講師ブログ

2019年4月16日

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10連休は事前準備命の”プレ夏休み”ボーっと生きてんじゃねぇよ!【高校生指導Q&Avol.14】

こんにちは!真花塾 塾長ヨシカワです。

記念すべき令和元年にあたる今年のGW。ほとんどすべての小・中学校、そして高校も10日もの間「授業」はありません。

保護者の方ももちろん塾講師も、もしかすると大学受験勉強を本格化した新高3生たちも、きっと「この10日間どうしたらいいのだろう」と途方に暮れている人も多いでしょう。

かといって、塾も組織であり、塾長先生も講師たちにも「連休」は必要です。NHKのTV番組「チコちゃんにしかられる」では、CG担当さんたちのお休み確保のために、チコちゃんの顔出しを一部やめ、それを逆手に取った面白い演出がされています。

とくに高校生指導についての塾長先生方の目下の不安
1)生徒が10日間“勉強しなくなる”こと
2)“どんな勉強を指示したらよいのか迷う”こと

だと伺っております。

今回はこの2つの「よくあるご質問」にお答えしつつ、この10日間も生徒をしっかりフォローできる事前準備を、ともに考えてまいりましょう!

1)「連休はどこで勉強するのかな?」と勉強場所の決定と確保を促す

塾も学校も「休み」とはいえ、もちろん学校からの連休用課題があるでしょう。宿題はない、としても「自分でやっておきなさい」という学校の先生からの指示は十分に「宿題」に準じます!(「出されていないから勉強できない」という自分都合の拡大解釈には、毅然とした声かけと対応を。)

そのためにはまず「連休中の学校の宿題はどうなりそう?」とこちらからの投げかけが大切です。さらに「部活動の予定」「ご家庭の予定」なども聞いておきます。

→連休中「塾が閉まっている」ならば「どこで勉強すれば集中できるのか」を生徒に話し、「家では集中できない」ならば「工夫すれば家でだって十分に勉強できる」ことを話します。本来、勉強は生徒自身のもの。「連休も先生が塾を開けてくれる」という一時の親切よりも、「家ではできないと思い込んでいたけど、先生のアドバイスを守ったら家でもしっかり勉強できた!」という手ごたえのほうが、一生モノの財産となるでしょう。

2)一度教えた内容、またはその生徒にとって「簡単」なものを「多く」出す。解答解説は必ず配布し、「難しい問題に出会ったらどうするか」を話しておく。

生徒が一人で頑張ると決めたとき、ふつふつと湧き出るやる気と同じくらい気がかりなのが「ほんとに一人で頑張れるかな」という不安です。「頑張ってやれ!」という激励はもちろんですが、「困ったらこうやって調べたり、ここを思い出してみたり、解答解説を音読しなさい。きっとできるものばかり。あなたにはできると思えるものを集めているから、安心してすすめていってね」と話し、あとは生徒それぞれの頑張りを信じます。

→なかには、連休中も生徒とコミュニケーションツールでメッセージのやり取りOK!の塾もあります。でも、依存や甘えは極力排除し、「あなたの不安もつまずきポイントも先回りして指示を出しているから大丈夫だよ。困ったときには遠慮なく連絡してね」くらいにとどめておくとバランスが取れます。

このGWは“プレ夏休み”と位置付け、学校課題の内容と量の特徴を把握し、生活リズムや取り組み姿勢、学習すべき科目や単元の優先順位をつけておくことをおすすめします。とくに高3生は、受験勉強に向け、指導の大きな切り替えを必要とする生徒もいます。

この10連休はチャンスです!

かくいう真花塾も、ネット添削指導塾として、生徒への効果的なLINEメッセージ内容とタイミング、zoom指導でのヒアリング内容など、常に生徒さんそれぞれに応じてさまざまな場面状況を想定して指導をすすめております。提携塾の皆様と力を合わせて、塾長先生との相乗効果を高めていけるよう尽くしてまいります!

2019年4月15日

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ニッポンはわさびの味?そして勉強も…【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

こんにちは!真花塾 塾長ヨシカワです。

“明日使える古典”をモットーにする真花塾にほん伝統文化プロジェクトですが、今回はがっつり「大学受験生指導」について。

え、塾なのに伝統文化?と思われた方、ぜひ塾長ヨシカワのプライベートとともに、当塾の指導理念を知っていただけますと幸いです。

さて、わさびといえばあの鼻にくるツーンとした辛さが思い浮かびます。あぁお寿司食べたい!そのたっぷりのわさびにしばし涙したあと、どんな感覚になりますか?

唐辛子なら汗が出て、口の中にも刺激がまだまだ続きますが、わさびはなぜか。すーっと冷静になって食べることに集中できる、私はこの落ち着いていく不思議な感覚がとても好きです。

この同じ感覚が、能楽堂でも味わえます。もちろんお能を「観る」ことも大好きですが、舞台の熱気が高まれば高まるほどに、すーっとどっしり、落ち着いた感覚に襲われるのです。まさに腑に落ちる

何かの本で、このようなことが書いてありました。4年ほど前のことで、著者もタイトルも忘れてしまいましたので、一字一句再現できているわけではありません、ご容赦くださいm(__)m

「西洋音楽では、その高まりに応じて観客の興奮もどんどん高まっていく。指揮者が息を止めれば同じように息を止め、同じように息を吸うことにより、観客の重心もどんどんに向かう。

一方では、観客は演者と同じように息を『吐く』。そのぶんだけ重心はどんどんに行き、ストーリーが進むにつれて心地よさが能楽堂いっぱいに広がる。」

どんなに盛り上がっていても、どこか冷静で心地よく落ち着いている。そしてしっかりと自分の内面に目を向けている。

おぉ、なんか強い

この強さ、いったいどこで発揮できるのかといえば、「いざというとき」です。非常に漠然としていますが、現代に生きる私たちにとって、「いざ!」は精神的な強さを必要とするときです。

なにかの事情で誰かを凌駕しなくてはならない「一時的なたたかい」も十分にそのときですが、大切なのは、なにかを「継続するための強さ」つまり「自分とのたたかい」です。

仕事、対人関係、そして勉強(とくに受験勉強)。もっといえば、人生も数十年単位なのですから、生きること自体が「いざというとき」の連続なのですね。

ということで、真花塾のネット添削では、ことさらに生徒を「あおる」「励ます」「気合を入れさせる」ようは指導はしません。よほど目に余るときや、どうしても急いで生徒に目を覚ましてもらわないといけないときに限り、本気で心をこめて叱り飛ばします。

厳しい指導を受けること = ガンガン叱られること、というわけではありません。いつも怒られ続けて当たり前、大人に気合を入れてもらって成長した気分になって、「先生すみません!次はがんばります!!」と言えばそれだけでなぜか許してもらって、ちゃんちゃん。

こんなことを習慣づけてしまえば、先生がいなければ頑張れない、という残念な受験生を作り出します。

じっくり本人にえさせ、自分の言葉で質問を言わせ、解答解説を自分でませて、辞書や参考書で調べさせる。

この過程を経て、本人が自分から「どうしてもわからない」「調べても考えても解決しない」と言ったときこそが、講師の本領発揮です。

調べつくして考え抜いた生徒は、おなじ「分かりません。教えてください」と言っているように見えて、調べて考え抜いていない生徒に比べるとはるかに重心が下にある状態です。

落ち着いて、解説を受け入れる心身の準備が整っているので、指導する側がことさらに熱を見せすぎずとも、すっと理解します。さらに、「自分がどこで間違ったのか」をよく自覚しているため、自信を持って「もう間違えないぞ」という自分への信頼を築いていきます。

これを繰り返して、人間は成長します。

大学に入学する年齢は「大人」として認められる年齢と重なる。つまり大学受験は精神的に幼いうちには成功しないのだ

とある大学受験指導のプロであるN先生がおっしゃっています。

私もまったく同じ思いです。

かつて大人にふさわしい年齢なれば着物の帯を腰の位置まで下げたのと同じく、重心を下にできる人間がほんものの大人であると強く思います。

2019年4月14日

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ついでに腹筋も鍛えろ!音読のすすめ【高校生指導Q&Avol.13】

こんにちは。古文漢文ネット指導の真花塾 塾長吉川です。

高校生指導Q&Aも今回で13回目。
いつもお読みいただいている塾長先生方、ありがとうございます!

ネット添削指導には、おもにyoutubeの限定公開をつかっています。
今年度からはさらにzoomというビデオ通話アプリによる対面授業(オプション)でパワーアップ。

対面形式だとこんなこともできちゃいます。

それは・・・生徒の音読が「聞ける」こと!

例えば

ヨシカワ:
よし、自分がこれまで取り組んできた方法で解き終えたんやね!
28分経ってるよ。

高3男子くん:
うーん・・・手ごたえないっす。

ヨシカワ:
そうかー。ほんなら次、何したらいいとおもう?

高3男子くん:
え?

ヨシカワ:
そりゃアナタ、音読

高3男子くん:
え、音読?あ、そうか。じゃあ・・・「福島角座衛門は、生国、播州姫路の者なり」

ヨシカワ:
ううん、解答解説のほう。

高3男子くん:
え、こっちっすか?おぉ。「問題文の概要。あらすじ」(以下非常に長いので略)

10分経過。

その間「この漢字なんて読むんすか」「あ、なんやわかった!」「あぁ・・・噛む」「しんどい」「が切れる」「づまりにはこたえる」など、心の声を発すること数回。がんばれ!

高3男子くん:
おーそうか。わかりました。てか、音読ってめっちゃ集中力要りますね!すげー。

ヨシカワ:
ちなみに続けると腹筋も割れるらしいよ。(ただし根拠薄(‘◇’)ゞ)

高3男子くん:
おぉーがんばります!割りたいっす!(笑) 音読すげー!

※解答解説を熱心に音読する生徒さん、塾長先生もぜひよく観察してみてください^^。
見ても聞いてもとっても面白いですし、成長がつぶさにわかり、保護者の方へのご報告もスムーズになります。
ご本人にとっても、聞いててもらえるというのはうれしいみたいです(^^♪

2019年4月7日

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新年度。”辞めない”非常勤講師たちをこう育てる!【高校生指導Q&A vol.12】

真花塾の古典ネット指導は、塾長吉川が責任を持って、全ての生徒さんを担当しております。これが超・個別指導の名称の由来です。

一方で私はまた、各個別指導塾さんにおいて、生徒指導や指導に関するアドバイスなどもさせていただいております。

今回は新年度ということで、新しく指導を開始される先生方、そして「中堅以上」になっていかれる先生方をとりまとめるための工夫をご紹介します。

それはLINEグループの「ノート」機能です。

週3回を目安に、幼児~中学生の5科目、さらに高校生指導について、皆さんにとってためになり、”今日も授業がんばろう”と元気を出して強固な”講師チーム”になっていただくべく、いろいろな切り口から記事を書いています。

いくつかタイトルをご紹介しましょう。

【古文の辞書の選び方】

【高校生・中学生数学の学び直し】

【〇〇先生と考えました!新中1生の教科別ポイント(国・数・英)】

【きちんとシカケてますか?仕掛学

はなんのために読むの?】

【新中3生保護者向けガイダンス終了レポート】

新高2生、新高3生を担当される先生方へ】

などです。

たとえば、こんな例があります。

社員講師数名、非常勤講師20名以上の講師チーム。
それぞれ個性的で、それぞれの「信念」にもとづいて指導しておられ、「先生よる指導力のばらつき」を保護者に指摘されていた塾さんが、いまではこの「ノート」により、同じ方向性を持って指導されています。非常勤講師の皆さんもやりがいを持って働き、やめる先生はとても少なくなったとのことです(^^♪

我が塾も講師たち向け「記事」がほしい!とお考えの塾長先生がおられましたら、問い合わせフォームからお知らせください。貴塾のご方針や内容についてきめこまかくヒアリングさせていただき、記事作成を代行させていただきます★

2019年3月30日

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吉田神社追儺式~冬から春へのプレリュード【真花塾にほん伝統文化プロジェクト】

節分は「季節を分ける」という意味です。
2月3日の節分がその翌日を「立春」とするのと同じように、それぞれの節分の翌日は「立夏」「立秋」「立冬」となります。

この吉田神社では、その節分の前夜に追儺(ついな)が行われていて、非常に多くの人でにぎわいます。この儀式は、別名「鬼やらい」ともいいます。

京都の冬といえば節分!とすぐに思いつく人も、とくに京都の方はたくさんおられます。

節分とは元来、中国で疫病や悪鬼を追い払う行事だったのが、日本の陰陽道と結びついたものだそうです。
(ちなみに大晦日に行われていました。)

それが徐々に民間の正月行事になり、現在のようになったとされています。

鬼はけっして悪の象徴としてだけではありません。たしかに疫病をあらわした鬼は存在していて、追い払われたり打ちのめされたりするのだが、なかには神や祖霊をあらわしたものもいて、その恐ろしさも「子どもを守る力強さ」を示すといいます。

さて、吉田神社の追儺式に話を戻しましょう。

登場人物は、方相氏とそれに付き従う小童たち、そして陰陽師と、もちろん疫鬼です。

鬼は赤・青・黄がいて、それぞれ「怒り」「悲しみ」「苦しみ」とあらわすのだそうです。
暴れまわる彼らは、人の心を映し出す存在なのですね。ふだんはどうしても避けて過ごしたい感情の具現。赤ちゃんでなくても大泣きしてしまいそうです。
最後に上卿以下殿上人が登場。桃の木でできた弓で葦矢を放ち、疫鬼たちを追い払います。

桃と鬼といえば・・・そう桃太郎!

桃は、イザナギが黄泉の国から地上に戻るため、追ってくる大勢の化け物たちから逃げる途中、

黄泉比良坂(よもつひらさか)で見つけた桃の木の実を投げつけて退治したという話もあります。

それほどに力を持つ桃。

桃太郎も、必然的に桃から生まれる運命を持った「悪いもの退治」のシンボルなのでしょう。

実は節分の豆も、もともとは桃の果実の役割でした(!)

イザナギは、化け物たちから自分を守ってくれた桃に「地上の世界で人々が困ったときにも助けてあげるんだよ」といいつけました。

それなら私たちもさっそく「桃まき」を・・・って、「冬の節分」じゃとってもムリだ・・・!

ということで、豆まきで使う豆も、ただのお豆さんじゃちょっと具合が悪い。

きちんと「桃が持つ力をこの豆たちに授けてください」と祈祷されたお豆が用いられます。
(もちろん各神社やお寺では、節分祭においてご祈祷された豆で豆まきをされています^^)

このように、節分は季節の分け目であり、もしかすると私たちにとっての「こころの分け目」であるのかもしれません。

いまは新年といえばもちろん1月で、旧暦の2月は学校でも「2月は逃げる」といわれるほどあっという間に過ぎるものと考えられがちです。

ですが、「節分」の本来の意味を知り、新しい年の始まりから1ヶ月を見つめなおしなどの”リスタート”として過ごすのもいいかもしれません。