塾サポートカテゴリー記事の一覧です
2020年7月31日
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勉強“ゼロの日“は”退化”と同じ!入試に必要な科目は「毎日」「全科目」どんなときにも取り組むべし!

こんにちは!真花塾の塾長ヨシカワです。
いよいよ大学受験を本格的に意識するようになった高3生にとって、まさに勝負の夏休みとなります。
いえ、たとえ夏休みでなくたって、受験勉強の原理原則は同じです。
それは、毎日全科目勉強すること!とってもシンプルですね。
えーそんなこと言われたって、学校の予習復習もテスト勉強もあるのに絶対ムリ!!
自分はもうとっくに4月から少しだけど勉強してます。だからこれ以上は無理!厳しすぎ!
夏休みが本格的に始まろうとしているこの時期、私があらためて「毎日全科目だよ」「推薦を受けるなら書類も面接も小論文も含んで全科目だよ」とお話しするたびに、高校生の皆さんは口をそろえてこう言います。
無理・むり・ムリー!!
あまりの回数と大合唱に、もうラップか何かをエンドレスで聞いているのではないかと思えるくらいです(笑)
さて、ここで終わらせないのが真花塾の指導スタイルです。
そもそも皆さん、なぜ自分がそんなにも拒否反応を示してしまうのか落ち着いて考えてみたことはありますか。
(自分の感情を自己分析してみる。これが大人の階段を上るということです)
1)”毎日、全科目勉強できるのは特別な人だけだ”と思い込んでいる
ここでいう「特別な人」とは、大学受験のための恵まれた環境や状況にある人と考えてください。
とくに現役生が思い描くのは、浪人生や進学校(とくに学習進度が早く、高3では受験対策に特化できる学校)に通う人のことです。
受験に必要な科目はすでにすべて学び終えていて、もちろん部活動もない。
余計な学校行事もなく、ただ毎日ひたすら勉強に打ち込める時間がある・・・。とってもウラヤマシイ!
(こんなことを言いつつ「自分は絶対に浪人はしたくない」と言う人はとても多いですね。なんとも不思議な考えです)
ウラヤマシイなんてことは決してありません。
あなたが学校の勉強や部活動と受験勉強との両立に必死になっているのと同じように、浪人生には浪人生の、進学校なら進学校の苦悩があります。
とくに気をつけていただきたいのが、国公立大志望の受験生。
多くの科目数に対応しきれず、科目ごとの勉強時間が偏ってしまいがちです。
「毎日長時間勉強しているけど、そういえばこの科目だけは全然勉強してなかった!」と気づいたときにはすでに手遅れで、志望校変更を余儀なくされるケースもあります。
バランスよく受験科目を勉強するためにも、「毎日」「全科目」を意識してください。
皆さんは、大学受験をめざし学べる環境を、ご家族をはじめとする多くの人から受け取っています。
すでに「大学受験のための恵まれた環境や状況にある人」の仲間入りをしているのです。
現役生にとって、入試に必要のない科目の授業と定期テスト、球技大会などの学校行事、なかなか引退のタイミングがつかめない部活動などには、とくにモヤモヤした思いをもってしまいがちになるでしょう。
でも、それは全国の高3生すべての宿命です。受け入れてください。
明日の行事どうやってさぼろうかな、休んじゃおうかな、仮病を使おうかなとあれこれ考えるくらいならきちんと出席しましょう。
学校で決められたことをさぼり、その時間を受験勉強に充てようとしたからといって、合否に直結することはありません。
やるべきことには誠実に取り組み、その他の1分1秒を惜しんで、一生懸命に勉強しましょう。
2)”賭ける”科目を作ろうとしている
受験勉強はバランスが命です。
「毎日全科目」ともつながってきますが、「この科目は苦手でどうせ点が取れないだろうから、ほかの科目で点数を稼ごう」だとか、「学校のテストではけっこう点が取れている科目があるから、これで勝負したい」といって、やたらと”賭け”に出ようとしている受験生がいますが、とても危険な考え方です。
たとえその1科目がうまくいったとしても、ほかの科目が勉強不足で得点できていないのであれば、やはり合格に届くことはできません。
だから「毎日」「全科目」という毎日の努力が不可欠になります。
高校入試での成功体験がある皆さんは、受験といえば倍率で考えるものだと思い込んでいませんか?
倍率が高いからやめておこう、逆に、低いからきっと合格できるだろうと表面的なデータをもとに判断するのはよくありません。
大学入試でよく念頭に置かなければならないことは、合格最低点です。そして、その最低限必要な得点に到達するための、勉強方法を知ることです。
賭けたがる受験生は共通して、「たぶんできる」「できそう」「得意だと思う」「なんとかなる」という自分の思い込みで動こうとします。
講師に質問したり、アドバイスをきこうとする一方で、自分の感覚や思い込みをまったく疑うことなく、変えよう、変わろうとしないのです。
いくら「自分がわからない問題」を教えてもらってその場での解決ができたところで、自分自身で学習する時間(つまり自習)で、言われた指示を守らなかったり、やってみようとしないのであれば、成長は見込めません。
大学受験において、決して受験生本人が「賭け」に走ってはいけません。
賭けたくなったら、まずは先生に正直にその思いを伝えてください。
もちろん「何を言ってるんだ」「どうしてそんなこと考えるんだ」と叱られるかもしれません。それでいいのです。真剣に叱られてください。
そして、いっしょにあらためて合格するための受験勉強のしかたと、出願大学・学部について話し合いましょう。
3)1つ1つの科目について「長時間、机に向かって取り組まなければならない」と思っている
まとまって長時間、机に向かった姿勢で取り組まなければ”勉強”じゃない!と思い込んでいませんか?
実際は「たとえ数分であっても、毎日取り組むこと」それこそが大事なんです。
ここまでお読みになって、なんだ、それなら「毎日」「全科目」できる!とお気づきになったあなたは、きっと大学受験の成功に近づいています。
勉強は毎日の食事と一緒で、たとえば「日曜日に一週間分を食べて残り6日間を断食して過ごす」ような”食い溜め”はできません。
さらに、勉強はスポーツと一緒で、たとえば「日曜日に7km走って残り6日間まったく走らない」というような練習の偏り、つまり”走り溜め”ができません。
「勉強のし溜め」はやろうと思えばもちろんそうすることはできるのですが、その方法だと大学受験合格はできません。まったくもって効果的ではないのです。
よく皆さんは、「受験勉強ってどうやったらいいいですか」と質問をくれます。
それは、「勉強の努力」を「健康的な食事」「スポーツの効果的な練習方法」に置きかえてみると、すぐに成功のイメージを持つことができると思います。
そう、やっぱり「毎日」「全科目」なんです!
もう一度言います。
皆さん自身の「思い込み」は、大学受験には通用することはありません。
毎日・全科目の勉強を続けましょう。
”今日は勉強できなかった”と言って一日を終えた瞬間、あなたは「退化」します。
”ゼロの日”は退化と同じです。
この、受験合格のための具体的な勉強のしかたを知りたくなったら、いちどお気軽にご相談ください。
一人ひとりにきめこまかくアドバイスいたします。
2019年11月22日
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“また塾に通おう”も大歓迎!高3国語7月記述模試 学年1位になれる古典勉強のヒミツ

無事に高校合格した直後の生徒たちは、入学先の高校からしっかりと宿題を出されます。本当にお祝いモードで遊べるのは、ほんのわずかな時間のみ。高校進学は“勉強するために自分で選んだ進路なのだ”と、いきなり再確認させられます。
さらに、入学後もやるべきことが盛りだくさん。週末課題、提出する問題集、授業の宿題と予習と復習。さらには小テストの勉強もあります。
このように、毎日求められる標準的な勉強時間が、中学生だったころよりも格段に長くなります。プラスして部活動やアルバイトをしたり、友達や家族と遊びに行きたいとなると、もう一日が24時間じゃとても足りない!
ですから、もちろん新高1生のときからしっかりと「将来の大学受験生」のつもりで勉強を続けるほうがいいのです。大学受験は“全国大会”です。通っていた中学校、合格した高校の仲間と比べて満足していても、それが本当に大学受験で通用する力であるとは言い切れません。
・・・と、急に脅すようなことを言ってみました。
いま高2生、高3生の皆さんは、「そんなこと言われてももう時間は戻らない。手遅れなのか・・・?!」と、焦りにふるえているかもしれませんね(笑)でも大丈夫。
「もう一度塾に通おう」「このままじゃアブナイからちゃんと勉強しなくちゃ!」と、自分からやろう!と決めて塾を探そうとしている人は、起死回生ができる素質をちゃんと持っています。あとは、いまのこの思いをしっかりと努力に昇華させることです。
■高2の2学期で「また塾に通おう」と決めたKさん
彼女とは、中学生のときに高校受験勉強をいっしょにしました。晴れて、あこがれの進学校に合格して、そのまま卒塾。でも、暗記は得意だけど、記述問題を解答するのには不安がある生徒さんでした。
高2の2学期に、また塾に戻ってきてからは、徹底して学校の授業の予習と宿題サポート、テスト対策を行い、3学期から本格的に受験対策を開始しました。高3の7月の模試では、国語の校内順位が1位になりました!そんな彼女にちょっとインタビューです。
質問1)また塾に通おうと思ったきっかけは?
Kさん:だんだんと行きたい大学や学部がみえてきた高2の夏休みに、ふと「このままでは絶対受からない!」と思って、また先生に教えてもらおうと決めて、親にお願いしました。アルバイトもしていたし、高1のときは学校の授業も、板書をテキトーに丸写しして丸暗記していただけでめっちゃ成績も悪かったけど、ちゃんと教わりたいと思いました。
質問2)復塾する前と、勉強の取り組み方は変わりましたか?どんなことに気をつけましたか?
Kさん:現代語訳の丸暗記をやめて、先生に言われた品詞分解をしっかりやるように変えました。そしたら、学校で配られた訳文の意味と文法がよくわかるようになって、勉強のやり方がわかりました。どんな文も全部品詞分解するのって、慣れるまでは時間がかかりましたけど、きっちり絶対やるんだといつも先生が言ってくれたのでできました!
質問3)進学校である高校校内で国語が学年1位になりましたね!
kさん:はい!めっちゃうれしかったです。その模試の成績票はお母さんにすぐに見せました(笑)あと、自分は関西の難関私立大学に行くと決めたんですが、古文で自信がついてきたので、英語、世界史や現代文の勉強時間を長く取れるようになって、ほっとしました。
彼女の大学受験勉強もあと数か月。いまでは、安定した古文を武器に、他科目にもバランスよく時間をかけつつ、より志望大学の問題傾向に合わせた演習に力を入れています。がんばれ、目指すゴールまであともう少し!!
※ここまでお読みいただいた方のなかには、「なんだ、品詞分解なんて当たり前じゃないか」「なんにも特別なヒミツや裏技でもないじゃないか」と感じられる方もおられるかもしれません。
そうです、おっしゃるとおり、なんにも特別なことはしていません。
でも、品詞分解を本当におろそかにしたまま「精確な訳文」に「内容理解」ができるものではありません。
私たちが「ふだん現代文読解において品詞分解をしない」のは、それはほとんどの皆さんにとって現代語が母国語であるからです。でも、古文はそうではありませんよね。まずは語彙と文法、古典常識にのっとって正確に解釈できるよう、当たり前のことを当たり前に行い、続けることが何よりも大切です。
Kさん:あ、先生、もうちょっと言いたいことがあるんですけどいいですか?
お、はいどうぞ^^。
Kさん:自分にとってめちゃ“特別”と思ったこと、ありますよ!先生の辞書の引き方とか見方と、文法書の使い方と国語便覧の使い方とか、教えてもらって参考になりました。あんなふうにちゃんと使ったことってなかったから。すごいと思いました!
ありがとう。そうですね。せっかく受験勉強のいい“道具”を持っているのに、正しく効果的に活用しないと成績には結びつきません。ちゃんと調べる、ちゃんと使いこなすという姿勢は、自分から積極的に楽しみを持って、迷いなく勉強できる訓練につながっていきますね!
さぁ、“またあらためて塾を探している”という迷えるアナタや“とにかく今より古文ができるようになりたい”と心から願っているアナタ、お気軽にお問合せください。
塾長ヨシカワが心をこめてお待ちしています!
2019年6月28日
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夏休みだからこそ場所を選ばない動画添削!

こんにちは!真花塾塾長ヨシカワです。
今年の関西の梅雨入りは、ついこのあいだ。いよいよこれから本格的に雨が続きます。
夏休みの大敵はなんといっても豪雨に台風。
急な警報や交通機関の乱れにより、学校だけでなく塾も休講にならざるを得ないこともあります。やった休みだ!と思えるのは、はじめのほんの一瞬だけ。とくに大学受験生にもなると、とても複雑な思いを抱えます。
■あー授業の進度が遅れちゃう。小テストの日程も変わるなぁ。
■家で頑張るったって、いつもは自習室にいるから家でやる習慣がない。どうしたらいいんだろう。
■振替授業っていつになるんだろう。早く決まらないかなぁ。
私がこの真花塾を、京都市内で開いた対面形式の塾からオンライン塾にリニューアルし、いちばん安堵したのはこれら皆さんの抱える葛藤の解決が図れたことです。
■ネット環境さえあれば家も「最高の勉強場所」になる
■youtube動画やLINEメッセージで、心配なときもリアルタイムに「勉強面を」励ますことができる
※もちろん定期的なzoomによる授業や面談も。
これらはごくシンプルなことですが、私がいちばん大切にしていることは「勉強面」を励ますことです。
ある超一流といわれたプロ野球選手の名言に、「仕事のストレスは仕事で発散する」というのがあります。
受験生ならば「勉強のストレスは勉強で発散する」というレベルに持っていけば最強です。
安易な気分転換につきあってしまったり、こちらがのんきに雑談や愚痴をきいてしまっているうちは、彼らはほんものの受験生にはなれません。
よく「実際に会ったこともないのに」「画面ごしのコミュニケーションなのに」と、ネット指導のデメリットを挙げられることがあります。そのとおり、まさにおっしゃるとおりです。
でもだからこそ、私は対面で授業をするときの5倍のエネルギーを意識して、彼らに動画とメッセージを送り続けています。たとえ「なにも連絡をしない」日も、彼らのことを忘れたことはありません。
一人ひとりに合った、踏み込むべきタイミングを見極めたり、ここぞ!と思うときに声をかけたり、彼らが自分から課題を送ってきたり、連絡をくれるのを待っています。
もうすぐ夏休みです。高3生は一日12時間の勉強に挑ませなければなりません。そんなとき「家では集中できないから塾をずっと開けてほしい」と願い出る受験生もいるそうです。でもそれが果たして現実的なのか、本当の意味で受験生にとって有益なことなのか、大人の立場としてはやはり疑問に感じます。
それに、どれだけ要望に応じようとしても、悪天候になってしまえば身の安全が先です。ではどこでかんばるか?そういった意味でも「家でできる」生徒になってほしい。
いい意味で「ひとりでも大丈夫」と言える自信をつける夏休みを過ごし、ますます勉強内容もそれに向き合う姿勢も、ほんものを目指して高めていってほしいと思います。
2019年6月22日
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”質問できない受験生”は社会人になっても大ピンチ?!

こんにちは!真花塾塾長ヨシカワです。6月後半からはとくに、高校生の定期テスト、夏休み前の大学受験指導にも熱が入った毎日です。さて、先日友人が転職活動でのインターンについての体験談を聞かせてくれました。今回はそのエピソードから、大学受験指導の
「質問力」と「その後」を考えてみました。
インターンで「見られていること」とは
彼女は転職にあたり面接などの選考を受けたあと、3時間ほどのプログラムとして実際に配属予定の職場でインターンをしたそうです。そして、「困ったらなんでも言ってくださいね」という言葉とともに紙に書かれた内容と手順を渡され、それにしたがってPC作業をすすめることになったのだとか。
実際に作業に取り掛かってからも、スタッフが何人も声をかけにきたそうです。その友人もあとから知ったそうなんですが、「実は」というべきか「やはり」というべきか、そのインターンはれっきとした採用選考のひとつに含まれていました。
見られていたのは「ちゃんと質問できる人かどうか」ということ。
■初めての業務で、絶対に質問が出るはずなのに「しない」姿勢のままでは、いざ一緒に仕事をしたときに支障が出る
■スタッフがわざとどんどん声をかけて作業の手を止めさせているが、そのときをチャンスととらえて質問してこないようでは、コミュニケーションが心配。入社後の伸びも期待できない。もちろん作業に必死になって、まわりを無視して挨拶も返さないようでは論外。
このような意図があったそうです。
面接の通りいっぺんのやり取りでは、そう簡単に職場に適するかまで見抜くことはできません。でも実際の仕事ぶりを見て判断すれば、たとえ短時間でも、人となりまでしっかりと選考にふくむことができます。すばらしいインターンだと思います。
その友人は、もちろん「どんどん質問する」人でした。そして、いつも私と楽しく時間を過ごす、あのにこやかさのままインターンに励んでいたことと思います。
転職は成功する人とそうでない人で、大きな差があると聞きます。採用段階で、実際の職場で一緒に働く人たちと、仕事の話でしっかりとコミュニケーションをとることが何よりも大切だったのですね。
高校生のココロの葛藤
ところで、高校生の皆さんは塾講師にも「質」を求めますね。この先生は自分をしっかりと引き上げてくれるのか、家族にお金を出させてもいいと思えるレベルの指導が受けられるのかを、無意識に考えているのだと思います。。
中学生のときなら、先生との良好な関係が塾選びの決め手であった方もたくさんいるでしょう。いわゆる「優しい先生」が人気なのも、その代表例です。
でも高校生になり、「大学に合格したい」と本気で思った瞬間、そういえばほかの受験生は、ほかの塾はどんな勉強をしているんだろう?自分はこのままでいいのだろうか?と不安になるのだといいます。
おっと、話がそれてしまいました。でもそれくらい、まず高校生指導には教務力が何よりも重要であるという意味がお分かりいただけたのではないかと思います。
さて、受験勉強に不安になったとき、皆さんの多くはどうするでしょうか。大人はもちろん「不安なら自分から言ってくるだろう」「自分から質問してくるだろう」と、皆さんに期待をかけるでしょう。そしてそのまま、つい放置しがちです。ですが、皆さんはまだ高校生。まだ半分子どもです。はじめの一歩は大人から歩み寄ってほしいと願うにちがいありません。
きっぱり申し上げて、指導を始めたばかりの高校生の皆さんの質問力は、ほぼ壊滅状態です。
■モジモジして「言わない」
■まぁいっかと思って「言わない」
■質問したら怒られそうと決めつけて「言わない」
■友達や家族に「グチ」のように話してしまい、問題の本質と解決の方法を見失う
いちばん葛藤を抱えてしんどいのは自分であるのに、受験生という重要な時期を迎えているのに、困っていることを「解決する」のを、自分自身がすっかり忘れてしまっているのです。
これでは、あとから急に講師や保護者の方が必死になって、何とか対応してあげようとしても、ときすでに遅し・・・!
「言いづらい質問を言わせてあげるのも講師の力量のうち」ではあるものの、すぐれた講師ほど「生徒が自分から言ってくるのを待っている」「ここぞというタイミングにしか進路相談には踏み込まない」などの指導方針を持っていることもあります。このバランスは講師の腕の見せどころでもあり、講師にとってもその見極めはとても難しいものなのですが、これもやはり力量と経験の差というべきでしょう。
でも、大学は成人と認められる年齢である「大人」が通う学校です。本来は受験生自身のリーダーシップですすめていかないといけないことまでも、なんでも周りの大人がおせっかいして「優しく」してあげているままでは、彼らはいつまでも大学生としてのふさわしい姿勢を身につけないまま、進学してしまいます。
彼らがその後どうなるか。その後、どんな社会人となっていくのか。私はいつも想像し、ときどき大きな不安にかられます。
ということで、やはり最終的には勉強も仕事も「自分からいかに質問できるか」に尽きます。大学生になっても、就活生になっても新入社員になっても、もっとさきに仮に転職することになっても、やはり基本は同じなのですね!
「質問上手」は勉強上手!
一方で、毎日の課題提出とLINEメッセージのやり取りで鍛えられ、とても上手に質問ができるようになった生徒さんもいます。
case1)志望校で悩んでいる
「先生、このあいだまでは〇〇大学△△学部が第一志望だったんですけど、というかいまも一応そうなんですけど・・・。でもなんか、××大学も面白そうだと思うんです。来週オープンキャンパスがあって、こんなプログラムがあるみたいなんですけど、行ってみたいんです。見てください」
case2)成績に納得がいっていない
「古文と漢文を毎日がんばるようになって、学校の授業の内容や課題は全然困らなくなったんです!でも模試はまだ全然上がってこなくて・・・。私、こんなに頑張ってるのにとても悔しくて、何をプラスしたらいいか、これから受験までの半年で何をしたらいいか知りたいです。昨日は焦りすぎて、単語集を音読することくらいしかできませんでした。先生、ご相談したいので、今週中にzoomのお時間をいただけないでしょうか」
ここまで丁寧に自分の状況を説明でき、「自分で解決のために行っていること」を知らせてくれるようであれば、もうその問題の半分は解決しているのと同じです。私は、彼らの進路や勉強について、もっと細分化した情報をお話ししながら探り出し、指摘して解決方法を提示するだけです。気合いや励ましは不要。グチを聞く必要もなければ、延々と説経をする時間もいりません。
質問上手は上達上手。主役はほかもないアナタです!
生徒さんとのコミュニケーションの質を最高に高めていくことも、大学合格指導の大きな柱となります。
まもなく夏休みです。とくに高3生には、一日12時間の勉強を迷いなく適切にすすめてもらうことができるよう、zoom授業とLINEを通じてサポートしていきます。
2019年5月21日
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【全力応援中】受講開始から定期テスト30点UP!高3生Hくん、第一志望大合格へまいしん中!

こんにちは!真花塾のヨシカワです!古文は比較的短期間で成果を出しやすい科目のひとつです。この講師ブログを通じ、動画添削のご受講で自信をつけてきている生徒さんたちをご紹介させていただきます。
30点UPでいよいよ90点台に突入!
高2の夏の初回面談のときから、熱い思いでひとつの私立難関大をしっかり見すえていたHくん、彼の持ち味は吸収力もさることながら、なんといっても継続力と実直さと丁寧さです。受講開始から半年で、定期テストでは30点アップ!
毎回の提出ノート、たとえばこんな風です。画像↓をご覧ください(^^)
基本に忠実に、品詞分解→分からない単語や古典常識を調べる→訳文、のみ。
プラスで演習問題もあるものの、まずは内容理解を徹底的に行うことを念頭に置いてきました。もちろん学校内容もしかり。
うわーこんなにぎっしり書き込むなんて!と思った、動画添削の後輩にあたる高校生のみなさん、いい意味で驚かないでください。この先輩と同じように、一語ずつ一文ずつ理解しようという気持ちを持ちつづけていれば、自然とこのようなノートになるのですよ^^。
あとは古文だけでなく漢文も、このような知識整理にプラスして問題演習を怠らず、実戦力を養っていきましょう。合格のカギは漢文にあり!
また、彼は英語も、あのN先生をして「大変に素晴らしい!!」と言わしめたほど、丁寧に確実に実力をつけてきています。
※当塾の動画添削は、古典は真花塾の塾長ヨシカワがもちろん担当。そして英語や現代文、数学などの他科目は、提携している某塾代表のN先生が担当してくださっています。文系理系問わず、受験に関する豊富な情報量をもとに、全国の高校生を指導させていただいております。大学受験指導の最高タッグ!(詳しくはお問い合わせください)
中学生のころから通っている「いつもの塾」の塾長先生のサポートも!
Hくんはさらに、LINEを使った講師(ヨシカワ&N先生)とのメッセージのやり取りや課題提出も、非常にスムーズです。今年度から月2回のzoom(ビデオ通話アプリ)による授業も開始し、ふだんの動画添削授業の距離感もぐっと近くなりました。
そして、中学生のころから通っておられる塾の塾長先生の愛情と、きめこまかな自習サポートもたっぷり受けておられます。塾長先生、いつもありがとうございます!Hくんがのびのびといつも笑顔で勉強に励んでおられるのは、やはり身近におられる先生が大きく包み込んでおられることにあるなぁと、私はいつも感じています(^^♪
※当塾の強みは、生徒さんがこれまで長く通っておられる塾の塾長先生とも連携し、「動画添削講師&塾長先生&保護者」全員で生徒さんのサポートにあたることができる点です。
教務は「学校内容で大学受験合格レベルに!」をモットーに厳しく丁寧に、進路相談や学校生活の相談は塾長先生からあたたかく、さらにご家庭ではお子さんの将来をみすえた対応を早めに・・・。このバランスの良さで、今後も生徒さんそれぞれの第一志望大学合格を全力応援してまいります。
高3生の正念場はなんといっても夏休み!
動画添削授業において、”合格指導”のためには最低3カ月は必要です。受講生、提携塾の塾長先生方には「受験学年の7月受講開始」を最終受付とさせていただいております。随時、カウンセリングをメインにした入塾面談(zoomを使います)を受付中。お気軽にお問合せください。
高3生の夏休み、最低一日12時間の勉強時間の確保が不可欠です。「やりなさい」「がんばりなさい」だけでは、がんばりやさんの生徒ほどつぶれてしまいます。受験本番までの限られた時間を、いかに有意義に丁寧に、そして充実した気持ちで勉強しつづけられるかが勝負。
ヨシカワ&N先生のタッグで、全力応援させていただきます!
2019年4月27日
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進学校で勉強に苦しむ高校生の君へ

君はいま何年生でしょうか。高1生?それとも高2か、受験を控えた3年生かもしれません。部活には入っていますか?きっと一生懸命に練習にはげんでいることでしょう。部活動がないとしても、週末は学校の宿題などの「しなければならないこと」をするだけで、あっという間に過ぎてしまいますね。
頑張り屋さんの君のことです。中学校ではきっとがむしゃらに勉強して、いい点数を取ろうと気合を入れて勉強していましたよね。そして学校の先生からも塾の先生からも、もちろんご家族からも、もしかしたら友達にも「すごい!」とほめられて、きっと「高校生になったらもっと頑張ろう!」と期待を胸に高校生活が始まったと思います。
高校生としての学校の勉強は、君にとってどうですか。
難しい!という実感はそんなにないと思います。ただ「どうしても」「なんとなく」「いつからかよく分からないけど」点数が取れなくなったのでしょう。最初の挫折が学校の宿題だったり、「授業で当てるぞ」と言われて必死に予習した内容がさっぱり分からなかったり、板書をしない先生にびっくりして、授業を聞いていたのになんにもノートが作れずに自分に絶望したり・・・そんな小さなつまずきだったはずです。
でも、君は自分を責めてはいけません。中学生のころの「勉強ができて当たり前だった自分」を忘れないでください。それが本来の君なのですよ。
ただ、高校生としての勉強の心がけを、ガラッと変えてみることだけはおすすめします。
それは
・気合いを捨てること
・「だれかに教えてもらえて当たり前」という考えをやめること
・勉強時間が確保できていない事実を隠さないこと
・「わからないときになにかで調べたり、答えを見てはいけない」とは決して思わないこと
・テスト前だけ頑張ろうとはしないこと
・学校の授業だけやっていたらダメだ、とは思い込まないこと
・・・そう「やるべきこと」ではなくて「やめるべきこと」を意識するのです。
じゃあ、これらのことを捨てることができたとして、君はそれからどうすればいいのか?
まるで空っぽになった水槽にまたきれいな水を貯めるように、「大学受験にふさわしい考え」で頭と心を満たしていくのです。
具体的には
・毎日全科目勉強すること
・学校の授業と宿題の理解に全力投球すること
・学校の先生への文句や悪口をいっさいやめること
・自分から毎日1つは質問すること
・分からない問題はすぐに「調べる」または「答え合わせをして解説を読む」こと
・眠くなったりやる気がなくなったら、音楽を聴いたりせずに教科書などを音読すること
・塾の先生にはグチではなく相談をすること
・家族には「弱音は吐いたりもするけど心配しないで」と言えること
ほかにもまだあります。今すぐ君にできることばかりです。気合いなんて不要。もう気合いだけで乗り切れるようなコドモの勉強は、君は卒業しているんです。
この「考えの切り替え」はそう簡単にできることではありません。人生には崇高な矛盾がつきものです。君が「考えを変えよう!」と決めて実行しようとしたとき、君を心配するあまり、反対する大人も出てきます。
迷うこともあるでしょう。それでも君は、「心配しないで」と笑顔で手を振って告げて、自分の信じた道を、まるで牛が一歩一歩ずっしりと歩みを進めるように行くのです。
君の新しいこの道のしるべになるのは、もしかしたら「ネット添削」です。私はそんな君ためにこの塾を作りました。いま困っていることの相談だけでもかまいませんし、この文章の感想でもいいです。いつでもメッセージをください。