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2018年9月20日

コミュニケーション, 古文, , 学び, 教養講座, 講師ブログ

緊張をチカラに変えよう!”狂言”にそのヒントがあります【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

これまで4回にわたってお届けしてまいりました、河田圭輔氏との「明日使える古典」狂言対談。狂言や能との違い、時代背景や言葉、役者さんならではの目線などのお話を聞かせていただきました。

2019年6/9(日)開催の「狂言の登場人物に学ぶ!役立つコミュニケーション講座inOBPアカデミア」の開催もまもなくです。

この対談のお相手、そして当日の狂言実演講師を務めてくださる河田圭輔氏には、これまでご参加くださった方々からの感想も含めたさまざまな質問に気さくに答えていただき、本当に感謝しております。

第5回目となる今回の対談では、”緊張をチカラに変える”がテーマ。どんなコミュニケーションの場面でも、気になるのは「緊張してうまく話せない」ということですよね。

前回の続き「笑う」ということについて

Y:河田さん、「わーはっはっは」みたいな笑い方、やはり感情のままに、というわけでなはいとのことですが、最初のころは、その笑い方もご指導をうけたりするのですか?

K:そうですね。もちろん稽古、師事しております。

Y:具体的には、どのようなアドバイスがあるのですか?

K:大きな声で出す必要はあるけど、不自然にならないように「力を抜け」というようなことはいわれますね。

Y:おぉー。「力を抜く」ですか。

重苦しいイメージとは対照的にリラックスが大事

K:そうなんですよ。伝統芸能ときくと、どこか堅苦しいイメージを持ってしまう方も多いと思います。でも、狂言は人間のリアリティみたいなものを表現するので、不自然さを出さないためにはリラックスしなさいと、私も師にアドバイスをいただくんですよ。本番でも緊張はもちろんしますが、いかに自然体で行えるかが大事になります。

Y:じゃあ、緊張している間は、まだまだ未熟だなぁとなってしまうことも?

K:そうですね。

Y:仕舞や日舞などでも同じようなお話を伺います。そういえば私が学習塾で指導している小学生、中学生も、やはり習い事や部活動の発表会などで、日ごろの練習の成果を披露することもありますよね。それだけでなく、やはり大きな試験が近づくと年齢関係なく、緊張のカタマリになっている生徒もよく知っています(笑)。

でも、そうなると「とっても緊張しててもうダメです・・・!」という状態そのものって、もしかしたら本来はほめてあげられるものではないのかもしれませんね。「あらあら、まだ緊張してんの?」って(笑)

K:(笑)。緊張しているのは一生懸命な証だとは思うのですが、人前に立ったり、大きなプレッシャーに立ち向かう際には、さらにもう一歩こえないといけない境地みたいなものがあるかもしれません。

Y:緊張は大切。でもあえて緊張しなくなるまで練習や努力を続けることで、成長するのですね。コミュニケーションにおける緊張も、その緊張が起きるしくみのようなものを知っておくだけで、ぐっと対処しやすくなります。緊張をチカラに変えるコツのようなもの、ぜひ多くの方に体感していただきましょう!

誰でもイベント参加可能!狂言のセリフはコミュニケーションそのもの

Y:真花塾にほん伝統文化プロジェクト主催のこの講座、狂言という伝統芸能に関する内容だとちょっと腰が引けてしまうというご意見と、自分のコミュニケーションの力を高める目的で参加しても大丈夫ですか?という問い合わせもあるのですが、これについてはいかがでしょうか。

K:難しく考えないで、まずは台本を複数人で読むという楽しいイベントだと思って、ぜひお気軽にいらしてほしいです。ただ読むというより、数人でセリフのトーク(やりとり)を実際に行うという感じです。おしゃべりが好き、お笑い話が好き!という方にとって、とくに楽しめるのはないかと思います。

Y:なるほど!難しく考えずに、とある昔のおもしろい会話をご一緒に音読し、緊張とリラックスの感覚を楽しんでいただけたら嬉しいですね!

真花塾にほん伝統文化プロジェクトは”明日使える古典”を、社会で活躍する皆さまにお届けする全く新しい古典教養講座です。

【お申込み受付中!】2019年6月9日(日)狂言の登場人物に学ぶ!役立つコミュニケーション講座inOBPアカデミア

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2018年9月18日

コミュニケーション, 古典教養講座, , 学び, 就活, 教養講座, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 講師ブログ

”日常”が芸術に?古典芸能と”声”のつながりとは【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

連載中の、2019年6月9日(日)開催:狂言の登場人物に学ぶ!役立つコミュニケーション講座inOBPアカデミアのPR企画「狂言実演講師・河田圭輔氏との対談」も第4回目に突入しています。物腰柔らかく紳士的に、インタビューに丁寧に答えていただける神対応で、私、吉川もテンション上がりっぱなしです!後半戦スタートとなる今回は、役者さんにフォーカス。「演じることの面白さ」についておたずねしてみました。

狂言は「会話」である

吉川(以降Y):私は実は、この講座は若手社会人の皆さんにこそ体験してほしいと思っているんです。いまの時代は「言葉」に対する過剰な反応が強くて、たとえば叱られるときにも強い言葉だけに過敏に反応して、恐れすぎてるということが増えていると思うんです。

河田氏(以降K):なるほど~

Y:今回のテーマ曲《仏師》の中でも、登場人物のやり取りを見ていただくとお分かりいただけると思うのですが、「叱られる」というのは、叱られる側の受け止め方しだいだということを、知ってもらいたいんです。

K:そうなると、能より狂言の方が向いていると思いますね。狂言のストーリーは、人間ってここまで逞しく生きていけるんだと、勇気を与えてくれるものだと僕は感じています。当日の声を出してもらうシーンも、けっしてただの暗唱や音読なのではなく、あくまで会話スタイルで「きちんと思いのやりとりがある」というのも面白いのではないでしょうか。

Y:それいいですね!ただセリフを読むのではなく、しっかり「会話がある」という・・・。
それと、お聞きしたかったのですが、河田さん自身が狂言を演じるときの、役者さんとして感じる面白さって何かありますか?

これぞ狂言という型を楽しみたい!

K:うーん。狂言を演じていて面白いことですか?狂言をしていて面白いのは、独特の型をつかって演じることが出来ることではないでしょうか。狂言はわりとリアルな人間模様を演じるのですが、独特の笑い方とか極端なお酒の酔い方を、実際に日常的にやる人はいないですよね。それを思い切りやれるというのは、演じていて楽しいです。

Y:うんうん(^^♪

K:過剰にお酒に酔っているシーンでも、酔っているからこそ人間の真の部分を表現できるような感じもします。お酒が何か人間のリアリティをみせてる気がして・・・。

Y:うんうん(^^♪
そういえば大きい声で、独特の「わーはっはっは!」みたいな笑い方も普段なかなかしませんよね。やはり、ああいう笑い方練習もされるんですか?

K:(やさしくはにかんで)そうですね(笑)

当日はおなかの底から声を出して笑顔になりませんか?

狂言というととにかく「大きな声」をイメージされる方も多いと思います。たしかにそのとおりだと思いますが、それ以上に「相手に思いを伝える声」「相手も思いもしっかり聴ける心」が大切なのだと知りました。「伝わる声」というのは、実は呼吸に秘密があります。声の呼吸も、狂言は特別だから、と日常から切り離して考えるのではなく、”日常”が(たとえば狂言などの)芸術になったのだ、という見方をしてみてはどうでしょうか。当日はこの「声」についても、台本を音読しながら秘密にせまります。

今回は、能とは違った狂言の面白さ・楽しさ、そして河田圭輔氏の考えなどにも触れる対談でした。優しい笑顔を絶やさずお話を続ける河田氏、その時折みせる真剣な眼差しが印象的です。対談シリーズも、佳境に入っていきます。最後まで、お付き合いよろしくお願いいたします!

真花塾にほん伝統文化プロジェクトは”明日使える古典”を、社会で活躍する皆さまにお届けする全く新しい古典教養講座です。

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