狂言のことばをみんなで読んでみる会カテゴリー記事の一覧です

2018年9月24日

コミュニケーション, コラム「まことの花」, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会

“目からウロコの面白さ”に出会えるイベント【10/10申し込み締め切り】

いつもなら高校生専門に指導するネット塾・真花塾ですが、今回は狂言のことばをみんなで読んでみる会コーディネーターの吉川としてお知らせいたします。

当塾の名前、真花塾の名の由来は、世阿弥の「まことの花」です。一時的な成績のよしあしや他人との点数の比較、受験の不安を振り切り、受験による成功をも飛びこえて、もっと大局的な学びを提供する塾でありたいと、開校当初から考えていました。
その大局的な学びの一つが、次回は10月に行うイベント「狂言のことばをみんなで読んでみる会」です。今回はコーディネーターとしての私の思いを熱く紹介いたします。

ポイント3つ!シンプルだからインパクト大

学びイベントの構想を練っていた時の折、お世話になっている方から狂言という切り口を示していただきました。「台本」をみんなで音読しその「ことば」についての解説を受ける、というシンプルな講座です。小さな小さな、面白いかも?という予感は練るにつれてインパクトがある魅力的なものへと変化を遂げていきました。そして、これまでに実施した会を振り返ってみると・・・これが目からウロコの面白さなんです!大きく3つのポイントをご紹介いたします。

1,目の前で「舞台の声」が聞ける

講師のお一人ある河田圭輔さんは、おもに台詞の音読や舞台上の場面などの「見せ方」を教えてくださいます。

「では私のあとについてご一緒に」

との穏やかな声から一変。台詞の音読は「えーこの声どこから出てくるのー?!」と圧倒され、感動します。そして引っ張られるように、ご参加の方もどんどんいいお声が出てくるんです。こんな体験、ほかではなかなかできません^^
大きな発声はストレス発散効果も!すっきりしますよ~

2,台本の背景の深さに驚き!

おもにストーリーやことばの「背景」を解説してくださるのは、朝原広基さんです。仏教に関する知識、登場人物や当時の人々の暮らしぶりや考え、そして流派による描かれ方の違いなど、とてもわかりやすく解説してくださいます。

ご参加の方々からは、音読の声のほかには「おぉー」「へぇー」「えー!」の歓声の数々(笑)

また、講座にひきつづいて行われる「質疑応答」の時間では、皆さんからの疑問質問、感想に丁寧にお答えくださいます。「そういえば狂言ってテレビでちょっと見た」「あんまり覚えてないけど、そういえば校外学習のときに観に行ったかも」という人たちも、ぜひそのときの記憶もたどりながら、新しい「狂言についての記憶」を重ねてみてください。
そしてイベントの翌日は、誰かにウンチクを語りたくなる(笑)

3,お茶とお菓子も選りすぐり!

真花塾を強力にサポートしてくれるスタッフに、女子大生Nさんがいます。彼女は好奇心旺盛で礼儀正しく、仕事で何が起きても「学べてよかった」「経験できてよかった」と言えるすばらしい感性の持ち主です。当日、受付や茶話会の時間も、にこにこと皆様をおもてなしします。
講座がメインではありますが、この会が皆さんにとっての素敵な交流の場となるべく、お菓子もご参加の方々や講座のテーマに合わせて心をこめて選んでいます。ぜひその趣向も楽しんでいただければと思います。

ご一緒に狂言のことばの世界を味わいましょう。イベント当日の出会いを心よりお待ち申し上げております。
※お申込み締め切りは10/10です。どうぞお早めに!

【真花塾一般向け教養講座 お申込み締め切り迫る!(10/10まで)】
2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

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2018年9月14日

古文, 古文を訪ねる, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会

11月1日は古典の”記念日”

高校生や一般の方・大学生の方など、古典の情報発信を真花塾は心掛けております。開校当初から、先人たちが現代にまでつなげてきた文化や伝統のリレーを絶やしたくないという思いを持ち続け、いまがあります。そのため、受験古典の指導者の身ではありますが、真花塾代表の吉川も定期的に古典や古典芸能のなどの情報収集に努めています。今回は私が近々参加する予定のイベントいついて、少し紹介いたします。

ご存知ですか?11月1日は「古典の日」

いまではコンピューターを始めとするITが普及したことで、さまざまな史実がいつ起きたのか、それはどんな日だったのかなどを、正確に知ることができます。何気なく過ごしているような365日も、歴史をたどると毎日「何かの日」ということになります。
11月1日は古典の日と呼ばれることもあります。紫式部の記録に、11月1日に『源氏物語』に関する記載があったことが端を発しているようです。また11月1日には、教育の日だともされています。学びの秋さながら、この日は学びにあふれている日と言えるのかもしれません。

11月1日に古典フォーラムが京都で開催

歴史的な建造物や人物にまつわる事柄多い関西エリア。イベントも多く行われています。今年も京都では「古典フォーラム」が開催されます。無料で参加もしやすく。誰もが和歌や古典文学、または、そのゆかりの場所に関する講演を聞くことが出来ます。文化的な意味合いが多い11月1日、足を運んでみる価値が大いにあります。古典の重要性を日ごろから口にしている私からしても、とても興味深いフォーラムで、今年こそはと参加することを決めました。

「いま」という日の土台を振り返りませんか?

仏教的な思想にもよるのではと思いますが、生きるということは命のリレーが続いていることの証なのだと言われることもあります。もしなにかの理由で、それが途中で途切れてしまったら、いまの私たちは存在していません。いまの私たちに繋がっている一日一日の繰り返しをたどっていくと、かならずさまざまな、歴史上で話題になった時代にぶつかります。その過去の一日の積み重なりにより、古典芸能は生まれました。いまの私たちのご先祖様が目にし、耳にしたであろう文学や作品に触れることが出来る一日として、11月1日を迎えるのもよいと思います。

今回は真花塾の吉川が古典イベントの一つを紹介させていただきました。ちなみに当塾では、一般向け古典教養講座を定期開催中です。詳細は以下をご覧ください^^

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2018年8月26日

ネット塾, 動画添削, 受験, 古文, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会, 講師ブログ

音と文学のコラボにふれるひと時「宝塚観劇」

先日、久しぶりに気分転換に宝塚に出かけてまいりました。高校生の皆さんに、将来や夢の大事さを語っている以上、人生なんでも学びが隠れていることもお伝えしたい!そのため定期的に、いろいろなところに足を運び、見聞を広げることを意識しております。宝塚は以前からも通っておりますが、日本が誇るエンターテイメントだけあっていつも、「よし、エネルギーをもらって頑張ろう!」という気にさせられます。

今回は真花塾の吉川が、宝塚の魅力について「語り」ます(笑)

宝塚にしかない空気

海外のブロードウェイミュージカルに例えられる宝塚ですが、やはり女性のエネルギーが強く感じられる場所です。もちろん男性のファンもたくさんおられるのですが、女性比率の高さは、観劇前後の大劇場のロビーのにぎやかさ、華やかさなどを見てもよく感じられます。

また、舞台の生演奏と歌声で演じられるストーリー、音や光がさく裂する中でのダンスパフォーマンスは、やはり日常では考えられないものです。「夢の世界」と評されるゆえんでもありますね。普段は古典作品を音読しているような私にとっても、新鮮な音や光のシャワーにウキウキします。

古典作品や現代アニメなどのアレンジも多い

真花塾では一般の方向けにも、古典作品の教養講座を行っております。宝塚作品は王道のような有名な作品ストーリー(巌窟王やベルサイユのばら)以外にも、さらにそれらを現代風にアレンジされたシナリオが本当に多いです。日本の古典作品の中では、「義経千本桜」や「里見八犬伝」に始まり、「るろうに剣心」「戦国無双BASARA」といったアニメ・ゲームものまで、まさに何でもありです。

だから、世代を問わず性別も関係なく、なにかとっかかりになる作品が必ずあります。このようなエンターテイメントはなかなかほかに存在しません!きっと経験する価値はあると思います。

お気に入りは「あかねさす紫の花」

古典作品に触れあい、古典芸能や作品を大事にしていきたい真花塾吉川のお気に入りです。初演は1976年から始まり、それから何度も再演されているシナリオです。日本史にも出てくる有名な中大兄皇子、大海人皇子、額田女王にまつわる恋愛模様が表現されていて、何度でも観劇したくなります。

タイトルでもあり、そして主題歌にもそのまま引用されている

あかねさす紫野行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る

という額田女王の歌にも、ぜひぜひ着目です。万葉集にありますが、女性ならではの心の動きが感じられて、「おぉこんな気持ちってあこがれる!」「わかるわかる!」と印象に残っている女性もいることでしょう。

今は天智天皇の妃の一人になっているけれど、大海人皇子も私も、実はまだお互いに気があって、彼は袖を振って好きだと伝えてくるわ。そんなあちこちで袖を振っていたら、見張りの人がこれを見てしまい、私たちの秘めた恋がばれてしまうじゃないの。

結構ドキドキな内容ですよね( ´∀` )

古典は難しいという高校生は多いと思いますが、歌に込められている気持ちは、いつの時代も同じなんだなと、共感できるものは少なくありません。むしろ、めっちゃ、多いんです!

ほんとは「あかねさす」は枕詞で、とか、本当は隠れて呼んだのではなく、あえて自ら終わった恋の歌を宴の場で披露したのではないかと言われているんですよ、とかいろいろ言いたくなるのが職業病です(笑)。でもこんなとき、究極はただただ詠み手のココロを感じる、それでOKなんだと思います。

今後も続々でてくるシナリオが楽しみ

高校生専門のネット塾・真花塾では、昔の日本の娯楽であった古典芸能や狂言の面白さをもっと伝えていきたいと、日々考えております。そのため宝塚の作品は、すごく参考にもなるし、エネルギーをもらっています。

娯楽、つまり多くの人に訴えかけるエンターテインメントを、いろいろな角度から作品へと昇華させ、さらに100年以上も提供し続けることは、本当にすごいと思います。手塚治虫さんが宝塚歌劇の大ファンだったということから、「ブラックジャック」の演目までありますよ。自分も固定概念をもたず、いろいろなアプローチで魅力的な講座(授業)をつくる姿勢を現場でも貫きたいと思う、エネルギーいっぱいの吉川でした(笑)

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

2018年8月16日

古文, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会

古典伝承に魂を込めて~10月イベント紹介vol.3~

能楽(能と狂言)は、中世・室町時代の様々な文化が、舞台芸能の形で、今に伝わっているものです。能や狂言は、観客を前にして披露され、それぞれの場で、しかるべき人々に受け入れられることが重要でした。古典指導に力を入れるネット塾・真花塾としては、次世代のためにも魅力ある古典芸能と伝えたいと考え、一般教養講座を定期開催しております。今回は10月に行われるイベント紹介の第3弾として、当日の講師のお一人である、能楽研究家の朝原広基氏の考えをご紹介いたします。
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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

大衆に受け入れられていた貴重なもの(朝原氏コメント)

能は、大成者の世阿弥の時代から、”素人”が深いところまで参加していました。例えば聞書『申楽談儀』で世阿弥は「浮舟 是は素人横尾元久といふ人の作。節は世子付く」と語っています。

つまり《浮舟》という能は、専業役者ではない横尾元久が文章を書き、専業役者である世阿弥が謡い方(おそらく演じ方も)を付けて完成した、プロ・アマの合作でした。横尾元久は、室町幕府管領の細川氏に仕える武家だったようです。この《浮舟》は、今でも能の現行曲として演じられ続けています。

能は素人とプロの垣根をこえた合作のパフォーマンス

このように素人が能を作るほどに、能楽は演者と観客の距離の近い芸能でした。これらの観客たちの多くは、実技も多少は嗜んでいたかと想像できます。この点がテレビのような「向こう側」と「こちら側」がはっきり別れている芸能と大きく異なります。

そうして作られるのが、身分・立場を超えた「場の共有」です。この「場の共有」は能楽に限らず、歌会の和歌・連歌・茶の湯など中世芸能の特徴ではないでしょうか。

中世の人たちは、これらの芸能の持つ「場の共有」を、非日常の楽しみとするだけではなく、君臣や一門などの結束を固め、また外部の人間との交流のための具にもしていました。それが、政治や軍事などにも影響した部分もあるでしょう。

時代のギャップを埋める楽しいイベントになれば幸い

さて現在。室町時代は遠く700年前となってしまいました。文化・制度も変わっていますし、能や狂言には、今ではあまり使われない言葉が登場することも少なくありません。

しかし「狂言のことばをみんなで読んでみる会」では、まず私が背景や言葉について説明させていただくことで、関係あるところだけではありますが、700年の溝をまず埋めます。

その上で、題にある「みんなで読んでみる」、つまり河田さんと一緒に声を出して読むことで、現代において、狂言による「場の共有」を再現する、そんな催しとなっています。

能楽は受け身だともったいない!参加型イベントの一般教養講座

能・狂言は、正直なところ、不親切な芸能だと思います。ただ受動的に対峙して、楽しい芸能であるとは言いづらい点があります。私は、それは元々が「場の共有」を前提としていたからではないかと、最近考えています。

「共有」ということは、演者が提供側であり、観客はそれを受容する…という一方的な関係性ではありません。演者と観客が、互いに歩み寄りながら共に一つの場を作っていくものなのです。共有するためには、観客側にも能動的な参加が求められるのです。

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

今回は10月開催予定のイベントについて、講師のお一人である朝原氏のコメントを真花塾の吉川がご紹介いたしました。是非とも多くの方のご参加をお待ちしております。

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2018年8月13日

コミュニケーション, 古文, 学び, 教養講座, 狂言のことばをみんなで読んでみる会

オモシロ古典に触れる教養講座~10月イベント紹介vol.2~

真花塾が主催している一般向けの教養講座も、少しずつお問い合わせが増えてきております。皆様の温かいご支援のお声をとても感謝しております。前回も、好評いただきましたご参加者の声を紹介するシリーズとして、女子大学生のご意見も紹介させていただきます。真花塾の吉川をがっちり支えるスタッフでもあるNさんのコメントです。

迫力ある「節回し」に圧倒されます(大学生Nさんの声)

第二回に参加させて頂きました。私自身狂言に触れるということが、今回が初めてでしたが、先生方とお話することにより、想像以上に狂言にまつわる様々な知識を吸収することが出来ました。
“読んでみる”というのも、実際に狂言演者である先生の迫力あるお手本を間近で聞くことが出来るので、より発音や「節回しの楽しさ」を実感することが出来ました。

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

古典芸能における「節回し」とは

節回しとは、歌・謡・語り物などにおける、語り部や歌い手の、フレーズの上がり下がりや抑揚をつける言い回しの呼び名です。演歌歌手のこぶし、というとざっくりイメージしていただけるかもしれません。古典芸能における節回しの旋律は独特です。前回の「狂言のことばをみんなで読んでみる会」にて、ご参加者に講師が披露した、熟練した節回しには本当に心を揺さぶられました!

本当のオモシロさを体感

一般向けの教養講座の醍醐味は、大人の楽しみに触れられることです。ただもってけたけたと笑うことだけではなく、普段は使わない頭の部分を駆使して思いを巡らせることで、有意義な時間を体感できます。私たちが主催するイベントは、大学生から年配の方が楽しめる工夫を盛りだくさんにしています。それがNさんのコメント続きにも表れています。

“また各回でテーマが決まっているため、単純な笑いのオモシロさだけでなく、特に学びのオモシロさを実感することができました。
私の中の狂言が、少しお堅いイメージから大学生の私でも充分楽しめるものに変わりました。受講した後の「もっと狂言に触れたい!」という純粋な気持ちを大切にしたいと思います。次回の講座も楽しみにしています。”

うーん嬉しいです!

実社会でも役立ちます

実は次回の一般教養講座の案内チラシは、イラストも文言のレイアウトもすべて彼女の力作なんです。いかに彼女が本講座にてインプレッションを受けたか、お分かりいただけるのではないでしょうか。
そして、彼女はまだ大学生。この先、社会人として実社会で活躍するにあたり、きっとこの古典教養が役に立ちます。ジェネレーションギャップにも負けず、どんな年代の方とも、どんな立場の方とも堂々と渡り合うには、実は「古いものについての話題」がいちばん役立ちます。若手社会人の皆さん、これ強力な世渡りの裏技ですよ!^^

真花塾の一般向け古典教養講座を通じて、日常とはかけ離れた時間を私たちと過ごしてみませんか?今ならまだ残席がございます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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2018年10月21日(日)第3回狂言のことばをみんなで読んでみる会 テーマ《仏師》

2018年8月13日

古文, 狂言のことばをみんなで読んでみる会, 読書, 講師ブログ, 高1, 高2

知識を重ねるごとに視点がかわる

高校生の古文・漢文特化で知られる真花塾ですが、高校生の皆さんには「とにかく復習が大切」というスタンスを崩さずに指導を行っております。読解問題の場合、同じものをまた読むということに抵抗を感じる方もいます。しかし、同じ作品であっても、反復して数をこなしてくると見える世界が違ってくるのです。今回は知識と読解が合わさると、具体的にどんなメリットがあるか紹介いたします。

能楽を鑑賞してまいりました

週末は京都の地を巡り、古典の勉強を兼ねて能楽を観に出かけてきました。真花塾の代表であっても、吉川もまた古典を勉強し続けている一人です。気持ちを引き締めて、能というひと時を全身で体感してきました。今回は、不思議なことに「何か違う」感覚があることに気づきました。いつも行っている音読・高校生の皆さんへの読み聞かせで私の耳がスキルアップしたのか、能楽のセリフと意味が、まるで同時通訳するみたいに、どんどん頭の中に入ってくる感覚を味わったんです!

言葉を通して時代や景色が見えてくる

英語でも300時間「英語の音」にふれ続けていると、「英語脳」という英語思考の土台ができるといわれています。語学という側面では、英語も日本語も、もちろん古典もおなじです。ずっと動画添削を続けていること、そして音読重視の指導スタイルで、私の頭も「古典脳」に仕上がってきたのでしょうか?

いままで意味を追おうとして、すごく頑張って聞いていたセリフを聞き取ることができて、自然と時代や景色を想像することも簡単になりました。そして役者さんたちの立ち居振る舞いや言葉で、場面展開も目の前に浮かぶように想像しながらストーリーを楽しんでいる自分がいました。

 

ただ知識を「知っている」と「わかる」の大きな違いと言えます。

 

分かってくると評価は変わる

勉強に特に当てはまりますが、知識が足りていないと、何に対しても良い自己評価が持てないのが人間です。しかし、ふとしたきっかけで分かるようになると、あれだけ大嫌いだった教科や勉強そのものに愛着が生まれるようにもなりますよ^^

 

古典作品にも似たようなお話があります。外国から伝わってきた高麗人参(薬用人参)をやたらと使いたがる医者を、「あれは藪医者だ」と馬鹿にしていた周囲の人たち。でも高麗人参の効能が分かったとたん、今度は高麗人参を用いない医者に対して、「あれは藪医者だ」と評価を一変させたというストーリーです。

 

古文・漢文の読解力を鍛えたい高校生の皆さん、場面や景色が見えてくるまで、心をこめて読みこなすのも大切なことだと思いますよ。

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