兼好法師

暗唱のチカラ?~古文編~2

高校古文で求められるのは、「それぞれの言葉の意味を状況に応じ、自分で的確に使い分けるチカラ」です。(古語は現代語より、ひとつの単語が担う意味はたくさんあります)

たとえば「つれづれなるままに」の「まま」は名詞で「に」は格助詞。ここまでが品詞分解どおりです。格助詞「に」は複数意味があるなかで「原因・理由」がふさわしい。

ここまででもそれなりに意味は取れますが、ここで「ままに」で連語になっていることはご存じでしたか?(1)~のとおりに、~にまかせて、(2)~ので、~から、(3)~につれて、(4)~とすぐになどの意味があります。

前回の記事の現代語訳は、以上をふまえて、さらに退屈だ、という内容と、後半の「書きつくれば」とつながる意味を探し出して、(1)の「~にまかせて」となったわけです。

分解できるチカラの重要性については、このようにすすめることができますが、では11個すべての品詞名を挙げることはできるでしょうか。

名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、連体詞、接続詞、助動詞、助詞、感動詞!
それぞれの見分け方は・・・それは授業でのお楽しみ!

模試や大学入試の問題は、もちろん初見で意味をつかむ必要があります。そのためには言葉のグループを知り、役割を知っておくことが大切です。

中学から高1の橋渡し時期、もしくは「本当に古文をイチからやり直したい!」と希望する人には、この品詞の知識と分解のしかたを授業します。

参考書にある現代語訳は、あくまで解釈の方向性です。完成したものをただ覚えるのではなく、自分で現代のことばに置き換えることができれば、あとは場面を整理するだけ。

古文の登場人物は、かつてこの日本に暮らし、私たちと同じように、さまざまな考えをめぐらせていた人たちです。先人たちの思いや生活を知り、学習を通じ、自分の人生に役立つ知恵を得られることを思えば・・・。

どうですか。古文の“壁”、一緒に破ってみませんか。