こどものチカラカテゴリー記事の一覧です

2019年4月27日

Q&A, こどものチカラ, コミュニケーション, ネット塾, 中学部, 保護者サポート, 動画添削, 受験, 古文, 塾サポート, 大学受験, 学び, 学校の課題, 講師ブログ, 進路指導, 高1, 高2, 高校部

進学校で勉強に苦しむ高校生の君へ

君はいま何年生でしょうか。高1生?それとも高2か、受験を控えた3年生かもしれません。部活には入っていますか?きっと一生懸命に練習にはげんでいることでしょう。部活動がないとしても、週末は学校の宿題などの「しなければならないこと」をするだけで、あっという間に過ぎてしまいますね。

頑張り屋さんの君のことです。中学校ではきっとがむしゃらに勉強して、いい点数を取ろうと気合を入れて勉強していましたよね。そして学校の先生からも塾の先生からも、もちろんご家族からも、もしかしたら友達にも「すごい!」とほめられて、きっと「高校生になったらもっと頑張ろう!」と期待を胸に高校生活が始まったと思います。

高校生としての学校の勉強は、君にとってどうですか。

難しい!という実感はそんなにないと思います。ただ「どうしても」「なんとなく」「いつからかよく分からないけど」点数が取れなくなったのでしょう。最初の挫折が学校の宿題だったり、「授業で当てるぞ」と言われて必死に予習した内容がさっぱり分からなかったり、板書をしない先生にびっくりして、授業を聞いていたのになんにもノートが作れずに自分に絶望したり・・・そんな小さなつまずきだったはずです。

でも、君は自分を責めてはいけません。中学生のころの「勉強ができて当たり前だった自分」を忘れないでください。それが本来の君なのですよ。

ただ、高校生としての勉強の心がけを、ガラッと変えてみることだけはおすすめします。

それは

気合いを捨てること
「だれかに教えてもらえて当たり前」という考えをやめること
勉強時間が確保できていない事実を隠さないこと
「わからないときになにかで調べたり、答えを見てはいけない」とは決して思わないこと
テスト前だけ頑張ろうとはしないこと
学校の授業だけやっていたらダメだ、とは思い込まないこと

・・・そう「やるべきこと」ではなくて「やめるべきこと」を意識するのです。

じゃあ、これらのことを捨てることができたとして、君はそれからどうすればいいのか?

まるで空っぽになった水槽にまたきれいな水を貯めるように、「大学受験にふさわしい考え」で頭と心を満たしていくのです。

具体的には

・毎日全科目勉強すること
・学校の授業と宿題の理解に全力投球すること
・学校の先生への文句や悪口をいっさいやめること
・自分から毎日1つは質問すること
・分からない問題はすぐに「調べる」または「答え合わせをして解説を読む」こと
・眠くなったりやる気がなくなったら、音楽を聴いたりせずに教科書などを音読すること
・塾の先生にはグチではなく相談をすること
・家族には「弱音は吐いたりもするけど心配しないで」と言えること

ほかにもまだあります。今すぐ君にできることばかりです。気合いなんて不要。もう気合いだけで乗り切れるようなコドモの勉強は、君は卒業しているんです。

この「考えの切り替え」はそう簡単にできることではありません。人生には崇高な矛盾がつきものです。君が「考えを変えよう!」と決めて実行しようとしたとき、君を心配するあまり、反対する大人も出てきます。

迷うこともあるでしょう。それでも君は、「心配しないで」と笑顔で手を振って告げて、自分の信じた道を、まるで牛が一歩一歩ずっしりと歩みを進めるように行くのです。

君の新しいこの道のしるべになるのは、もしかしたら「ネット添削」です。私はそんな君ためにこの塾を作りました。いま困っていることの相談だけでもかまいませんし、この文章の感想でもいいです。いつでもメッセージをください。

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2019年3月30日

こどものチカラ, 古典教養講座, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト, 講師ブログ

吉田神社追儺式~冬から春へのプレリュード

節分は「季節を分ける」という意味です。
2月3日の節分がその翌日を「立春」とするのと同じように、それぞれの節分の翌日は「立夏」「立秋」「立冬」となります。

この吉田神社では、その節分の前夜に追儺(ついな)が行われていて、非常に多くの人でにぎわいます。この儀式は、別名「鬼やらい」ともいいます。

京都の冬といえば節分!とすぐに思いつく人も、とくに京都の方はたくさんおられます。

節分とは元来、中国で疫病や悪鬼を追い払う行事だったのが、日本の陰陽道と結びついたものだそうです。
(ちなみに大晦日に行われていました。)

それが徐々に民間の正月行事になり、現在のようになったとされています。

鬼はけっして悪の象徴としてだけではありません。たしかに疫病をあらわした鬼は存在していて、追い払われたり打ちのめされたりするのだが、なかには神や祖霊をあらわしたものもいて、その恐ろしさも「子どもを守る力強さ」を示すといいます。

さて、吉田神社の追儺式に話を戻しましょう。

登場人物は、方相氏とそれに付き従う小童たち、そして陰陽師と、もちろん疫鬼です。

鬼は赤・青・黄がいて、それぞれ「怒り」「悲しみ」「苦しみ」とあらわすのだそうです。
暴れまわる彼らは、人の心を映し出す存在なのですね。ふだんはどうしても避けて過ごしたい感情の具現。赤ちゃんでなくても大泣きしてしまいそうです。
最後に上卿以下殿上人が登場。桃の木でできた弓で葦矢を放ち、疫鬼たちを追い払います。

桃と鬼といえば・・・そう桃太郎!

桃は、イザナギが黄泉の国から地上に戻るため、追ってくる大勢の化け物たちから逃げる途中、

黄泉比良坂(よもつひらさか)で見つけた桃の木の実を投げつけて退治したという話もあります。

それほどに力を持つ桃。

桃太郎も、必然的に桃から生まれる運命を持った「悪いもの退治」のシンボルなのでしょう。

実は節分の豆も、もともとは桃の果実の役割でした(!)

イザナギは、化け物たちから自分を守ってくれた桃に「地上の世界で人々が困ったときにも助けてあげるんだよ」といいつけました。

それなら私たちもさっそく「桃まき」を・・・って、「冬の節分」じゃとってもムリだ・・・!

ということで、豆まきで使う豆も、ただのお豆さんじゃちょっと具合が悪い。

きちんと「桃が持つ力をこの豆たちに授けてください」と祈祷されたお豆が用いられます。
(もちろん各神社やお寺では、節分祭においてご祈祷された豆で豆まきをされています^^)

このように、節分は季節の分け目であり、もしかすると私たちにとっての「こころの分け目」であるのかもしれません。

いまは新年といえばもちろん1月で、旧暦の2月は学校でも「2月は逃げる」といわれるほどあっという間に過ぎるものと考えられがちです。

ですが、「節分」の本来の意味を知り、新しい年の始まりから1ヶ月を見つめなおしなどの”リスタート”として過ごすのもいいかもしれません。

2018年10月13日

こどものチカラ, コミュニケーション, ネット塾, 中学部, 受験, 小学生, 講師ブログ, 高校部

キッズから高校生までなんのその!指導を円滑にするテクニック基礎編VOL.2

前回は生徒さんを正しく評価する「ほめる」ということについて、基礎的なアドバイスを紹介させていただきました。第2弾となる今回は、成績やテストに対する評価方法についてのポイントを紹介させていただきます。点数そのもの以外にも気をつけることが多いというのが大事な認識になります。

テスト成績の目のつけどころ

私たちは、ネット経由の勉強サポートをする際に、塾長様へも全教科の点数管理をお願いしています。また同時に「コメントのしかたのコツ」についても細心の注意をお願いしたいと考えております。いかに正論であっても、何気ない一言で生徒さんの意欲やご家庭の感情を害するリスクも潜んでいます。返却されてくる答案や成績には、ぜひ次につながるコメントを生徒さんにしてあげてほしいです。

まずは生徒からリーディングする(情報をひきだす)

小学生・中学生でも同じですが、生徒さんが何も言わないときに、点数だけをみて評価をするのはNGだとお考え下さい。どんな点数でも、先生方から言葉でコメントする前に、まず生徒の感想を聞いてあげてください。ここで生徒さんの心身の状況がわかるので、心を折らずに、次への勉強に持っていけるかどうかの手がかりになるからです。例えば、真花塾・吉川だったらこうするという例を紹介いたします。

はい、先生、点数…。
「ありがとう。(ちらっと見て)どうだった?」

これだけです。

あとは生徒自身が、必要な情報や気持ちを、たくさん話してくれるので、その言葉に対するリターンを意識するだけです。どんな生徒にも真剣に聞いてあげましょう。たまに見当違いな感想も出てきますが、とりあえず聞いてあげてください笑。

ココが一番大事!成績は保護者様の最大の関心事項

「ご家族はなんて言ってくれた?」
意外と使えるセリフです。ご家族の感想に対して、リターンの言葉も多少は微調整する必要があります。

保護者の方の意向と違うことを述べたあと、実は生徒さんから「点数を見せたらお父さんお母さんに怒られた」という言葉があると大変です。たとえ私たちから見たらいい成績でも、ご家族の認識は異なっていたりします。ここは最もアンテナを張る必要があるのです。常に、生徒さん、保護者様、指導スタッフのバランスは意識しておいた方がいいでしょう。

たとえ小学生や中学生でも、けっして力で押さえつけず、あくまで「彼らが自分で伸びていく力」を引き出すのも大切です。毎回のひとつひとつの言動が「長く大学受験まで通える塾」の運営につながります。以上、真花塾・吉川から指導を円滑にするテクニック第2弾でした。

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2018年10月12日

こどものチカラ, コミュニケーション, ネット塾, 中学部, 小学生, 講師ブログ, 高校部

キッズから大学受験生までなんのその!指導を円滑にするテクニック基礎編

塾をされている先生方の多くは、独自の指導方法やコツというものをお持ちの方が多いと思います。そういう情報の交流も今後、いろいろと役立つことが多いのではないでしょうか?今回はオフライン塾で幼稚園から大学受験生まで指導経験がある真花塾・吉川の指導で気をつけていることを紹介いたします。

生徒ごとに1授業につき5コほめる!

学校とは違い、塾での生徒さんの叱り方は難しいですが、ほめるのもなかなか大変です。しかし、正しく評価してあげることで、教えている生徒たちのモチベーションは大きく変わります。学年を問わず、テストが続いて生徒もプレッシャーを感じやすいこの時期、ぜひ「5コの法則」を意識してみてください。吉川がオススメしたい5つのほめ方について紹介いたします。

例)
・誤解なく読んでもらいやすいような字が書けてるね。(他人への意識をほめる)
・前にできなかった分数の計算ができるようになったね。(成長に対してほめる)
・学校の課題、前よりも計画的にすすめられるようになったやん!(自立に対してほめる)
・答えを自分で読んで、覚えるべきところに自分で線を引いてるね、すごいね(自主性に対してほめる)
・前はよく立ち歩いてたけど、だいぶ長いこと集中できるようになったね。(改善に対してほめる)

など。

あいまいにほめることより、具体的にほめることは自信を促すことに繋がります。ポイントは前よりもできるようになったこと
をこちらが見つけてあげて、それをそのまま伝えることです。

生徒が勉強ができるようになる、勉強でほめてもらい、楽しめるようになる、というのが私たちの最も重要な仕事です。それが本当にできていれば、ことさらに盛り上げたり楽しませようとせずとも、自然とわきあいあいとした雰囲気づくりにつながりますよね。

そしてその「勉強での自己肯定感」の土台は、彼らが高校生になったときに、必ず花開きます。”気合い”や”励まし”が効果的なのは高校受験生、つまり中3生までです。高校生への「橋渡し」でいちばん足かせとなってしまうのは、実は勉強内容そのものよりも、勉強に向かう姿勢の浅さ勉強での自分の強みを確信できないことなのです。

高校部の開設をご検討中の塾長様、より具体的な方法や指導内容につきましてはぜひお問い合わせください。

以上、真花塾・吉川からの指導テクニック基礎編でした。

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2018年10月9日

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ちょっと耳寄り!高校生指導Q&A vol.2

今月は中間テストだという生徒さんもおられます。人生と同じく、成績にもアップダウンがつきものです。ちなみに私(真花塾・吉川)は、先日地域の運動会に参加して、バットにおでこをつけて7回回ったあとにダッシュしてバドンパスをするという競技に出ましたが、まさに”七転び八起き”を体感しました笑。指導されている生徒さんには、順調なコース取りをしてあげたいものです。さて今回は「成績不振、高校生も家族プレーで乗り切る!」という対応についてご紹介いたします

高校生は子ども?大人?

見た目は大人と変わらないような高校生たち。でもココロはまだまだナイーブです。それをうまく「指導」に活かします。それは「見抜いてあげること」に尽きます。

この問題、質問内容はよく分かったけど、実はココが不安だったんじゃない?
ほんとは学校の授業についていくだけでいっぱいいっぱいだったのかな?
部活の人間関係、もしかしてちょっと無理してたのかな?
私では答えてあげられないけど、〇〇先生なら的確に答えてくれると思う。だからご相談しに行ったらどうかな?

このような投げかけは、力強く生徒を救います。理想は生徒さんから自主的に伝えてくれるのがいちばんよいのですが、まだ対話そのものに経験がなく、どうすればよいか具体的な選択肢が備わっていない可能性も高いです。だから最初は少し補足を入れて、対話を繰り返します。

粘り強くそうしているうち、「質問は自分から言いなさい」「メールやLINEの返信をしなさい」「約束を守りなさい」などの「〜なさい」と言わずとも、彼らは自ずと、黙々と取り組むようになります。これで自立の完成です。

家族プレーを最大限に活用

提携塾の塾長様から、このようなコメントをいただき、思わず「なるほど!」と声をあげました。ご紹介させていただきます。

この塾長様はご自身でも高校生指導を長くされていて、さらに難関大学を目指すコース開設を!ということで私たちのグループに参加されました。これまでも多くの生徒さんの指導経験があり、その中でも保護者巻き込み作戦が秀逸です。実際に、LINEグループでの生徒さんや私たちへのフォローが早く、双方が困らないサポートがご上手です。

少し指導がうまくいっていない、このままだと退塾や成績ダウンが考えられる、また指導時におけるトラブル・ハプニングを、保護者様にタイムリーに連絡して、こういう言葉かけやフォロー、時には「こっそり塾長へ連絡依頼」など、生徒さん以上に保護者様をコントロールするアクションを取り入れておられます。

高校生になると放置気味に思える保護者が多いと感じがちですが、そうではない!とのお言葉を塾長様から頂きました。

「意外と親は、本当は高校生の子供に何かしたいんです。でも、複雑な勉強とか受験には何もしてやれない。だから、巻き込み作戦の依頼で何かやれることあると知ったら、親はノリノリで協力してくれて理解者になってくれます。」

本質的な部分は高校生指導も同じ

そう、ここだけは小中学生の保護者対応と何ら変わりません!!むしろ、大人になりつつあり、家族との素直なコミュニケーションが苦手になってきている高校生たちにとっては、この塾とご家族との連携プレーが何よりの後押しになります。

この連携プレーを多く取り入れて、きめ細かいサービスにつなげていけることを最大の目標としております。私たちもできる限り、情報発信を心掛けていきますし、各塾長様には遠慮なく、ご質問・お問い合わせいただきたいと存じます。

教科指導の担当プロ講師は、それぞれ生徒さんへの「所見」を持っています。たとえば日報管理などで、それを生徒本人や塾長先生にもお伝えしていますので、ぜひ保護者対応に活かしていただければと思います。

いまこうして、一緒にお仕事をしているご縁をフル活用して、ぜひご一緒に生徒さんのサポート、ひいては各教室様の発展のバックアップをさせていただけたら幸いです。

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2018年9月20日

こどものチカラ, コミュニケーション, ネット塾, 受験, 講師ブログ, 進路指導, 面談, 高校部

これからの時代を進む「人」を育てる学習塾として

高校生専門に特化しているネット指導の真花塾代表・吉川は、いくつかの学習塾(進学塾)で、幼稚園から高3まで指導経験があります。これまでのどの現場でも、私がいつも心掛けているのは、「生徒は子どもですが決してコドモ扱いはしません」ということです。今回は、指導者として、そして責任者として、真花塾なりの指導の考えをご紹介させていただきます。

知的な「面白い」を学ぶ環境

塾が「楽しい」のは勉強や手ごたえがあるのが楽しいのであって、先生や友達とのおしゃべりが楽しいのではありません。生徒が「楽しい」と言ってくれることは私たちの大きな励みになりますが、だからこそ、塾側がそれにただ満足するのではなく、しっかり真意を把握することが大切だと思います。意外と大手塾や、お友達が多く通ってくる塾さんで注意が必要な条件が「楽しい」という設定なのです。

保護者の方にとってはとくに、お友達が多く通っているというのは安心できることだと思いますし、「子供が喜んで通っている」という様子に大いに安心なさるかもしれません。しかし、塾でのマナーやルール、指導理念のようなものを、事前にはっきりと伝えられていない場合は、一度あらためて面談を申し込まれることをおすすめします。
和気あいあいとした楽しみ方よりも、子どもたちにとっての一番の「面白さ」は、勉強の知らなかったことが「わかる」「とける」ことこそにあると、真花塾はいつも申し上げます。

メインは勉強の成功・受験合格。時間を意識してほしい

塾に「いたい」のは、授業を受けることや自習で効果的に勉強できるからなのであって、たとえば「家にいるのがイヤだから」というのは別のお話だと思います。家や自学だけでは身につきにくい知識や方法をマスターできるメリットを秘めた場所こそ、最高の空間だと言えるでしょう。

だから「塾あるある話」ですが、約束事や課題を忘れるようになって大変です。生徒一人一人に君である受験やテストまでのカリキュラムが崩れ、指導者よりも生徒自身に負荷がかかります。

私、吉川は宿題忘れ、遅刻などはまず生徒にその理由と事情を言っていただくようにしています。
「すみません」「もうしません」「次回持ってきます」
と言わせて指導した気になっていた時期もありました。ですが、それだと生徒は全く自立しません。ひたすらに同じことの繰り返しです。気づいたときには受験までに設定した到達目標がないがしろになり、生徒自身が終えることができず、悔しい結果に終わった生徒を何人も見てきました。

信じて対等に対話!「いま」のアクションへ促す

私は、「万が一にも自分の選んだ宿題や課題がその生徒に合わなかったのだとしたら・・・?」という可能性まで考えて、生徒にはいつも「自分がなぜこれを前回のタイミングであなたに課したのか」まで伝えています。
「次回、では意味がないよ。合格までのあなたの課題を逆算して、申し訳ないけど次回は別の課題をすでに考えてある。本当に成功したいなら、いまここで次に回してもいいの?」
そう言って宿題を取りに帰らせたこともあります。

一方で、叱りながらもしっかり対話を持つのは、生徒には生徒の事情があることを常に受け入れているからです。

生徒なりの事情や考え方を加味して微調整

最初は、こわごわと「すみません」「次は頑張ります」を連呼するだけの生徒も、「気持ちは分かったよ。で、何があったん?忙しかったん?」もたずねると、実は家族が病気だったとか、アルバイトのシフト追加を急に頼まれたとか、兄弟とケンカしてシャーペンが壊れたとか、それはもう生徒それぞれの必死な「事情」を教えてくれます。

大人からすると、ちっぽけな言い訳にしか聞こえないものもあります。それでも彼らなりに一生懸命に毎日を生きています。

宿題しなくちゃと分かっていてやってこないときは、必ず何か理由があると考え、その解決策を一緒に考えます。

教育改正の影響も。世代が違うと教え方も別物

ときには本当に「授業で習ったやり方だと時間がかかるからと、お兄ちゃんが違う方法で教えてくれたんだけど、やっぱりよく分からないから誰にも聞けなくなった」など、指導の根本にかかわることを、勇気を振り絞るように、こっそり聞かせてくれる小学生もいます。

私が日本語教師として、大人の外国人留学生を指導していたとき、尊敬する先輩の先生が、このように話しておられました。

先生に指導の主義主張があるように、学生には学生の主義主張がある。それを忘れて、一方的に教え込もうったって、それは教師のエゴとして彼らに伝わってしまう。

いつしかこれは、私の指導理念になりました。

代弁でなく、自分から伝えさせるという指導こそ大事なのでは

今回は多くの高校生を預かるネット指導塾・真花塾の考え方や勉強への姿勢について紹介いたしました。当塾はキャッチボールのように、生徒との対話を重視いたします。

私はいつも、たとえ保護者の方であっても「自分の気持ちは自分で言わせてください。大人が伝言して、それで解決するとは思わないでください。私はご本人から聞いて、ご本人に語りかけたいのです」と言わせていただいております。

大切な子どもたちです。でも決してコドモ扱いはしません。自立させ、本当に彼らが望む進路、生き方をつかませるのが私の仕事であり、責任であると考えています。時には「厳しい」と感じることもあるかもしれません。しかし、将来のためと考え、真花塾は勉強サポートして参ります。