講師ブログ

2018年7月6日

受験, 古文, 大学受験, 講師ブログ

真名を意識した勉強で差をつける!

全国的に暑い、暑すぎる!というシーズンになってきました。古文・漢文指導特化のネット塾「真花塾」でも暑さが肌で実感できます。前回は「言霊」という言葉で綴ってみましたが、今回も似たものシリーズとして「真名」と、勉強法との関連をご紹介いたしましょう。勉強している「内容」だけでなく「名前」も大切にしないと、せっかくの心を込めた勉強も、点数に結びつきません。

まな?しんみょう?日本で古くから伝わる「真名」の考え方

真名という言葉があります。カタカナやひらがなといった仮名文字と対称に、「漢字」を「真名(まな)」というみなす認識が一般的です。「しんみょう」という呼び方もあります。古来の日本において、何気なく目や耳に入る「名前」というものは、特別なものでした。

平安時代においては、女性は身内や夫となる方以外には、本当の名前(真名=しんみょう)をあかしてはいけないことが常識でした。そのため男性が、女性にプロポーズするときには歌を利用して、相手の真名を聞くスタイルが取られました。女性からの返歌で、彼女の名前が書いてあればプロポーズ成立です。やったね!
古文を勉強している高校生たちであれば、和歌で見たことがありますよね(笑) 小野小町や平兼盛のがそれです。よろしければ勉強の合間にご覧ください。名前を知ることというのは特別な儀式でもあったのです。

名前には力がある!うろ覚え勉強はキケン!

いまでもお父さんお母さんは、お子さんへの命名にはとても腐心なさいます。どんなオトにしようか、どんな表記にしようか・・・^^
良い名前はきっと、子どもの将来に良い影響を与えてくれると信じている証でしょう。昔の日本では、ライバルの名前を無理やり縁起の良くない名前にして、貶める結果になったというケースがいくつもあります。
名づけられた名前には「何かをひきよせる力」があるということを意識した方がよいでしょう。
高校生の皆さんに意識してほしいのは、暗記学習で名前(ネーミング)をおろそかに扱ってしまうと、良くない結果を引きよせるかも!ということです。見直しや音読を怠ってはいけません。あともう少し頑張って質の高い勉強にすることができるという時に、うろ覚えが起きる可能性が高くなってしまいます。

受験問題で問われるのは紛らわしいものばかり

うろ覚えに注意するということは、決して珍しいアドバイスではありません。しかし、添削指導で大学受験を数多く支えてきた真花塾だからこそ、シンプルイズベストと言わせていただきます。試験で高校生の皆さんが泣きをみてしまうのは、紛らわしい用語や類似した言葉の区別ミスや誤字、脱字。古文・漢文に限らず、どの教科の勉強にも言えます。

私たち自身も、誰かに名前を間違えられると良い気分はしないものですね。目の前にある教科書や問題に取り組むときにも、同じような感覚で接してほしいと思います。一問一問で問われている解法や用語を大事にすることで、本番の得点力は間違いなくアップします。丁寧な学習ができる高校生は強いです。

まとめ

今回は添削指導の超・個別指導ネット塾「真花塾」が言葉や名前を大事にする勉強について少し紹介いたしました。暑さが増すと勉強の丁寧さが欠けやすくなります。志望大学をめざす高校生の皆さん、暑くったって勉強しましょう!こういう時にこそ丁寧さが必要です。