講師ブログ

2020年4月12日

Q&A, コミュニケーション, ネット塾, 動画添削, 古文, 塾サポート, 大学受験, 講師ブログ, 進路指導, 面談, 高1, 高2, 高校部

2020年に新たにオンライン授業を導入する個別指導塾の先生へ【高校生指導Q&A vol.20】

まさかこんなことになるなんて・・・!と誰もが思う2020年が始まったわけですが、大きな変化に戸惑うのは生徒と保護者も同じです。

(逆説的にあえて「同じ」と申し上げます。どんな人にとっても未曾有の状況であることに変わりはありません)

さて、今回は動画添削&オンラインにて、古典に特化して大学合格指導をして3年目になる真花塾の吉川が、自分の経験を振り返りつつ、オンラインでの生徒指導を成功させるちょっとしたポイントをお伝えしたいと思います。

1)画面とメッセージで伝えきれないからこそ言葉を尽くす

オンラインの導入に踏み切るのを躊躇される先生方は、きまって「メールやLINEだけではこちらの意図もちゃんと伝わらないし、講師がいないのに生徒がちゃんと勉強をがんばっているのかも疑わしいし、しっかり理解できているのかもわからないですよね?」とおっしゃいます。

はい、その通りです。講師の目の前ですべて完結する対面授業とは異なりますから、まさにおっしゃるとおりです。だからこそプラスαで、創意工夫を積み重ねていくのが「プロ講師によるほんもののオンライン指導」です。

対面授業では、「ちゃんと」「しっかり」という感覚的な判断は、見守っている我々講師に委ねられました。「ちゃんとやりなさい」というあいまいな指示であっても、生徒のほうがその意図を汲んでくれていた、と考えることもできるのではないでしょうか。

(ものの本で、「副詞や擬態語ばかりを使って相手を指導しようというのは指導とはいえない」という内容を読んだことがあります。)

オンラインでは、そのあいまいさを払拭し、細かすぎるほど言葉をていねいに正確に駆使して、相手に自分の意図を届かせる必要があります。

例)

・いまは前の画面を見ててね。なんて書いてるか、読み上げてみてくれる?

・お手元にテキストはあるかな?◯ページを開けてね。

・この「大問1」は見えるかな?

・いまは青ペンを持ってノートに書き込んでね。書き終わったら「終わったよ」って知らせてね。

など。

「生徒がしゃべってくれるだろう」「返事してれるだろう」という安易な考えは通用しません。生徒だって画面越しに緊張しています。

気心の知れた生徒であっても、オンラインではオンラインの、新たな信頼関係を構築しないといけません。対面授業のように、勝手にしゃべり出してくれることはほぼありません。

また、問題と宿題のやりとりをする上で、メールやLINEでの文字でのコミュニケーションもおそらく増えます。(先生方のスタイルによる部分もありますので、必ずというわけではありません)

そんなときも、長文や書き言葉に不慣れな生徒たちに向けて、必ず「届く」「読んでもらえる」ように工夫してメッセージを送ることが大切です。

ポイント

・冒頭では必ずほめる、または「ありがとう」と伝える

例)宿題提出を確認しました。見やすく写真を撮ってくれましたね!ありがとう。

・返事がほしいときははっきりと書く

例)授業のながれを組み立てたいので、赤ペンで上書きしている「問題1」について質問があるかどうか、聞かせてください。明日の18時からの授業までに、準備をします。すみませんが、明日の16時までにお返事ください。お願いします。

・文面ではできる限りストレートには叱らない。

例)原稿用紙のマス目から思いっきりはみ出てしまっている字は、きっと小論文試験本番でも、大学の先生は読みづらく思うはずです。受験当日まではまだ数ヶ月ありますが、いまのうちから練習しましょう。せっかく提出してくれたのですが、はみ出た部分だけでも書き直して、もう一度メール添付してもらえませんか?今日の20時までにお願いできるととても助かります!

2)授業時間内で“プチ面談“を必ずする

幸いなことに、オンライン授業はご家族がご在宅中であることもほとんどです。お皿を洗うなどの家事をしながら、リビングでお子様と一緒に授業を聞いてくださっています。進路指導や学習アドバイスをする上で、非常に心強い状況です!

例)

・そういえば先月は◯△高校に興味があるって教えてくれていたけど、あれから何か気持ちが変わったことはある?

・毎日単語を覚える!と話してくれていたけど、いまも続いてる?今日は何番から何番の単語を覚える予定?

・明日は自習の日だけど、その時間でどの教科の、どんな本の何ページを勉強するか、予定は決めてあるかな?

ご家族もきっと一緒にお考えいただけますし、場合によってはそのまま保護者の方も画面にお顔を出していただけて、面談することができます。オンラインならではですが、ネット上にある情報やPC内にある資料をそのまま画面共有して、進路指導につなげることもできます。

3)講師がリズムよく話せばあっと言う間!に授業が終わる

「あっという間!」というのは「授業時間が短い」こととは違います。画面ごしに話すのは、それだけでとても体力を使います。80分授業がベースにあるとしても、その時間を守ることにこだわりすぎると長続きしない小中学生がいます。授業時間の柔軟な調整は不可欠です。

さらに、その濃密な授業時間を楽しんでもらうために必要なのはリズムです。序破急を意識しましょう。いつもの個別指導で話すペースの⒈2倍速で、間延びせずに話すことが大切です。一方で、生徒が考えている時間はたっぷり待つ。この使い分けがポイントになります。

気分はYouTuberです。多少大きな身振り手振り(顔を近くで手を広げて指を折りながら数を示すなど)でも、相手を不快にさせることはありませんので、講師側のエネルギーを満タンにして画面から生徒に言葉のビームを届けるような、明るく強い雰囲気を演出できると最高です!

オンライン講座
予約はこちら!