古文カテゴリー記事の一覧です

2018年9月24日

Q&A, ネット塾, 動画添削, 受験, 古文, 大学受験, 学校の課題, 漢文, 私立大学受験, 講師ブログ, 進路指導, 高校部

ちょっと耳寄り!高校生指導Q&A VOl.1

今年も高校受験にむけて中学生指導も佳境に入っているという塾様も多いと思います。高校受験生の合格に向けて一直線ですね。今回は、高校生コースを開設したばかり、これから開設するという塾様にちょっとしたアドバイスや耳寄り情報などを紹介いたします。

いま教えている高校受験生たちを継続にもっていくことがベスト

多くの塾様で高校生コースをもっている場合、中学3年生がそのまま継続するという流れを上手に作っています。まだ高校生を塾で迎えるときのシステムが不慣れな場合には気心がしれた生徒の方が安心です。難関高校・進学高校の場合、大学受験にむけて新しいスタートが始まります。上手な塾は、大学受験のパターンが多すぎることや、保護者や生徒だけでは高校のインフォメーションだけでは戸惑いが多くなることなど、中学生の段階から小出しに何度も、アプローチを変えつつガイダンスしています。

新高校生あるあるパターン

新中学生に比べて、新高校生は気のゆるみもあり、成績が下がってからようやく、入塾希望や問い合わせがあります。塾の卒業生も例外ではないでしょう。晴れて合格した後の開放感で気がゆるみ、入学式翌日にある実力テストではなんとも惨憺たる結果に。でも、そのころには実は「手遅れ一歩手前」の生徒もちらほら。
高校の授業ペースは早く、人間関係も不安。そして多くの高校は、入学後すぐに進路志望アンケートまで提出を求められます。こういう時にこそ、気心が知れていて、情報発信・アドバイスを小まめにしていた「前の塾の塾長先生」に問い合わせや復塾(入会)希望が出やすくなります。コツは具体的に「大変さを予言する」というスタイルの情報発信を行っていくことです。「あのときの先生の言う通りだった〜」ということに、必ずなります。

最初だからこそ約束事をしっかり

高校生コースはけっして「質問お答え型」にしないことです。いまは便利な学習アプリなどもあります。塾ですることと、自分ですることとの線引きははっきりと提示しておくことがポイントです。「わからないことはきいてね」とアプローチを始めるよりも、何を基に学習するか、学習時間の使い方(スキマ時間の工夫など)、どう情報を集めるのか、どんなアプリが使えるかなど、質問時の約束事をしっかりすることが貴塾・生徒さん両方のメリットとなります。

情報を基にしたコーチングを念頭におく

「生徒に合わせて」といいますが、あくまでもきっちりと塾主導で行うことが重要です。
徹底的な情報分析や、生徒の進路や目標に合わせた情報収取、学習習慣の定着にこだわったコーチングが理想的です。学校課題をしっかり丁寧にこなす方法の徹底と、問題がわからないときの対応の仕方を身につけさせた方が、大学生や社会人になったときにも非常に役に立ちます。意識して適度な距離を保ち「教えすぎない」ということも念頭に置くべきです。

定期テスト・模試の結果は記録する

テストや模試の返却時期を事前に把握し、生徒の成績を受け取り忘れることなどないよう、心掛けることが大事です。「テストを見せて」とあらかじめ伝えておき、その約束事は絶対としてください。中学の定期テストとは質が異なります。点数や点の取り方、偏差値など、指導に役立つ情報がいっぱい詰まっています。順位なども適度に意識させるには、生徒個人の勉強時間などとも照らし合わせて、それを面談材料にしてください。ベテラン塾にはStudyPlusなど学習記録アプリを併用しているところもあります。無料アプリですので、生徒さんにその都度見せてもらうこともできますし、塾契約で塾管理も可能です。塾長先生だけでなく、授業担当の先生も、その生徒の「全科目の勉強の進捗」を確認しておきたいものです。

自習利用を高校生に許可すると教室の空気が変わる

自習室で高校生が勉強するようになると、中学生・小学生ばかりの塾とは違い、明らかに年上の生徒が勉強しているので塾で私語・雑談が減ります。先輩の勉強の仕方を参考にと言う、学習アドバイスにつなげることもできるので高校生の自習利用はオススメです。高校生自身にも、勉強の習慣化というメリットがあります。「自習においで!」という声かけは意識して行った方が良いでしょう。もちろん自習室などの環境・体制も整えることが先決です。

一律のシステムではなく貴塾オリジナルの体制を

いまオンラインでは様々な情報・サービスやツールの類が豊富にあります。高校生指導あるいは塾そのものの経験が少ない塾長先生が、いざネットでいきなり環境を整えようとすると似たり寄ったりの塾さんになってしまう可能性が高いです。そうなってしまえば、個人塾より、大手塾やその地域で長年続けている塾の方が、はじめはどうしても強くなります。

よろしければ、事前に我々にぜひご相談ください。

貴塾のご様子や塾長様のご要望に合わせたサービスやツールの提案やアドバイスをさせていただきます。Facebookメッセンジャーでのお問い合わせフォーム・お電話など、お好きな方法で構いませんので、気楽にお問い合わせください。

その時に最適と思われるサービスや情報を提案させていただきます。どうぞご検討ください。

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【真花塾一般向け教養講座 ご参加お申し込み受付中!】
2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

2018年9月20日

コミュニケーション, 古文, , 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会, 講師ブログ

重苦しいイメージの裏側にある真の伝統芸能~河田氏と対談⑤~

これまで狂言や能との違い、時代背景や言葉、役者さんならではの目線など、真花塾の一般教養講座「第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ曲《仏師》」イベントPR企画の対談も、今回を入れて残すところあと3回となりました。お相手の河田圭輔氏には、私、吉川の質問に気さくに答えていただき、本当に感謝しております。第5回目の対談は、伝統芸能のイメージについてお話しいただきました。

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

前回の続き「笑う」ということについて

Y:河田さん、「わーはっはっは」みたいな笑い方、やはり感情のままに、というわけでなはいとのことですが、最初のころは、その笑い方もご指導をうけたりするのですか?

K:そうですね。稽古をしますし、師事いただいています。

Y:具体的には、どのようなアドバイスがあるのですか?

K:大きな声で出す必要はあるけど、不自然にならないように「力を抜け」というようなことはいわれますね。

重苦しいイメージとは対照的にリラックスが大事

Y:あとは、それぞれの型みたいな感覚になるのですか?

K:時代は違うけど、人間のリアリティみたいなものを表現するので、不自然さを出さないためにはリラックスすることをアドバイスいただきますね。本番でも緊張はもちろんしますが、いかに自然体で行えるかが大事になります。

Y:じゃあ、緊張している間は、まだまだ未熟という感じになるのですか?

K:そうですね。

Y:仕舞や日舞などでも同じようなお話を伺いますが、そうなると「緊張しました」というコメントは、もしかしたら本来はほめてあげられるものではないのかもしれませんね。「まだ緊張してんの?」って(笑)

K:(笑)。緊張しているのは一生懸命な証だとは思うのですが、役者や何かで人前に立つには、さらにもう一歩こえないといけない境地みたいなものがあるかもしれません。

誰でもイベント参加可能!狂言のセリフは対話することが大事

Y:イベント当日なんですけど、狂言という伝統芸能に参加することに腰が引けてしまうというご意見と、参加しても大丈夫ですか?という問い合わせもあるのですが、これについてはいかがでしょうか。

K:難しく考えないで、台本を複数人で読むという楽しいイベントだと思って、ぜひお気軽にいらしてほしいです。ただ読むというより、数人でセリフのトーク(やりとり)を実際に行うという感じです。おしゃべりが好き、お笑い話が好き!という方にとって、とくに楽しめるのはないかと思います!

Y:なるほど!難しく考えずに、会話すという感覚を参加される全員で楽しめばいいわけですね。

一般教養講座は、力強く生きてこられた先人たちの痕跡を狂言というスタイルを通して再現するものです。会話や笑いを通して、日常生活を見直すきっかけになれば?と真花塾は考えております。今後も定期的に続いていく一般教養講座について、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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2018年9月14日

古文, 古文を訪ねる, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会

11月1日は古典の”記念日”

高校生や一般の方・大学生の方など、古典の情報発信を真花塾は心掛けております。開校当初から、先人たちが現代にまでつなげてきた文化や伝統のリレーを絶やしたくないという思いを持ち続け、いまがあります。そのため、受験古典の指導者の身ではありますが、真花塾代表の吉川も定期的に古典や古典芸能のなどの情報収集に努めています。今回は私が近々参加する予定のイベントいついて、少し紹介いたします。

ご存知ですか?11月1日は「古典の日」

いまではコンピューターを始めとするITが普及したことで、さまざまな史実がいつ起きたのか、それはどんな日だったのかなどを、正確に知ることができます。何気なく過ごしているような365日も、歴史をたどると毎日「何かの日」ということになります。
11月1日は古典の日と呼ばれることもあります。紫式部の記録に、11月1日に『源氏物語』に関する記載があったことが端を発しているようです。また11月1日には、教育の日だともされています。学びの秋さながら、この日は学びにあふれている日と言えるのかもしれません。

11月1日に古典フォーラムが京都で開催

歴史的な建造物や人物にまつわる事柄多い関西エリア。イベントも多く行われています。今年も京都では「古典フォーラム」が開催されます。無料で参加もしやすく。誰もが和歌や古典文学、または、そのゆかりの場所に関する講演を聞くことが出来ます。文化的な意味合いが多い11月1日、足を運んでみる価値が大いにあります。古典の重要性を日ごろから口にしている私からしても、とても興味深いフォーラムで、今年こそはと参加することを決めました。

「いま」という日の土台を振り返りませんか?

仏教的な思想にもよるのではと思いますが、生きるということは命のリレーが続いていることの証なのだと言われることもあります。もしなにかの理由で、それが途中で途切れてしまったら、いまの私たちは存在していません。いまの私たちに繋がっている一日一日の繰り返しをたどっていくと、かならずさまざまな、歴史上で話題になった時代にぶつかります。その過去の一日の積み重なりにより、古典芸能は生まれました。いまの私たちのご先祖様が目にし、耳にしたであろう文学や作品に触れることが出来る一日として、11月1日を迎えるのもよいと思います。

今回は真花塾の吉川が古典イベントの一つを紹介させていただきました。ちなみに当塾では、一般向け古典教養講座を定期開催中です。詳細は以下をご覧ください^^

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2018年9月13日

ネット塾, 中学部, 動画添削, 古文, 漢字変換能力, 漢文, 講師ブログ, 高1, 高2, 高校部

国語読解力アップの「いろは」は漢字から?

先日、国語指導で高名な出口汪先生のセミナーに参加し、お話を伺いました。長年多くの学生に携わり、言葉の重要性を説くお姿は、いつお見かけしても「私はもっと頑張らねば!」という気にさせてくださいます。今回は真花塾が考える国語の勉強、読解力のポイントについて紹介させていただきます。

語彙力こそが読解のクオリティアップのカギ

先日のセミナーでも取り上げられていましたが、勉強にとって欠かせない要素は、なにをおいても読解です。読解は、ベースとなる基礎知識や語彙力がものを言います。特に漢字の語彙をおろそかにしては危険です。読解の確かな力があれば、勉学以外の場面でも(たとえば日常勝においても、仕事でも)正確に情報を吸収することもできるし、もちろん小中高生のみなさんにとっては、設問を解く際の冷静な判断につなげることも可能です。その恩恵は教科を選ばないということも、間違いないでしょう。

いま一番注目すべきは「漢字変換能力」

真花塾で古文漢文の勉強の始める中学生、高校生に、いつもいつも言っているのは「漢字変換能力」です。

これこそ独自の語彙ですが、当塾では
古文では「ひらがな表記の語彙をいかに適切な漢字語彙に変換するか」
漢文では「その漢字から作れる漢字熟語の中からいかに文脈に沿った適切なものに変換するか」
という力のことを、漢字変換能力と呼称しています。

一時期は漢検ブームなど流行していたのですが、最近は漢字が得意、好き!というこどもたちはだんだん少なくなってきてきます。もし「好き」「得意」という人がいても、それはただ漢字を覚えている、ということに過ぎないことも多々あります。

脳科学的な側面から考えてみると、彼らが漢字をどうも絵文字のようにとらえて、「形を正確に書けること=できること」だと感じていることに起因するのではないかと思います。

漢字テストも「読む」「書く」が中心で、その熟語や語彙の意味までを問うものは、とくに小学生低学年向けにはなかなかありません。

ちなみに、私のおすすめする漢字練習に最適なテキストは
・水王舎『出口先生の頭がよくなる漢字』シリーズ
・奨学社『ハイレベ100小学〇年』の漢字シリーズ
です。

読解に力を入れている塾さんでは鉄板テキストですが、やはり漢字学習(それも教科書で扱われる以上の読みや語彙)といえばコチラです。!

いかん話がそれてる(笑)、お話を戻しましょう。

真花塾オリジナルの指導法「いろはうた」の品詞分解

古文学習のはじめの一歩で、真花塾が中高生にいつもやっていただいているのは「いろはうた」の品詞分解です。 「きいたことある」レベルの人が多いかと思いますが、この「いろはうた」は使い方次第で、とてつもない効果を発揮するのです。

いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うゐのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす(ん)

これ、実はれっきとした古文の文章なんですよ。すごいでしょ?(知ってる方はご勘弁)

例えば・・・

いろ=色
にほへ=匂へ
ちり=散り

色がきれいで散りゆくものは、花、ですね?
ではたねあかしを・・・と言いたいところですが、

すみません、ここから先の指導は企業秘密です!お問い合わせはコチラまで(笑)

音・耳・目・気持ち・・・全身で学ぶ

「いろはうた」を筆頭に、真花塾は、生徒さんひとりひとりのこれまでの古文の学習状況を考えて、いろいろな切り口で楽しく古文を攻めてます。中にはそのうちすっかり「いろはうた」にハマった高校生もいて、それに秘められた仏教観についても紹介し、意見を交わしています。

でもそのはじめも、やはり「漢字変換能力」なのです。

漢字、あなどるべからず。

語彙を大切に、徹底的に!

そして古文を、日本語を、ぜひ私と楽しみましょう!

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2018年9月11日

コミュニケーション, 古文, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会, 講師ブログ

セリフを読んで初めてわかる時代背景~河田氏と対談③~

さて、前回は異様なテンションで「ござる調の一般教養講座」について、「ござる」「ござる」トークを繰り広げた河田氏と私、真花塾の吉川ですが、今回は時代背景に関する一般教養講座の特徴についても触れてみました。現代の環境にありながら、「なぜ古典芸能が多くの人の心をひきつけるのか?」という理由についても言及できるのでは、と考えています。

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

時代の背景が知りたいという方にもオススメ

吉川(以降Y):「ござる」口調について、きっとおおまかに理解できました。さらに詳しくは、講座のあとの茶話会で取り上げてもいいですね!では、次の質問にいきましょう。時代背景も知ることができますか?という問い合わせもきています。

河田氏(以降K):時代背景ですか?なるほど~

Y:ただ読むだけではなく、ガイダンスなどを通してのプラスアルファに関する興味ともいえますよね?

K:確かに、狂言の会話中には、その時代の文化についてのものがありますから、その時代の特徴を知るきっかけとしても面白いと思います。

時代の空気を感じる狂言トーク

K:例えば、作品によっては男女間での和歌のやり取りが入っていたりします。連歌は、時代によっては戦国武将や千利休みたいな影響ある文化人も嗜んでいたものですから、時代時代の特徴が強く表れています。

Y:平安時代では、上の句・下の句のやり取りでプロポーズにまで利用されていたくらいですから、面白いですよね。

K:歴史好きの方にとっては、連歌や和歌の一節だけでも興味深い時間にはなると思います。

Y:歴史好きの方は、本当、そういうの詳しいですから、私も期待しています。

登場人物のキャラクター設定にも着目

K:時代背景を知るきっかけとしては、登場人物にも着目してほしいですね。出家された方とか山伏とかいった生い立ち設定も、その時代特有のものが強いと思います。

Y:そうですね。そういえば、狂言と言えば、中世の時代の人から見えている世界がセリフから推測できますよね?その時代の人になりきって、大きな声でセリフを読むというのは貴重な時間になりますね。

K:そうですね・・・・

こういう感じで、私、当日コーディネーターを務めます真花塾吉川と、講師の河田氏はトークにのめりこんでいます。途中、それちゃうこともありますが(笑)

10月下旬の一般教養講座、まだ席に余裕がありますので、気楽にお問い合わせください。大学生から年配の方まで、毎回いろいろな方が参加してくれています。よろしくお願いします。

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2018年8月26日

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音と文学のコラボにふれるひと時「宝塚観劇」

先日、久しぶりに気分転換に宝塚に出かけてまいりました。高校生の皆さんに、将来や夢の大事さを語っている以上、人生なんでも学びが隠れていることもお伝えしたい!そのため定期的に、いろいろなところに足を運び、見聞を広げることを意識しております。宝塚は以前からも通っておりますが、日本が誇るエンターテイメントだけあっていつも、「よし、エネルギーをもらって頑張ろう!」という気にさせられます。

今回は真花塾の吉川が、宝塚の魅力について「語り」ます(笑)

宝塚にしかない空気

海外のブロードウェイミュージカルに例えられる宝塚ですが、やはり女性のエネルギーが強く感じられる場所です。もちろん男性のファンもたくさんおられるのですが、女性比率の高さは、観劇前後の大劇場のロビーのにぎやかさ、華やかさなどを見てもよく感じられます。

また、舞台の生演奏と歌声で演じられるストーリー、音や光がさく裂する中でのダンスパフォーマンスは、やはり日常では考えられないものです。「夢の世界」と評されるゆえんでもありますね。普段は古典作品を音読しているような私にとっても、新鮮な音や光のシャワーにウキウキします。

古典作品や現代アニメなどのアレンジも多い

真花塾では一般の方向けにも、古典作品の教養講座を行っております。宝塚作品は王道のような有名な作品ストーリー(巌窟王やベルサイユのばら)以外にも、さらにそれらを現代風にアレンジされたシナリオが本当に多いです。日本の古典作品の中では、「義経千本桜」や「里見八犬伝」に始まり、「るろうに剣心」「戦国無双BASARA」といったアニメ・ゲームものまで、まさに何でもありです。

だから、世代を問わず性別も関係なく、なにかとっかかりになる作品が必ずあります。このようなエンターテイメントはなかなかほかに存在しません!きっと経験する価値はあると思います。

お気に入りは「あかねさす紫の花」

古典作品に触れあい、古典芸能や作品を大事にしていきたい真花塾吉川のお気に入りです。初演は1976年から始まり、それから何度も再演されているシナリオです。日本史にも出てくる有名な中大兄皇子、大海人皇子、額田女王にまつわる恋愛模様が表現されていて、何度でも観劇したくなります。

タイトルでもあり、そして主題歌にもそのまま引用されている

あかねさす紫野行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る

という額田女王の歌にも、ぜひぜひ着目です。万葉集にありますが、女性ならではの心の動きが感じられて、「おぉこんな気持ちってあこがれる!」「わかるわかる!」と印象に残っている女性もいることでしょう。

今は天智天皇の妃の一人になっているけれど、大海人皇子も私も、実はまだお互いに気があって、彼は袖を振って好きだと伝えてくるわ。そんなあちこちで袖を振っていたら、見張りの人がこれを見てしまい、私たちの秘めた恋がばれてしまうじゃないの。

結構ドキドキな内容ですよね( ´∀` )

古典は難しいという高校生は多いと思いますが、歌に込められている気持ちは、いつの時代も同じなんだなと、共感できるものは少なくありません。むしろ、めっちゃ、多いんです!

ほんとは「あかねさす」は枕詞で、とか、本当は隠れて呼んだのではなく、あえて自ら終わった恋の歌を宴の場で披露したのではないかと言われているんですよ、とかいろいろ言いたくなるのが職業病です(笑)。でもこんなとき、究極はただただ詠み手のココロを感じる、それでOKなんだと思います。

今後も続々でてくるシナリオが楽しみ

高校生専門のネット塾・真花塾では、昔の日本の娯楽であった古典芸能や狂言の面白さをもっと伝えていきたいと、日々考えております。そのため宝塚の作品は、すごく参考にもなるし、エネルギーをもらっています。

娯楽、つまり多くの人に訴えかけるエンターテインメントを、いろいろな角度から作品へと昇華させ、さらに100年以上も提供し続けることは、本当にすごいと思います。手塚治虫さんが宝塚歌劇の大ファンだったということから、「ブラックジャック」の演目までありますよ。自分も固定概念をもたず、いろいろなアプローチで魅力的な講座(授業)をつくる姿勢を現場でも貫きたいと思う、エネルギーいっぱいの吉川でした(笑)

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》