講師ブログ

2018年10月13日

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キッズから高校生までなんのその!指導を円滑にするテクニック基礎編VOL.2

前回は生徒さんを正しく評価する「ほめる」ということについて、基礎的なアドバイスを紹介させていただきました。第2弾となる今回は、成績やテストに対する評価方法についてのポイントを紹介させていただきます。点数そのもの以外にも気をつけることが多いというのが大事な認識になります。

テスト成績の目のつけどころ

私たちは、ネット経由の勉強サポートをする際に、塾長様へも全教科の点数管理をお願いしています。また同時に「コメントのしかたのコツ」についても細心の注意をお願いしたいと考えております。いかに正論であっても、何気ない一言で生徒さんの意欲やご家庭の感情を害するリスクも潜んでいます。返却されてくる答案や成績には、ぜひ次につながるコメントを生徒さんにしてあげてほしいです。

まずは生徒からリーディングする(情報をひきだす)

小学生・中学生でも同じですが、生徒さんが何も言わないときに、点数だけをみて評価をするのはNGだとお考え下さい。どんな点数でも、先生方から言葉でコメントする前に、まず生徒の感想を聞いてあげてください。ここで生徒さんの心身の状況がわかるので、心を折らずに、次への勉強に持っていけるかどうかの手がかりになるからです。例えば、真花塾・吉川だったらこうするという例を紹介いたします。

はい、先生、点数…。
「ありがとう。(ちらっと見て)どうだった?」

これだけです。

あとは生徒自身が、必要な情報や気持ちを、たくさん話してくれるので、その言葉に対するリターンを意識するだけです。どんな生徒にも真剣に聞いてあげましょう。たまに見当違いな感想も出てきますが、とりあえず聞いてあげてください笑。

ココが一番大事!成績は保護者様の最大の関心事項

「ご家族はなんて言ってくれた?」
意外と使えるセリフです。ご家族の感想に対して、リターンの言葉も多少は微調整する必要があります。

保護者の方の意向と違うことを述べたあと、実は生徒さんから「点数を見せたらお父さんお母さんに怒られた」という言葉があると大変です。たとえ私たちから見たらいい成績でも、ご家族の認識は異なっていたりします。ここは最もアンテナを張る必要があるのです。常に、生徒さん、保護者様、指導スタッフのバランスは意識しておいた方がいいでしょう。

たとえ小学生や中学生でも、けっして力で押さえつけず、あくまで「彼らが自分で伸びていく力」を引き出すのも大切です。毎回のひとつひとつの言動が「長く大学受験まで通える塾」の運営につながります。以上、真花塾・吉川から指導を円滑にするテクニック第2弾でした。

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