講師ブログ

2019年6月13日

ケーススタディ, コミュニケーション, 古典教養講座, 古文, 真花塾にほん伝統文化プロジェクト

【開催しました】狂言の登場人物に学ぶ!役立つコミュニケーション講座inOBPアカデミア

去る6月9日(日)午後、真花塾にほん伝統文化プロジェクト主催講座を行いました。狂言台本を講師とともに音読し、登場人物のセリフや行動から学べることを考えます。会場はこれまでの「塾教室」から飛び出して、OBPアカデミア(大阪市中央区)セミナールームです。能楽堂の座席をイメージしました。

狂言《魚説経》からの一場面からのオープニングです。「実際に狂言の演目を見たのは初めて。演じる声、伝えようとする声に圧倒され引き込まれた」とのお声も。

第一部。真花塾という塾名は世阿弥の「まことの花」に由来します。古典、古典芸能という切り口からいかに気づきを得るか、そしてどのように自分に活かすか、塾長吉川の狂言鑑賞経験からの気づきとともにお話しします。

第二部。いよいよ狂言台本《仏師》を音読します。本講座は一般的な音読や、接客研修にも取り入れられるような発声練習とは少し異なります。それは「セリフ」「登場人物の持つ背景」に着目しているからです。

「伝わる」コミュニケーションのポイントのひとつに「声」があります。また、実際の身振り手振りから、体と声を組み合わせて「伝える」ための工夫やアイデアを学びます。いわゆる「詐欺師」である仏師の、だましがばれそうになるときの必死の抵抗も面白い!

当塾では一般の方向けの講座後、かならずお菓子とお茶をお出ししています。お菓子は第1部の隠れたテーマでもあった「2020年」にちなみお選びしました。(写真は後日、塾長吉川の振り返りの場にて)

喫茶去の精神と、体験後の和気あいあいとした意見交換が活発化し、多くの方に「教えられる」こと以上に、「ご自身で気づきを得ることの大切さ」を感じていただける場となりますよう、今後も活動を続けてまいります。

そして「よし、明日自分は自分の活動において、どんな工夫をしてみようかな」と思いをめぐらすことの面白さを体感していただきだいと願っています。

最後に、ともに時間を過ごされたご参加の皆様、講師を務めてくださった河田圭輔(狂言実演講師)さん、朝原広基(能楽研究家)さん、当塾スタッフ、3月の会場さがしのときからご縁をいただいたOBPアカデミアのスタッフの方々、本当にありがとうございました!

皆さんの「まことの花」が、それぞれのフィールドで大きく咲き誇ることを夢見つつ、古典を「使う」ことへの可能性を追い続けます!