多い。桂離宮庭園の「冬」の茶室といわれるが、これは実は意匠だけにとどまらない。庭園のなかで、冬至の月の出の方位に造られていることが関係している。

賞花亭

「峠の茶室を思わす」とされる、夏の茶室である。小高い丘を思わせる高台から、庭園全体がひろびろと見渡せる。2018年の大きな台風による倒木で、「桂離宮庭園からどこを見ても、絶対にまわりの住宅や現代建築物はない」といえていたのが、あるお宅が少し見えてしまうようになってしまった。だが、自生する木を長い年月をかけて育て、またそれを覆い隠し、つくられた時代の風景そのままを維持するように計らわれている。ガイドの方が「庭園は生きている。庭師は、木を植える段階からすでに”数年後がどうなるか”が見えているのだ」とおっしゃっていたのが印象的である。

笑意軒

茅葺寄棟造りの屋根に杮葺の廂がついてある。これは田畑を耕す農夫をみることのできるのが特長のひとつだが、季節は夏。吹き抜ける風と、夜、手水鉢に浮かぶ月を愛でる時間は至福であることだろう。

月波楼

中秋の月の出の方向と一致する、秋の建物である。土間の右手からは池を望む形でとても見晴らしがよい一方で、左手からは池は隠れて見られない。このように風景の変化だけではなく、天井には船底を思わせる化粧屋根裏の竹の垂木が。見上げる人たちからも静かなどよめきが上がる。

ちなみにこの月波楼の方向には、書院群がある。とくにその古書院の二の間の正面に、月見台がつくられている。同じく中秋の建物だが、その名だけでなく、桂離宮庭園の敷地のほぼ中心に、正確に設計されていることからも、月見の名所を意識して作られていることがわかる。それらが高床式であるのは、かつてこの庭園に流れる水が桂川に通じているために大雨などで増水した際にも耐えられるように考えられたとのことだ。

桂離宮の「桂」は「月桂」の故事にちなんでつけられた地名のとおりである。庭園は、このように「月見」をメインにしながらも、それぞれに趣向をこらした茶室と書院群がならぶ。

桂離宮は「月の出」の方向をそれぞれ結んだ線が描く三角形と、月見台を中心に描かれる円とが融合した造られかたである。しかしそれだけでなく、茶室や書院、門や庭石のそれぞれに幾何学的デザインが多用されている。「鳥の目」で見る巨大な幾何学と、「虫の目」で見る繊細な幾何学、そして「魚の目」というべき、時代の変化に応じてきめこまかくなされる庭園の手入れや管理も、非常に興味深い。

2019年3月2日

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今こそ知りたい!受かる小論文のススメ【高校生指導Q&Avol.10】

古文漢文特化のネット塾・真花塾では、実は古文漢文の指導だけではなく、提携しているプロ講師の先生による、小論文動画添削指導も承ります。この柳田先生、医学部を含む難関大学にばっちり受かる!ための小論文指導を長年行っておられるのです。

今回は柳田先生に突撃インタビュー!合格するための小論文3つのヒミツをこっそりお教えします。

1、ニュース記事を詳しく盛り込む
「新聞とってないからムリです」と、さも知ったような口ぶりの高校生たちに喝!笑。アナタ、その握りしめてるスマホ、どんな風に使ってるのよ(^◇^;)

ネットニュースでいい、といいますか、ネットニュースが一番役立ちます。とくに海外のyahoo!ニュースを見てみると、新聞社による見解にとらわれないありのままの事実が見えてきます。

物事の日付などの具体的な数字情報もしっかり調べて、書けるように覚えておきましょう。自分の論はもちろん自分のものてすが、ニュースによって客観性が出るばかりでなく、しっかり事実を知った上での考えなのだと採点官に伝わるのです。

2、タイムマシン作戦を忘れずに
過去、現在、未来。これを英語文法の用語だと思ってしまうのは、ちょっと待った!

前にこんなことがあった、いまはこうである、だからこれからはこうなると思われる、という流れを忘れて、「いま」どうであるかばかりを書いてしまったり、「これから」どうなるかという自分の想像ばかりでは、論が飛躍してしまいます。ひとつの課題で、しっかり過去から現在、未来までタイムマシンでめぐるように考え、書くことが大切です。

そのためにも、いかに「過去起きた事実」であるニュース記事が必要か、きっとお分かりいただけますよね(^^)

3、型にガッツリはまろう
料理を考えてみましょう。初心者さんでもレシピどおりにすすめると、とてもスムーズに、そしていい状態に仕上がりますよね。

えー、みじん切りはめんどくさいからテキトーにでっかく切っといたらいいや!とかいって、そんなでっかい玉ねぎをハンバーグにいれてしまえば、見た目も味もイマイチ…。

だからレシピって大切なんです。小論文指導の場合、まずは先生が指示する「型」にしっかりはまるようについてきてください。

人それぞれ、本当の意味で身につくには時間がかかります。「書けた」から満足するのではなく、受験会場で一人で、時間内に合格する答案が書けるのかを常に自問し、それにふさわしいレベルアップに取り組み続けましょう。

最後に…番外編!志望理由書の受かるコツ

「〜たい」は避けます。「将来〇〇したい」ではなく、「〇〇する」と断言して、自分の意志を示しましょう。