講師ブログ

2018年9月18日

コミュニケーション, 古典教養講座, , 学び, 就活, 教養講座, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 講師ブログ

”日常”が芸術に?古典芸能と”声”のつながりとは【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

連載中の、2019年6月9日(日)開催:狂言の登場人物に学ぶ!役立つコミュニケーション講座inOBPアカデミアのPR企画「狂言実演講師・河田圭輔氏との対談」も第4回目に突入しています。物腰柔らかく紳士的に、インタビューに丁寧に答えていただける神対応で、私、吉川もテンション上がりっぱなしです!後半戦スタートとなる今回は、役者さんにフォーカス。「演じることの面白さ」についておたずねしてみました。

狂言は「会話」である

吉川(以降Y):私は実は、この講座は若手社会人の皆さんにこそ体験してほしいと思っているんです。いまの時代は「言葉」に対する過剰な反応が強くて、たとえば叱られるときにも強い言葉だけに過敏に反応して、恐れすぎてるということが増えていると思うんです。

河田氏(以降K):なるほど~

Y:今回のテーマ曲《仏師》の中でも、登場人物のやり取りを見ていただくとお分かりいただけると思うのですが、「叱られる」というのは、叱られる側の受け止め方しだいだということを、知ってもらいたいんです。

K:そうなると、能より狂言の方が向いていると思いますね。狂言のストーリーは、人間ってここまで逞しく生きていけるんだと、勇気を与えてくれるものだと僕は感じています。当日の声を出してもらうシーンも、けっしてただの暗唱や音読なのではなく、あくまで会話スタイルで「きちんと思いのやりとりがある」というのも面白いのではないでしょうか。

Y:それいいですね!ただセリフを読むのではなく、しっかり「会話がある」という・・・。
それと、お聞きしたかったのですが、河田さん自身が狂言を演じるときの、役者さんとして感じる面白さって何かありますか?

これぞ狂言という型を楽しみたい!

K:うーん。狂言を演じていて面白いことですか?狂言をしていて面白いのは、独特の型をつかって演じることが出来ることではないでしょうか。狂言はわりとリアルな人間模様を演じるのですが、独特の笑い方とか極端なお酒の酔い方を、実際に日常的にやる人はいないですよね。それを思い切りやれるというのは、演じていて楽しいです。

Y:うんうん(^^♪

K:過剰にお酒に酔っているシーンでも、酔っているからこそ人間の真の部分を表現できるような感じもします。お酒が何か人間のリアリティをみせてる気がして・・・。

Y:うんうん(^^♪
そういえば大きい声で、独特の「わーはっはっは!」みたいな笑い方も普段なかなかしませんよね。やはり、ああいう笑い方練習もされるんですか?

K:(やさしくはにかんで)そうですね(笑)

当日はおなかの底から声を出して笑顔になりませんか?

狂言というととにかく「大きな声」をイメージされる方も多いと思います。たしかにそのとおりだと思いますが、それ以上に「相手に思いを伝える声」「相手も思いもしっかり聴ける心」が大切なのだと知りました。「伝わる声」というのは、実は呼吸に秘密があります。声の呼吸も、狂言は特別だから、と日常から切り離して考えるのではなく、”日常”が(たとえば狂言などの)芸術になったのだ、という見方をしてみてはどうでしょうか。当日はこの「声」についても、台本を音読しながら秘密にせまります。

今回は、能とは違った狂言の面白さ・楽しさ、そして河田圭輔氏の考えなどにも触れる対談でした。優しい笑顔を絶やさずお話を続ける河田氏、その時折みせる真剣な眼差しが印象的です。対談シリーズも、佳境に入っていきます。最後まで、お付き合いよろしくお願いいたします!

真花塾にほん伝統文化プロジェクトは”明日使える古典”を、社会で活躍する皆さまにお届けする全く新しい古典教養講座です。

お申込み、お問い合わせは
→コチラ