講師ブログ

2020年7月31日

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勉強“ゼロの日“は”退化”と同じ!入試に必要な科目は「毎日」「全科目」どんなときにも取り組むべし!

こんにちは!真花塾の塾長ヨシカワです。

いよいよ大学受験を本格的に意識するようになった高3生にとって、まさに勝負の夏休みとなります。
いえ、たとえ夏休みでなくたって、受験勉強の原理原則は同じです。

それは、毎日全科目勉強すること!とってもシンプルですね。

えーそんなこと言われたって、学校の予習復習もテスト勉強もあるのに絶対ムリ!!

自分はもうとっくに4月から少しだけど勉強してます。だからこれ以上は無理!厳しすぎ!

夏休みが本格的に始まろうとしているこの時期、私があらためて「毎日全科目だよ」「推薦を受けるなら書類も面接も小論文も含んで全科目だよ」とお話しするたびに、高校生の皆さんは口をそろえてこう言います。

無理・むり・ムリー!!

あまりの回数と大合唱に、もうラップか何かをエンドレスで聞いているのではないかと思えるくらいです(笑)

さて、ここで終わらせないのが真花塾の指導スタイルです。

そもそも皆さん、なぜ自分がそんなにも拒否反応を示してしまうのか落ち着いて考えてみたことはありますか。
自分の感情を自己分析してみる。これが大人の階段を上るということです

1)”毎日、全科目勉強できるのは特別な人だけだ”と思い込んでいる

ここでいう「特別な人」とは、大学受験のための恵まれた環境や状況にある人と考えてください。

とくに現役生が思い描くのは、浪人生や進学校(とくに学習進度が早く、高3では受験対策に特化できる学校)に通う人のことです。

受験に必要な科目はすでにすべて学び終えていて、もちろん部活動もない。
余計な学校行事もなく、ただ毎日ひたすら勉強に打ち込める時間がある・・・。とってもウラヤマシイ!

(こんなことを言いつつ「自分は絶対に浪人はしたくない」と言う人はとても多いですね。なんとも不思議な考えです)

ウラヤマシイなんてことは決してありません。

あなたが学校の勉強や部活動と受験勉強との両立に必死になっているのと同じように、浪人生には浪人生の、進学校なら進学校の苦悩があります。

とくに気をつけていただきたいのが、国公立大志望の受験生
多くの科目数に対応しきれず、科目ごとの勉強時間が偏ってしまいがちです。

「毎日長時間勉強しているけど、そういえばこの科目だけは全然勉強してなかった!」と気づいたときにはすでに手遅れで、志望校変更を余儀なくされるケースもあります。

バランスよく受験科目を勉強するためにも、「毎日」「全科目」を意識してください。

皆さんは、大学受験をめざし学べる環境を、ご家族をはじめとする多くの人から受け取っています。

すでに「大学受験のための恵まれた環境や状況にある人」の仲間入りをしているのです。

現役生にとって、入試に必要のない科目の授業と定期テスト、球技大会などの学校行事、なかなか引退のタイミングがつかめない部活動などには、とくにモヤモヤした思いをもってしまいがちになるでしょう。

でも、それは全国の高3生すべての宿命です。受け入れてください。

明日の行事どうやってさぼろうかな、休んじゃおうかな、仮病を使おうかなとあれこれ考えるくらいならきちんと出席しましょう。

学校で決められたことをさぼり、その時間を受験勉強に充てようとしたからといって、合否に直結することはありません。

やるべきことには誠実に取り組み、その他の1分1秒を惜しんで、一生懸命に勉強しましょう。

2)”賭ける”科目を作ろうとしている

受験勉強はバランスが命です。

「毎日全科目」ともつながってきますが、「この科目は苦手でどうせ点が取れないだろうから、ほかの科目で点数を稼ごう」だとか、「学校のテストではけっこう点が取れている科目があるから、これで勝負したい」といって、やたらと”賭け”に出ようとしている受験生がいますが、とても危険な考え方です。

たとえその1科目がうまくいったとしても、ほかの科目が勉強不足で得点できていないのであれば、やはり合格に届くことはできません。

だから「毎日」「全科目」という毎日の努力が不可欠になります。

高校入試での成功体験がある皆さんは、受験といえば倍率で考えるものだと思い込んでいませんか?

倍率が高いからやめておこう、逆に、低いからきっと合格できるだろうと表面的なデータをもとに判断するのはよくありません。

大学入試でよく念頭に置かなければならないことは、合格最低点です。そして、その最低限必要な得点に到達するための、勉強方法を知ることです。

賭けたがる受験生は共通して、「たぶんできる」「できそう」「得意だと思う」「なんとかなる」という自分の思い込みで動こうとします。

講師に質問したり、アドバイスをきこうとする一方で、自分の感覚や思い込みをまったく疑うことなく、変えよう、変わろうとしないのです。

いくら「自分がわからない問題」を教えてもらってその場での解決ができたところで、自分自身で学習する時間(つまり自習)で、言われた指示を守らなかったり、やってみようとしないのであれば、成長は見込めません。

大学受験において、決して受験生本人が「賭け」に走ってはいけません。

賭けたくなったら、まずは先生に正直にその思いを伝えてください。

もちろん「何を言ってるんだ」「どうしてそんなこと考えるんだ」と叱られるかもしれません。それでいいのです。真剣に叱られてください。

そして、いっしょにあらためて合格するための受験勉強のしかたと、出願大学・学部について話し合いましょう。

3)1つ1つの科目について「長時間、机に向かって取り組まなければならない」と思っている

まとまって長時間、机に向かった姿勢で取り組まなければ”勉強”じゃない!と思い込んでいませんか?

実際は「たとえ数分であっても、毎日取り組むこと」それこそが大事なんです。

ここまでお読みになって、なんだ、それなら「毎日」「全科目」できる!とお気づきになったあなたは、きっと大学受験の成功に近づいています。

勉強は毎日の食事と一緒で、たとえば「日曜日に一週間分を食べて残り6日間を断食して過ごす」ような”食い溜め”はできません。

さらに、勉強はスポーツと一緒で、たとえば「日曜日に7km走って残り6日間まったく走らない」というような練習の偏り、つまり”走り溜め”ができません。

「勉強のし溜め」はやろうと思えばもちろんそうすることはできるのですが、その方法だと大学受験合格はできません。まったくもって効果的ではないのです。

よく皆さんは、「受験勉強ってどうやったらいいいですか」と質問をくれます。

それは、「勉強の努力」を「健康的な食事」「スポーツの効果的な練習方法」に置きかえてみると、すぐに成功のイメージを持つことができると思います。

そう、やっぱり「毎日」「全科目」なんです!

もう一度言います。

皆さん自身の「思い込み」は、大学受験には通用することはありません。

毎日・全科目の勉強を続けましょう。

”今日は勉強できなかった”と言って一日を終えた瞬間、あなたは「退化」します。

”ゼロの日”は退化と同じです。

この、受験合格のための具体的な勉強のしかたを知りたくなったら、いちどお気軽にご相談ください。
一人ひとりにきめこまかくアドバイスいたします。