進路指導カテゴリー記事の一覧です
2020年11月3日
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家族はどうする?「家で勉強しても集中できない」ときの対処法

こんにちは!真花塾の塾長ヨシカワです。
大学受験に「受かる人」と「そうでない人」にははっきりと差があります。それと同じように、「受かるご家庭」と「そうでないご家庭」も、実は明確に分かれます。
受験生ご本人には、高校の先生方や予備校の先生、塾の先生から、直接あれこれと指摘や叱咤激励が入るものですが、ご家庭とくに保護者の方には、どの先生もなかなか改善すべき点を指摘しづらいのが現実です。
もちろん、どのご家庭にも子育て方針があり、お子様の教育のゴールを小さい頃から決めておられます。ご家庭のその方針に素直にしたがってきた受験生もいれば、反発の多かったお子様もおられるでしょう。
保護者の方としても、たとえば「きょうだいで同じように育ててきたつもりでも、下の子は上の子とちがって高い目標を持ちたがらない」などの戸惑いがあるとお聞きします。
それでも、やはり物事には原理原則がつきものです。
「家庭の方針に合わせて」「受験生であるお子様の個性と意思を尊重して」というのは当然であっても、プラスして「受かるために本人とご家庭で“変えていくべきこと”」をぜひ知っていただき、しっかりと行動に移していただきたいと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
「家では集中して勉強できない」という受験生は非常に多いです。私が「じゃあたとえば台風が来たり、大雨になったりして学校が休みになって、外出できないときはどうしてるの?」と聞くと、「そのときは家でなんとか頑張ってる」と彼らはいいます。
ただし、「そのときだけは嫌々家で勉強するけど、毎日家で勉強するなんて絶対無理」と、たいてい言い訳の言葉が続きます。
対して、見守るご家族としては、家での姿がお子様のすべてですよね。たとえばお子様が「塾や図書館で頑張ってきた」と言ったとしても、「ほんと?」とついそれを否定したくなるものではないかと思います。
誘惑多い家の、ましてお子様本人の部屋で勉強しているのであれば、いくら本人が「がんばっている」と言っても、保護者の方の不安はなかなか消えないものだと思います。
塾講師としての第三者目線でお話しさせていただくと、受験生本人と保護者の方との歩み寄りがもっとも重要なのは、この「家での勉強での取り決め」なのです。
ここからは、受験生の皆さんと保護者の皆さまへ、それぞれにあてた私からのメッセージです。いつも生徒面談、保護者面談で申し上げている内容を、できるだけそのままの形でお伝えしたいと思います。
【受験生の皆さんへ】
まず、合格したいなら「家でも頑張れる」ことが大前提だと思いなさい。ひと昔前と違って、いまは突発的な自然災害も多く、警報その他で学校や塾が休校になることも増えています。そのときに「家だからはかどらなかった」と平気で言えている受験生は成績UPは見込めません。
大学受験生なら、一日12時間は勉強することになります。
受験生としての休日。朝起きて、「さぁ今日はどこに行って勉強しようかな。塾は15時から22時まで空いているから、塾の自習室を使うとして、それまでは・・・図書館に行こうかな。でも席取らないといけないし面倒だなぁ。どうしようかなぁ」と悩んで迷っている時間は、本当にほんとうにもったいない!
起きてすぐに簡単な身支度をすませて、塾の開くその15時まで、家ですぐに勉強を始めるのがいちばんに決まっています。
「家で集中できない」うちは合格は無理だと思ってください。
家でも集中できる方法や、自分の毎日の勉強時間を自分で考えてご家族に伝え、手助けが必要ならはっきりと自分からお願いして、「家でもがんばりたい」「合格したいから協力してください」という意思表示をするべきです。
自分が合格できるかどうかを無駄にあれこれと心配するのではなく、きちんと自分が勉強できる環境づくりを考えなさい。
【保護者の皆さまへ】
「うちの子は家では全然勉強しない」とのご相談をよく頂戴しますが、保護者の方の目から見て、いまのお子様はいかがですか。たしかに、お子様は家ではついだらけてしまうと思います。ご心配はごもっともです。
ですが「家でははかどらない」と言い訳したくなるお子様のお気持ちについて、詳しくご本人から話を聞いたことはおありでしょうか。
高校生の言い分として一番多いのは、「家で勉強しようと思っても家族がじゃましてくるから」なんです。この意識のすれちがいは、受験直前期に大きな悪影響になりかねません。少しでも早く、お子様と話し合いの時間を持つのをおすすめします。
高校生がいう「じゃま」は、「一方的に話しかけられること」「騒音を立てられること」「思うように時間のやりくりができないこと」の3つではないかと、私はいつも感じます。ご家族にとっては無意識である毎日の行動が、もし本当にお子様の受験合格への妨げになっているとすると、とても悲しいですよね。
今日からはぜひ、このようなことに気をつけてみてください。
お子様が勉強しているときにはよほどでない限り話しかけない。
→これがもっともわかりやすい「じゃまをしない」ということです。「ちゃんとやってるの?!」はNGです。
お子様が自分から伝えてきた勉強時間内は、ご自身やほかの家族が娯楽を楽しむ声はできるだけおさえる。
→耳から入る情報は、思っている以上に余計な刺激となります。家族が楽しそうに盛り上がった声ならなおさらです。
お子様には「勉強第一でいいよ」と伝え、できるだけ家事などの頼みごとは最小限にする。
→お仕事をお持ちの保護者の方もたくさんおられますが、「家にいるから」となんでも頼むのではなく、前もってお子様と約束している家事だけにとどめるのがいいでしょう。本当に突発的で緊急を要する用事であれば、お子様ご本人からご家族に「やろうか」という声があるのではないでしょうか。
お子様に「早く寝なさい」と言わない。
→お子様の体を気遣うお気持ちはわかりますが、一日12時間受験勉強をする毎日のうち、「これが解き終わるまでは寝たくない」という日も出てきます。気の済むまで勉強させてあげることが、受験において「子どもの意思を尊重する」ということではないでしょうか。
さて、ここからは裏ワザです。
お子様の大学受験や大学受験勉強について、保護者の方のご不安が募ってきたら、ご自身も読書をしてみてください。雑誌や、タブレットでのデジタルの読書はおすすめしません。久しぶりに図書館や本屋さんに足を運んで、好きな本を選んで、おうちで楽しく読んでみてください。
お子様は、その保護者の方の背中を見ています。学ぶことの楽しさ、本を読むことの面白さ、家で静かに集中する時間のすばらしさを、ご家族のそのご様子からきっと感じ取ることでしょう。
【まとめ】
受験生本人が本当に勉強を頑張りたいと思うならば、まずは自分が家で集中できる環境づくりを真剣に考えて、ご家族に何をサポートしてほしいのか、明確に伝えてお願いしましょう。それが受験生として家族にしなければならないマナーであり、大人として成長するということなのです。
また、見守るご家族は、そのお子様からのお願いを一蹴したりせず、真摯にしっかりと向き合ってあげてください。そして、お子様の受験の成功を心から願っていることをはっきりと伝え、家族が配慮したりサポートできることとそうでないことを、細かく提示してあげてほしいと思います。
保護者の方の強いご不安は、ときにお子様の精神力や判断力を奪います。
ご不安がコントロールしきれなくなるほどになったときは、お子様本人や家族にストレートにぶつけるのはなく、家で読書してみてください。好きな本で気持ちも豊かに、大人だからこそ得られる学びの面白さを、ぜひ背中でお子様に伝えてあげてください。晴れて大学生になったお子様は、その姿を目に心に焼きつけてさらに成長されることと思います。
2020年7月31日
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勉強“ゼロの日“は”退化”と同じ!入試に必要な科目は「毎日」「全科目」どんなときにも取り組むべし!

こんにちは!真花塾の塾長ヨシカワです。
いよいよ大学受験を本格的に意識するようになった高3生にとって、まさに勝負の夏休みとなります。
いえ、たとえ夏休みでなくたって、受験勉強の原理原則は同じです。
それは、毎日全科目勉強すること!とってもシンプルですね。
えーそんなこと言われたって、学校の予習復習もテスト勉強もあるのに絶対ムリ!!
自分はもうとっくに4月から少しだけど勉強してます。だからこれ以上は無理!厳しすぎ!
夏休みが本格的に始まろうとしているこの時期、私があらためて「毎日全科目だよ」「推薦を受けるなら書類も面接も小論文も含んで全科目だよ」とお話しするたびに、高校生の皆さんは口をそろえてこう言います。
無理・むり・ムリー!!
あまりの回数と大合唱に、もうラップか何かをエンドレスで聞いているのではないかと思えるくらいです(笑)
さて、ここで終わらせないのが真花塾の指導スタイルです。
そもそも皆さん、なぜ自分がそんなにも拒否反応を示してしまうのか落ち着いて考えてみたことはありますか。
(自分の感情を自己分析してみる。これが大人の階段を上るということです)
1)”毎日、全科目勉強できるのは特別な人だけだ”と思い込んでいる
ここでいう「特別な人」とは、大学受験のための恵まれた環境や状況にある人と考えてください。
とくに現役生が思い描くのは、浪人生や進学校(とくに学習進度が早く、高3では受験対策に特化できる学校)に通う人のことです。
受験に必要な科目はすでにすべて学び終えていて、もちろん部活動もない。
余計な学校行事もなく、ただ毎日ひたすら勉強に打ち込める時間がある・・・。とってもウラヤマシイ!
(こんなことを言いつつ「自分は絶対に浪人はしたくない」と言う人はとても多いですね。なんとも不思議な考えです)
ウラヤマシイなんてことは決してありません。
あなたが学校の勉強や部活動と受験勉強との両立に必死になっているのと同じように、浪人生には浪人生の、進学校なら進学校の苦悩があります。
とくに気をつけていただきたいのが、国公立大志望の受験生。
多くの科目数に対応しきれず、科目ごとの勉強時間が偏ってしまいがちです。
「毎日長時間勉強しているけど、そういえばこの科目だけは全然勉強してなかった!」と気づいたときにはすでに手遅れで、志望校変更を余儀なくされるケースもあります。
バランスよく受験科目を勉強するためにも、「毎日」「全科目」を意識してください。
皆さんは、大学受験をめざし学べる環境を、ご家族をはじめとする多くの人から受け取っています。
すでに「大学受験のための恵まれた環境や状況にある人」の仲間入りをしているのです。
現役生にとって、入試に必要のない科目の授業と定期テスト、球技大会などの学校行事、なかなか引退のタイミングがつかめない部活動などには、とくにモヤモヤした思いをもってしまいがちになるでしょう。
でも、それは全国の高3生すべての宿命です。受け入れてください。
明日の行事どうやってさぼろうかな、休んじゃおうかな、仮病を使おうかなとあれこれ考えるくらいならきちんと出席しましょう。
学校で決められたことをさぼり、その時間を受験勉強に充てようとしたからといって、合否に直結することはありません。
やるべきことには誠実に取り組み、その他の1分1秒を惜しんで、一生懸命に勉強しましょう。
2)”賭ける”科目を作ろうとしている
受験勉強はバランスが命です。
「毎日全科目」ともつながってきますが、「この科目は苦手でどうせ点が取れないだろうから、ほかの科目で点数を稼ごう」だとか、「学校のテストではけっこう点が取れている科目があるから、これで勝負したい」といって、やたらと”賭け”に出ようとしている受験生がいますが、とても危険な考え方です。
たとえその1科目がうまくいったとしても、ほかの科目が勉強不足で得点できていないのであれば、やはり合格に届くことはできません。
だから「毎日」「全科目」という毎日の努力が不可欠になります。
高校入試での成功体験がある皆さんは、受験といえば倍率で考えるものだと思い込んでいませんか?
倍率が高いからやめておこう、逆に、低いからきっと合格できるだろうと表面的なデータをもとに判断するのはよくありません。
大学入試でよく念頭に置かなければならないことは、合格最低点です。そして、その最低限必要な得点に到達するための、勉強方法を知ることです。
賭けたがる受験生は共通して、「たぶんできる」「できそう」「得意だと思う」「なんとかなる」という自分の思い込みで動こうとします。
講師に質問したり、アドバイスをきこうとする一方で、自分の感覚や思い込みをまったく疑うことなく、変えよう、変わろうとしないのです。
いくら「自分がわからない問題」を教えてもらってその場での解決ができたところで、自分自身で学習する時間(つまり自習)で、言われた指示を守らなかったり、やってみようとしないのであれば、成長は見込めません。
大学受験において、決して受験生本人が「賭け」に走ってはいけません。
賭けたくなったら、まずは先生に正直にその思いを伝えてください。
もちろん「何を言ってるんだ」「どうしてそんなこと考えるんだ」と叱られるかもしれません。それでいいのです。真剣に叱られてください。
そして、いっしょにあらためて合格するための受験勉強のしかたと、出願大学・学部について話し合いましょう。
3)1つ1つの科目について「長時間、机に向かって取り組まなければならない」と思っている
まとまって長時間、机に向かった姿勢で取り組まなければ”勉強”じゃない!と思い込んでいませんか?
実際は「たとえ数分であっても、毎日取り組むこと」それこそが大事なんです。
ここまでお読みになって、なんだ、それなら「毎日」「全科目」できる!とお気づきになったあなたは、きっと大学受験の成功に近づいています。
勉強は毎日の食事と一緒で、たとえば「日曜日に一週間分を食べて残り6日間を断食して過ごす」ような”食い溜め”はできません。
さらに、勉強はスポーツと一緒で、たとえば「日曜日に7km走って残り6日間まったく走らない」というような練習の偏り、つまり”走り溜め”ができません。
「勉強のし溜め」はやろうと思えばもちろんそうすることはできるのですが、その方法だと大学受験合格はできません。まったくもって効果的ではないのです。
よく皆さんは、「受験勉強ってどうやったらいいいですか」と質問をくれます。
それは、「勉強の努力」を「健康的な食事」「スポーツの効果的な練習方法」に置きかえてみると、すぐに成功のイメージを持つことができると思います。
そう、やっぱり「毎日」「全科目」なんです!
もう一度言います。
皆さん自身の「思い込み」は、大学受験には通用することはありません。
毎日・全科目の勉強を続けましょう。
”今日は勉強できなかった”と言って一日を終えた瞬間、あなたは「退化」します。
”ゼロの日”は退化と同じです。
この、受験合格のための具体的な勉強のしかたを知りたくなったら、いちどお気軽にご相談ください。
一人ひとりにきめこまかくアドバイスいたします。
2020年3月12日
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入塾手続きの前に知っておきたい!”個別指導”とは

「うちの子、“こんな感じ”なので、やっぱりどうしても集団塾よりも個別指導じゃないとと思いまして・・・」
大学受験を目指し、このように受講希望されるのは高校生ばかりではありません。中学生も増えています。
古典特化のオンライン授業を行う当塾において、中学生さんの場合は、やはり保護者の方がホームページをご覧になって、お問い合わせくださるというケースがほとんどです。
とはいえ、中学生のみなさんもいつか必ず高校生となる日が来ます。そして、大学受験を目指される日が来るでしょう。
ですから、中学生の方はすべて高校0年生と思って接しております。
お電話で、お子様についてお聞かせていただくと、小学校のときのお勉強の好き嫌いや、得意だったことなどが分かります。中学受験のときのがんばり、学校の先生にほめられたこと、家庭教師の先生によく注意されたことなど・・・。
それらはすべて、ご本人にとって成長の証であり、強烈な記憶となって「いま」を作っています。
同じように、保護者の方にとっても、お子様の「成功」の体験や、反省に迫られた経験は強く残っておられることと思います。
その積み重ねで「やっぱり個別指導でないと伸びない、合わない」というご判断をなさり、お問い合わせにつながることはよくあります。
ただ、もし本当に「集団指導が合わないから」という理由のみの場合は、「個別」に絞られる前に、少しお子様と話し合っておいていただきたい点がございます。
それは、原則、個別指導のほうが“断然厳しい”ということ、そして“自分で自分を変えていこうとしない生徒さんにとっては、その指導が逆効果になる可能性がある“という現実です。
個別指導は、指導する先生と生徒さんの距離が、物理的にも精神的にも近いものです。
その分生徒さんの、勉強へのマイナスの感情や甘えも、ストレートに先生に伝わります。それらは無意識的なだけに、とてもデリケートな問題になりがちです。
つまり、勉強についての、きめこまかな指導を望まれての受講であると同時に、「勉強のレベルアップのための努力」の枠を超えて「生徒さん自身の人間的な成長」を強く求められるのが、個別指導なのです。
たとえば、このような場合が重なると、どうしても健全なコミュニケーションは難しくなっていきます。すれ違いが大きくなれば、当然指導の効果も薄れます。
■添削や教材データを受け取ったときに「受け取りました」というレスポンスや「ありがとうございます」という気持ちを言葉にして伝える習慣がない
■授業時間にことわりなく遅刻しても「すみません、実は・・・」と説明することができない
■しょっちゅう忘れ物をする
■授業中に電話が鳴ったときに、ことわりなく当たり前のように電話に出てしまう
■授業をさえぎって学校の先生の悪口を言い続ける、友達や家族の話を延々とする
■志望校を相談なしにコロコロと変え、指導のながれを断ち切り続ける
■いつでもどんな場合でも「先生が生徒の個性に合わせてくれるのが“個別指導”だ」と思い込んでいる
など。
集団塾なら、無理に自分から担当の先生に言葉をかける必要はありません。配られたプリントなどは黙って受け取ってももちろん構いませんし、遅刻などで叱られたときは「すみません」と言えばそれ以上の追及はなく、自分で事情説明するのを迫られる必要もないのかもしれません。
いい意味で「先生とほどほどの距離感でつきあう」ことができるのです。
でも、個別指導では、先生と生徒が真っ正面から向き合い、互いのエネルギーをやりとりしながら時間を過ごします。
そんなとき、健全なコミュニケーションが取れなければ、当然叱ることになります。
成績と直接関係のない部分で、先生は良くない点を指摘し、人としての成長を促しながら、生徒さんが「なぜ自分は受講して、どんな結果を望むのか」という本来の目標と向き合ってくれるように導かなくてはなりません。
その時間は、パッと見では勉強の指導と関係ありません。ですが、志望校合格のための指導には不可欠です。
それを「厳しくきめこまやかな指導」と受け取るか、それとも「キツい指導、余計な声かけ、しつこいやり取り」ととらえるのか・・・それは生徒さん本人と保護者の方の価値観しだいです。
いざ入塾してから「こんなはずではなかった」と感じながら、自分に合わないと言い出せずに受講なさることになってしまっては、その時間はご本人にとって大きな損失です。そうなる前に、ご入塾を検討されている段階で、ご家族でよく話し合ってください。
個別指導は、けっして「集団塾についていけないから選ぶ」ものではありません。
「自分の目標に向かってがんばりたい、そのために先生としっかり向き合いながら、きめこまやかな指導をうけたい」と思える生徒さんを、きっとどの個別指導の先生も待っています。
”超・個別指導”のオンライン塾である真花塾では、塾長自らが責任を持って、一人ひとりとまっすぐに向き合います。そして、皆さんにとって何よりも大きな幸せである「志望校合格」のための指導をします。
さらに、私が生徒さんや保護者の方に書くメールやLINEは、だいたい長文です。指導の意図をご家族みなさんで共有していただけるよう、言葉を尽くします。
課題の提出が滞る場合は、生徒さんを叱るよりも前に「なぜできなかったのか」をともに話し合い、同じことが二度と起きないように、課題の出し方を工夫し、その分だけご本人の創意工夫も引き出します。
これが“超・個別指導”のキャッチコピーにこめた信念であり、塾としての覚悟です。
いま、なぜ個別指導にご興味を持たれたのか。
これからご本人としてもご家族としても、どのように変わっていきたいのか。
私といっしょに、その対話を重ねて、その答えを見つけてみませんか。
2019年11月22日
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“また塾に通おう”も大歓迎!高3国語7月記述模試 学年1位になれる古典勉強のヒミツ

無事に高校合格した直後の生徒たちは、入学先の高校からしっかりと宿題を出されます。本当にお祝いモードで遊べるのは、ほんのわずかな時間のみ。高校進学は“勉強するために自分で選んだ進路なのだ”と、いきなり再確認させられます。
さらに、入学後もやるべきことが盛りだくさん。週末課題、提出する問題集、授業の宿題と予習と復習。さらには小テストの勉強もあります。
このように、毎日求められる標準的な勉強時間が、中学生だったころよりも格段に長くなります。プラスして部活動やアルバイトをしたり、友達や家族と遊びに行きたいとなると、もう一日が24時間じゃとても足りない!
ですから、もちろん新高1生のときからしっかりと「将来の大学受験生」のつもりで勉強を続けるほうがいいのです。大学受験は“全国大会”です。通っていた中学校、合格した高校の仲間と比べて満足していても、それが本当に大学受験で通用する力であるとは言い切れません。
・・・と、急に脅すようなことを言ってみました。
いま高2生、高3生の皆さんは、「そんなこと言われてももう時間は戻らない。手遅れなのか・・・?!」と、焦りにふるえているかもしれませんね(笑)でも大丈夫。
「もう一度塾に通おう」「このままじゃアブナイからちゃんと勉強しなくちゃ!」と、自分からやろう!と決めて塾を探そうとしている人は、起死回生ができる素質をちゃんと持っています。あとは、いまのこの思いをしっかりと努力に昇華させることです。
■高2の2学期で「また塾に通おう」と決めたKさん
彼女とは、中学生のときに高校受験勉強をいっしょにしました。晴れて、あこがれの進学校に合格して、そのまま卒塾。でも、暗記は得意だけど、記述問題を解答するのには不安がある生徒さんでした。
高2の2学期に、また塾に戻ってきてからは、徹底して学校の授業の予習と宿題サポート、テスト対策を行い、3学期から本格的に受験対策を開始しました。高3の7月の模試では、国語の校内順位が1位になりました!そんな彼女にちょっとインタビューです。
質問1)また塾に通おうと思ったきっかけは?
Kさん:だんだんと行きたい大学や学部がみえてきた高2の夏休みに、ふと「このままでは絶対受からない!」と思って、また先生に教えてもらおうと決めて、親にお願いしました。アルバイトもしていたし、高1のときは学校の授業も、板書をテキトーに丸写しして丸暗記していただけでめっちゃ成績も悪かったけど、ちゃんと教わりたいと思いました。
質問2)復塾する前と、勉強の取り組み方は変わりましたか?どんなことに気をつけましたか?
Kさん:現代語訳の丸暗記をやめて、先生に言われた品詞分解をしっかりやるように変えました。そしたら、学校で配られた訳文の意味と文法がよくわかるようになって、勉強のやり方がわかりました。どんな文も全部品詞分解するのって、慣れるまでは時間がかかりましたけど、きっちり絶対やるんだといつも先生が言ってくれたのでできました!
質問3)進学校である高校校内で国語が学年1位になりましたね!
kさん:はい!めっちゃうれしかったです。その模試の成績票はお母さんにすぐに見せました(笑)あと、自分は関西の難関私立大学に行くと決めたんですが、古文で自信がついてきたので、英語、世界史や現代文の勉強時間を長く取れるようになって、ほっとしました。
彼女の大学受験勉強もあと数か月。いまでは、安定した古文を武器に、他科目にもバランスよく時間をかけつつ、より志望大学の問題傾向に合わせた演習に力を入れています。がんばれ、目指すゴールまであともう少し!!
※ここまでお読みいただいた方のなかには、「なんだ、品詞分解なんて当たり前じゃないか」「なんにも特別なヒミツや裏技でもないじゃないか」と感じられる方もおられるかもしれません。
そうです、おっしゃるとおり、なんにも特別なことはしていません。
でも、品詞分解を本当におろそかにしたまま「精確な訳文」に「内容理解」ができるものではありません。
私たちが「ふだん現代文読解において品詞分解をしない」のは、それはほとんどの皆さんにとって現代語が母国語であるからです。でも、古文はそうではありませんよね。まずは語彙と文法、古典常識にのっとって正確に解釈できるよう、当たり前のことを当たり前に行い、続けることが何よりも大切です。
Kさん:あ、先生、もうちょっと言いたいことがあるんですけどいいですか?
お、はいどうぞ^^。
Kさん:自分にとってめちゃ“特別”と思ったこと、ありますよ!先生の辞書の引き方とか見方と、文法書の使い方と国語便覧の使い方とか、教えてもらって参考になりました。あんなふうにちゃんと使ったことってなかったから。すごいと思いました!
ありがとう。そうですね。せっかく受験勉強のいい“道具”を持っているのに、正しく効果的に活用しないと成績には結びつきません。ちゃんと調べる、ちゃんと使いこなすという姿勢は、自分から積極的に楽しみを持って、迷いなく勉強できる訓練につながっていきますね!
さぁ、“またあらためて塾を探している”という迷えるアナタや“とにかく今より古文ができるようになりたい”と心から願っているアナタ、お気軽にお問合せください。
塾長ヨシカワが心をこめてお待ちしています!
2019年6月28日
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夏休みだからこそ場所を選ばない動画添削!

こんにちは!真花塾塾長ヨシカワです。
今年の関西の梅雨入りは、ついこのあいだ。いよいよこれから本格的に雨が続きます。
夏休みの大敵はなんといっても豪雨に台風。
急な警報や交通機関の乱れにより、学校だけでなく塾も休講にならざるを得ないこともあります。やった休みだ!と思えるのは、はじめのほんの一瞬だけ。とくに大学受験生にもなると、とても複雑な思いを抱えます。
■あー授業の進度が遅れちゃう。小テストの日程も変わるなぁ。
■家で頑張るったって、いつもは自習室にいるから家でやる習慣がない。どうしたらいいんだろう。
■振替授業っていつになるんだろう。早く決まらないかなぁ。
私がこの真花塾を、京都市内で開いた対面形式の塾からオンライン塾にリニューアルし、いちばん安堵したのはこれら皆さんの抱える葛藤の解決が図れたことです。
■ネット環境さえあれば家も「最高の勉強場所」になる
■youtube動画やLINEメッセージで、心配なときもリアルタイムに「勉強面を」励ますことができる
※もちろん定期的なzoomによる授業や面談も。
これらはごくシンプルなことですが、私がいちばん大切にしていることは「勉強面」を励ますことです。
ある超一流といわれたプロ野球選手の名言に、「仕事のストレスは仕事で発散する」というのがあります。
受験生ならば「勉強のストレスは勉強で発散する」というレベルに持っていけば最強です。
安易な気分転換につきあってしまったり、こちらがのんきに雑談や愚痴をきいてしまっているうちは、彼らはほんものの受験生にはなれません。
よく「実際に会ったこともないのに」「画面ごしのコミュニケーションなのに」と、ネット指導のデメリットを挙げられることがあります。そのとおり、まさにおっしゃるとおりです。
でもだからこそ、私は対面で授業をするときの5倍のエネルギーを意識して、彼らに動画とメッセージを送り続けています。たとえ「なにも連絡をしない」日も、彼らのことを忘れたことはありません。
一人ひとりに合った、踏み込むべきタイミングを見極めたり、ここぞ!と思うときに声をかけたり、彼らが自分から課題を送ってきたり、連絡をくれるのを待っています。
もうすぐ夏休みです。高3生は一日12時間の勉強に挑ませなければなりません。そんなとき「家では集中できないから塾をずっと開けてほしい」と願い出る受験生もいるそうです。でもそれが果たして現実的なのか、本当の意味で受験生にとって有益なことなのか、大人の立場としてはやはり疑問に感じます。
それに、どれだけ要望に応じようとしても、悪天候になってしまえば身の安全が先です。ではどこでかんばるか?そういった意味でも「家でできる」生徒になってほしい。
いい意味で「ひとりでも大丈夫」と言える自信をつける夏休みを過ごし、ますます勉強内容もそれに向き合う姿勢も、ほんものを目指して高めていってほしいと思います。
2019年6月22日
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”質問できない受験生”は社会人になっても大ピンチ?!

こんにちは!真花塾塾長ヨシカワです。6月後半からはとくに、高校生の定期テスト、夏休み前の大学受験指導にも熱が入った毎日です。さて、先日友人が転職活動でのインターンについての体験談を聞かせてくれました。今回はそのエピソードから、大学受験指導の
「質問力」と「その後」を考えてみました。
インターンで「見られていること」とは
彼女は転職にあたり面接などの選考を受けたあと、3時間ほどのプログラムとして実際に配属予定の職場でインターンをしたそうです。そして、「困ったらなんでも言ってくださいね」という言葉とともに紙に書かれた内容と手順を渡され、それにしたがってPC作業をすすめることになったのだとか。
実際に作業に取り掛かってからも、スタッフが何人も声をかけにきたそうです。その友人もあとから知ったそうなんですが、「実は」というべきか「やはり」というべきか、そのインターンはれっきとした採用選考のひとつに含まれていました。
見られていたのは「ちゃんと質問できる人かどうか」ということ。
■初めての業務で、絶対に質問が出るはずなのに「しない」姿勢のままでは、いざ一緒に仕事をしたときに支障が出る
■スタッフがわざとどんどん声をかけて作業の手を止めさせているが、そのときをチャンスととらえて質問してこないようでは、コミュニケーションが心配。入社後の伸びも期待できない。もちろん作業に必死になって、まわりを無視して挨拶も返さないようでは論外。
このような意図があったそうです。
面接の通りいっぺんのやり取りでは、そう簡単に職場に適するかまで見抜くことはできません。でも実際の仕事ぶりを見て判断すれば、たとえ短時間でも、人となりまでしっかりと選考にふくむことができます。すばらしいインターンだと思います。
その友人は、もちろん「どんどん質問する」人でした。そして、いつも私と楽しく時間を過ごす、あのにこやかさのままインターンに励んでいたことと思います。
転職は成功する人とそうでない人で、大きな差があると聞きます。採用段階で、実際の職場で一緒に働く人たちと、仕事の話でしっかりとコミュニケーションをとることが何よりも大切だったのですね。
高校生のココロの葛藤
ところで、高校生の皆さんは塾講師にも「質」を求めますね。この先生は自分をしっかりと引き上げてくれるのか、家族にお金を出させてもいいと思えるレベルの指導が受けられるのかを、無意識に考えているのだと思います。。
中学生のときなら、先生との良好な関係が塾選びの決め手であった方もたくさんいるでしょう。いわゆる「優しい先生」が人気なのも、その代表例です。
でも高校生になり、「大学に合格したい」と本気で思った瞬間、そういえばほかの受験生は、ほかの塾はどんな勉強をしているんだろう?自分はこのままでいいのだろうか?と不安になるのだといいます。
おっと、話がそれてしまいました。でもそれくらい、まず高校生指導には教務力が何よりも重要であるという意味がお分かりいただけたのではないかと思います。
さて、受験勉強に不安になったとき、皆さんの多くはどうするでしょうか。大人はもちろん「不安なら自分から言ってくるだろう」「自分から質問してくるだろう」と、皆さんに期待をかけるでしょう。そしてそのまま、つい放置しがちです。ですが、皆さんはまだ高校生。まだ半分子どもです。はじめの一歩は大人から歩み寄ってほしいと願うにちがいありません。
きっぱり申し上げて、指導を始めたばかりの高校生の皆さんの質問力は、ほぼ壊滅状態です。
■モジモジして「言わない」
■まぁいっかと思って「言わない」
■質問したら怒られそうと決めつけて「言わない」
■友達や家族に「グチ」のように話してしまい、問題の本質と解決の方法を見失う
いちばん葛藤を抱えてしんどいのは自分であるのに、受験生という重要な時期を迎えているのに、困っていることを「解決する」のを、自分自身がすっかり忘れてしまっているのです。
これでは、あとから急に講師や保護者の方が必死になって、何とか対応してあげようとしても、ときすでに遅し・・・!
「言いづらい質問を言わせてあげるのも講師の力量のうち」ではあるものの、すぐれた講師ほど「生徒が自分から言ってくるのを待っている」「ここぞというタイミングにしか進路相談には踏み込まない」などの指導方針を持っていることもあります。このバランスは講師の腕の見せどころでもあり、講師にとってもその見極めはとても難しいものなのですが、これもやはり力量と経験の差というべきでしょう。
でも、大学は成人と認められる年齢である「大人」が通う学校です。本来は受験生自身のリーダーシップですすめていかないといけないことまでも、なんでも周りの大人がおせっかいして「優しく」してあげているままでは、彼らはいつまでも大学生としてのふさわしい姿勢を身につけないまま、進学してしまいます。
彼らがその後どうなるか。その後、どんな社会人となっていくのか。私はいつも想像し、ときどき大きな不安にかられます。
ということで、やはり最終的には勉強も仕事も「自分からいかに質問できるか」に尽きます。大学生になっても、就活生になっても新入社員になっても、もっとさきに仮に転職することになっても、やはり基本は同じなのですね!
「質問上手」は勉強上手!
一方で、毎日の課題提出とLINEメッセージのやり取りで鍛えられ、とても上手に質問ができるようになった生徒さんもいます。
case1)志望校で悩んでいる
「先生、このあいだまでは〇〇大学△△学部が第一志望だったんですけど、というかいまも一応そうなんですけど・・・。でもなんか、××大学も面白そうだと思うんです。来週オープンキャンパスがあって、こんなプログラムがあるみたいなんですけど、行ってみたいんです。見てください」
case2)成績に納得がいっていない
「古文と漢文を毎日がんばるようになって、学校の授業の内容や課題は全然困らなくなったんです!でも模試はまだ全然上がってこなくて・・・。私、こんなに頑張ってるのにとても悔しくて、何をプラスしたらいいか、これから受験までの半年で何をしたらいいか知りたいです。昨日は焦りすぎて、単語集を音読することくらいしかできませんでした。先生、ご相談したいので、今週中にzoomのお時間をいただけないでしょうか」
ここまで丁寧に自分の状況を説明でき、「自分で解決のために行っていること」を知らせてくれるようであれば、もうその問題の半分は解決しているのと同じです。私は、彼らの進路や勉強について、もっと細分化した情報をお話ししながら探り出し、指摘して解決方法を提示するだけです。気合いや励ましは不要。グチを聞く必要もなければ、延々と説経をする時間もいりません。
質問上手は上達上手。主役はほかもないアナタです!
生徒さんとのコミュニケーションの質を最高に高めていくことも、大学合格指導の大きな柱となります。
まもなく夏休みです。とくに高3生には、一日12時間の勉強を迷いなく適切にすすめてもらうことができるよう、zoom授業とLINEを通じてサポートしていきます。