面接練習カテゴリー記事の一覧です
2019年6月28日
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夏休みだからこそ場所を選ばない動画添削!

こんにちは!真花塾塾長ヨシカワです。
今年の関西の梅雨入りは、ついこのあいだ。いよいよこれから本格的に雨が続きます。
夏休みの大敵はなんといっても豪雨に台風。
急な警報や交通機関の乱れにより、学校だけでなく塾も休講にならざるを得ないこともあります。やった休みだ!と思えるのは、はじめのほんの一瞬だけ。とくに大学受験生にもなると、とても複雑な思いを抱えます。
■あー授業の進度が遅れちゃう。小テストの日程も変わるなぁ。
■家で頑張るったって、いつもは自習室にいるから家でやる習慣がない。どうしたらいいんだろう。
■振替授業っていつになるんだろう。早く決まらないかなぁ。
私がこの真花塾を、京都市内で開いた対面形式の塾からオンライン塾にリニューアルし、いちばん安堵したのはこれら皆さんの抱える葛藤の解決が図れたことです。
■ネット環境さえあれば家も「最高の勉強場所」になる
■youtube動画やLINEメッセージで、心配なときもリアルタイムに「勉強面を」励ますことができる
※もちろん定期的なzoomによる授業や面談も。
これらはごくシンプルなことですが、私がいちばん大切にしていることは「勉強面」を励ますことです。
ある超一流といわれたプロ野球選手の名言に、「仕事のストレスは仕事で発散する」というのがあります。
受験生ならば「勉強のストレスは勉強で発散する」というレベルに持っていけば最強です。
安易な気分転換につきあってしまったり、こちらがのんきに雑談や愚痴をきいてしまっているうちは、彼らはほんものの受験生にはなれません。
よく「実際に会ったこともないのに」「画面ごしのコミュニケーションなのに」と、ネット指導のデメリットを挙げられることがあります。そのとおり、まさにおっしゃるとおりです。
でもだからこそ、私は対面で授業をするときの5倍のエネルギーを意識して、彼らに動画とメッセージを送り続けています。たとえ「なにも連絡をしない」日も、彼らのことを忘れたことはありません。
一人ひとりに合った、踏み込むべきタイミングを見極めたり、ここぞ!と思うときに声をかけたり、彼らが自分から課題を送ってきたり、連絡をくれるのを待っています。
もうすぐ夏休みです。高3生は一日12時間の勉強に挑ませなければなりません。そんなとき「家では集中できないから塾をずっと開けてほしい」と願い出る受験生もいるそうです。でもそれが果たして現実的なのか、本当の意味で受験生にとって有益なことなのか、大人の立場としてはやはり疑問に感じます。
それに、どれだけ要望に応じようとしても、悪天候になってしまえば身の安全が先です。ではどこでかんばるか?そういった意味でも「家でできる」生徒になってほしい。
いい意味で「ひとりでも大丈夫」と言える自信をつける夏休みを過ごし、ますます勉強内容もそれに向き合う姿勢も、ほんものを目指して高めていってほしいと思います。
2018年11月8日
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祝・合格!高校商業科から商業大学経営学部へ 高校生指導Q&Avol.5

生徒と心を込めて向き合い、毎日指導をしていると、その集大成として合格のお知らせはやはり感慨深いものです。今回は資格取得を武器に、志望理由書と面接で合格した高3女子をご紹介します。高校生指導の一面として、おもに塾長先生方の参考となれば幸いです。
私たちと彼女の出会い~意外な塾を継続する理由~
彼女は中3から塾に通い、「商業科に行くけど絶対自分は自習室とかがないと勉強しないから」と言って高校継続しました。当時としては珍しく、「卒塾するものだ」と思い込んでいた私たちはとてもびっくりしたものです。
案の定、テスト前に持ってくる「質問」は簿記に関することがほとんど。こちらもその都度、何とか調べながら乗り切った、という印象です笑。
使えるものは使い倒す!女子高生の工夫
そんな中、彼女の工夫や勉強姿勢は、決して塾利用だけではありませんでした。それは、学校の先生との放課後特訓です。自分から、何曜日の何時からとお願いして、部活の吹奏楽を続けながら、簿記などの資格取得を両立していました。
塾であれ学校であれ、彼女の力となって利用できるものには貪欲にぶつかっていく、彼女の取り組みは新鮮でした。
そして、その資格があれば受験ができる大学とその方式を自分で探し出し、高3の9月にあらためて、いつもと違う様子で私のところにやってきました。
大学受験にむけてのスタート
「先生、高校受験のときに面接練習やってくれましたけど、大学受験でもお願いできますか?」
私は、これまでの彼女の頑張りを知っていたので、まずは志望のきっかけを聞きました。
「友達に誘われてオープンキャンパスに行ってみて、そのときは自分の志望学部とは違う、経済学部の体験授業を受けたんです。でも、それが面白かったんです!」
そうかそうか(^-^)でも、それだけ聞くと、どうしてその経済学部に行かないんだろう?と感じてしまうけど、それはどう思う?
「そこなんですよ!なんか、そのときにやってたのは阪急が電鉄とデパートとを結びつけて経営してて、それがどう経済に影響したかって話だったんです。で、自分は経済じゃなくて、もしこれが経営の目線で考えたら、面白いなと思ったんです!」
彼女自身のご家族が経営者だったことも影響したようで、小さいころからのご家族の経営の様子を語ってくれました。生まれ育った環境、交友関係の中での気持ちの変化、将来に対する意欲、いろんなものがあいまって、彼女は強い受験生として私の前に現れたというわけです。
そのあと、度重なる試行錯誤を経て、志望理由書と面接対策に取り組み、彼女は無事に志望した大学に合格しました。
塾経営としてはこう見る!塾長先生方へのアドバイス
高校3年間を通じて、塾として本格的に彼女をサポートできたのは、本当のところテスト前と、この受験直前期だけです。高校の商業科、私たちも慣れないことで、やはり対応には苦心しました。
ですが、振り返って思うことは、安心して勉強できる時間と場所とを提供できたことと、大学の志望が固まるきっかけと面接での伝え方を教えてあげられたことは、塾として価値があったのではないでしょうか。
そして推薦入試による高校受験が終わった後の、高校生になってからの勉強量の多さや難しさに、事前に「高校0年生」としてガイダンス的にふれておいたことも大きかったです。それが彼女とご家庭が塾を続けたい!と思っていただける理由に繋がりました。
塾にいつでも通える環境のほうが高校生の勉強を乗り切れると判断しての塾継続リクエストだったわけですね。
最近では高校入学時から、推薦入学を希望されている高校生や保護者様も多くなりました。また、高校部をすでに開設しておられる塾様も、大学合格は評定平均に大きく左右される推薦入試で、とはじめから狙っていく戦略とそのサポートのための塾利用を提案するというのも、パターン化しつつありますよね。
これからも高校生コースを運営・模索される先生方のお役に立てるよう、情報発信してまいります。
2018年10月18日
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受験期のイレギュラー相談にお困りの塾長様もがっちりサポート!高校生指導Q&Avol.3
本日はNY高校部LIGHTの説明会に多くの塾長先生にご参加いただき、ありがとうございました!ふだんお会いしている塾長先生方、初めてお会いする塾長先生方からも貴重なご意見・ごご関心をいただきNY高校部一同、気持ちを新たに取り組もうとしているところです。さて、今回は直近で「今年の受験期」まで、毎年よく起こるコトをご紹介致します。現在高3生・浪人生の受験生をお持ちの先生方、これから高校生コースを持つ先生方のご参考になれば幸いです。
1)公募制推薦入試の準備
今月から来月にかけての出願で、受験は11月(遅くて12月)です。塾様としては「合格したら卒塾」なのか「一般入試まで頑張る」のか、気がかりなところですよね。「じゃあ生徒に確認しよう!」というのは、ちょっと待ってください。彼らは受験の合否そのもので頭もこころもいっぱいです。たずねても「うーん・・・」と考え込むか、プレッシャーになるあまり、なかには泣き出す生徒もいます。
(生徒は「滑り止めなのにもし合格したら入学金を納めないといけないから家族に迷惑では?」など、彼らなりにさまざま考えてしまうものです)
ですから、いまからの時期は保護者の方に連絡をとって「もし合格したら」「もし不合格になったら」のお話は済ませておくのが無難です。
2)指定校推薦入試の対応・ケア
校内推薦をもらった時点で、ほぼ合格は確実です。私は昨日「先生のおかげでもうほぼ決まりましたので11月末で卒業します」と、生徒のお母さんからお手紙をいただきました。お、お、お母さんちょっと待って、面接入試がありますよー(笑)と思いつつ、12月以降の講師&生徒配置などの「来年度の準備」が確実にすすめられることに感謝をしました。あとは面接練習です!ここの対応を如何に丁寧に行うか、生徒・保護者様のケア次第で紹介入塾の可能性が変わってきます・
3)出願大学・学部学科とその日程を絞り込む!
ここは「生徒を放っておいたら無茶な試験スケジュールを組む可能性が高い」と念には念を入れて、懇切丁寧なフォローが必要です。
その方法は、生徒さんの志望と体力、ご家庭のご要望(入学金納入時期を含む)をよく聞き取り、判断するのがいちばんです。いまは「センター試験併願」「ネット出願」が割引価格で受験できるなど、その仕組みは複雑です。ひとくちに「複数併願」といっても、その定義は各大学によって異なります。
あとから生徒がお金面で「損した」という印象を持たないように、我々も願書や受験のしくみは調べておきたいところです。ちなみに学校の進路面談では、よほど丁寧な担任の先生でない限り、このようなアドバイス(特に私立大学志望のケース)は受け取れません。塾様がご家庭にできる「最後のお手伝い」になりますし、それは必ず評判、口コミになります。
注意:私立大学の「センター利用入試」、生徒はとにかく「とりあえず受ける」と必ずといっていいほど言います。また高校の方針として、進学希望は必須と言う場合も多いです。単純に、学校の先生がすすめておられる場合もあります。詳しくは個別でご質問に応じますが、多くの場合は「とりあえず」でうまくいくものではないと、ご承知おきください。
4)入学手続きの日程を再チェック!
気をつけなくてはいけないことが、大学入学手続きに関するトラブル相談を受けることも念頭に!という認識です。意外なことに、入学手続きに不備になって、大学入学できないということも過去に数例ありました。
大学の入学手続きは2段階になっていて、書類の手続き・入金の手続きそれぞれが別に設けられていることがほとんどです。それを失念して、最初に来ることが多い書類手続きの締め切りが済んでしまっていた!どうすればよいか?などといった涙で電話がかかってくることもあります。
実はとある塾長先生は3度ほどそれがあったようです。そのたびに見事に切り抜けておられたそうですが、もうとにかく「大学によっては対応が違うから”絶対”というものはない!とのことでした(笑)私たちもそういったトラブルがおきないよう声かけや日程のチェックをしておくことが一番です。
今回はNY高校部が大学受験の心構えとして必要なことを、いくつかご紹介いたしました。細かい事柄も多く、個人塾や中小の塾様で大変なこともきっと多くおありではないかと思います。そういう場合こそ、大学受験に慣れているNY高校部にお申し付けくだされば幸いです。よろしくお願いします。
2018年9月10日
受験, 大学受験, 学び, 就活, 推薦入試, 講師ブログ, 進路指導, 面接練習, 面談, 高校部
どこからでもかかってこい!究極の面接練習のひみつ

塾講師の仕事番外編、それは面接練習です。 面接対策は真花塾でも、人気と実績ある指導の一つです。高校生や大学生の就活、教員採用試験対策、各種推薦入試や医学部入試での面接対策など、一口に面接練習といっても、目的はいろいろです。
今回は就職試験に向けた、面接練習の模様を少しお見せします。 真花塾での受講を検討されている方、面接対策に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
オーバーコーチングしないことが大事
良くない面接練習で代表的なものは暗唱大会になってしまうことです。質問をしている相手の顔を見ず、ただ頭の中にあるセリフを一言一句間違えることなく答えようとしがち。
そうなると、「生きた回答」にはならず、相手の記憶には残りません。下手にセオリー通りのものだけで安心してしまうと、「その他大勢の受験者」と同じように見なされてしまうかもしれません。こんなときに手取り足取り、講師の側でオーバーコーチングすると、指導者の文言だけの答弁になりがちで個性が見えないというリスクもあるのです。だから文例ばかり追い求める面接対策はNGと言わせていただきます。
真花塾ならではの面接対策とは?
真花塾で面接練習のときは、志望動機や自己PRを中心に、非常に幅広くさまざまな質問を投げかけるようにしています。 よくある質問に、「合格するための答え方」などのテンプレートはいっさい用意しません。皆さん自身が、どのように考えて答弁するか、何を好み目指している人材であるのかが学校や企業で評価するところだからです。だから面接練習で行う質問は、いろいろ用意しています。
えーそんなの本当に試験で聞かれるんですか、とよくびっくりされますが、面接練習は、なにも受け答えの練習という位置づけだけではありません。 セルフジャッジという点でも非常に重要です。受け答えの正解なんてものを考えるのではなく、自分自身を冷静に見つめなおす材料にすることをオススメします。
自分がどうなりたいのか、なぜこの道を選ぼうとしているのか、なぜその職種や大学が好きなのか、本当に頑張れるのか。それらの「最終確認」をしてもらうため、私はトータル4回以上の授業においてじっくり対話します。
ある高校3年生男子とのエピソード
高校生:「私は、子どもの頃から父がその仕事をしているのを見ていて、自分もやってみたいと思いました!」
胸を張って答えてくれます。
私:では、お父さんのどのような姿を見て、自分もやってみたいと思われましたか?詳しく教えてもらえませんか?
高校生:「…え?え?えっと…えっと…分かりません」
んなアホな!と思いますが、意外ととてもよくあることです。もちろん、就職面接の練習だけでなく、大学の推薦入試や就活向けの練習もしかり。
きっと本当は自分なりの理由があるのに、「エピソード」を振り返っていないため、どうしても「誰かに言わされているような」「生きていない返答」に聞こえてしまいがちです。
いざ、合否を分ける指導
だから、ここから時間をかけます。
私:お父さんはご自身の仕事について、どんな話をしてくれたの?^ ^
高校生:「残業だとか、あんまり面白くないとか、疲れたとか…いろいろ」
私:でも、きっと何かがカッコいいなと思ったんでしょ?
高校生:「疲れてても、頑張るっていうか…あ!お客さんが待ってるから明日も早起きするねんって、言ってた」
私:そう^ ^じゃあどんなお仕事内容か、聞いたことある?
こうして、どんどん掘り下げていきます。そして、ご家族の話や企業見学の話など、ぐいぐい聞き出して盛り上がったあと、ラストはロープレ形式で締めくくります。
私:では志望動機を聞かせてください。
高校生:「私は、父が同じ仕事をしていたこともあって、もともとお客さんのために〇〇で役に立つ仕事に就きたいと思っていました。そして、学校の先生にも相談して自分の進路を考えていたところ、御社の求人票に…」
内容がぐっと深くなりました。そして何より、本人がもう、こちらが感動するほどイキイキと誇りを持って受け答えしています。
これでどんな担当者であっても、どんなことを聞かれても大丈夫(^-^)!
私は心の中でガッツポーズをして、「いまの本来の自分で行っておいで」と声をかけて、あとは受かってくるのを待ちます。 正直、こういう指導が出来れば合格することが殆どです。
面接は会話であり対話
「何を言えば受かるか」「自分をどう見せようか」と思っているうちは、担当者と会話ができません。自己PRもマナーもちゃんとできたのに、なんで落とされたんだろう、と言う人が、ときどき大人の中にもいますが、「ちゃんとできたか」ではなく「ちゃんと伝わったか」にウエイトを置いてみてください。
面接を受ける方の多くは、入社後の仕事内容や入学後の学問の知識なんて、なくて当たり前です。それをちょいとパンフレットを見たり聞いたりしただけで、さも「自分はできます!」みたいに振る舞ったところで、見る人が見たらすぐわかります。
誰かのために頑張れる人、仕事を通じて誰かや何かの役に立ちたいというシンプルな思いこそが、皆さんのチカラになります。そういう前向きなエネルギーや意欲を面接で感じるようにすることが大事です。正確に暗記することを念頭に置くと、大事なことが伝わらない可能性が大です。
取り繕わないことがなによりも大事
面接で伝えたいことを考えるには、自分にしか話せない、自分の感じたエピソードを伝えること。 頑張れます、頑張りたいですという思いを忘れないこと。 それが鉄則です。もちろん、ただ「頑張りたいです!」「入りたいです!」のたいたいモードに入ってしまってはいけません。ひとりよがりの会話にならないように、目的意識を持ってきっちりと指導を受けてください。
ごくまれに、「自分はこんなにも強い思いを持ってがんばっているのに、練習とはいえダメ出しをされるなんて信じられない!」とパニックになってしまう人もおられます。(とくに大学生以上の社会人の方)
でも、その思いの先にあるものを伝えたいと思いませんか?誤解なく伝えられるスキルを身につけたいと思いませんか?
リラックスして、とか、気合いだ、笑顔だ、などというただの励ましではなく、「どんな質問にでもニコニコと対応できる」ココロの持ち方を伝えるのが、塾長ヨシカワにできる真花塾ならではの面接練習だと思っています。
今年もこの時期、面接対策が忙しくなる時期がやってきました。
頑張れ(^-^)